【FX通貨】ポンド円の値動きと特徴を解説!値動きが荒い通貨ペアにあったインジーターも紹介!

ポンド円特徴-値動き

今回はFXの通貨ペア『ポンド円』の値動きの特徴を解説します。

 

ポンド円は値動きが荒いという特徴があり、FXの数ある通貨ペアの中でも難易度の高い通貨ペアとされています。FX初心者にはハードルの高そうな通貨ペアと見られがちです。しかしポンド円と言えども、その値動きの特徴をしっかり把握した上でトレードに臨めば、十分に勝てる通貨ペアです。

 

ポンド円の値動きが激しいという特徴は、言い換えればボラティリティの高い通貨ペアであると見ることができます。ボラティリティが高いことは、トレンド相場を狙うトレーダーにとっては利益を出しやすい有利な通貨ペアとも言えます。

 

 

短時間で大きな利益を得たい人には打ってつけの通貨ペアであるポンド円。その値動きの特徴を理解すればかなり有利にトレードすることができます。

 

この記事を読んで、ポンド円の値動きとその特徴を理解し、ポンド円攻略の出発点にして下さい!

 

FX通貨】ポンド円の値動きはポンドドルの影響を強く受ける

 

最初にお伝えしておきたいのが、『ポンド』の特徴です。ポンドはイギリスの通貨ですが、ポンド絡みの通貨ペアで中心になっているのは圧倒的に『ポンドドル』です。

 

日本人から見ると『ポンド円』が中心になっているような錯覚を覚えますが、ポンド円はFX市場においてはシェア1%未満の小さな通貨ペアなのです。ポンド絡みのFX取引の主役はポンドドルであることを、まず認識しておいて下さい。ポンド円の値動きは、ポンドドルの値動きの影響が大きいという特徴があるということです。

 

 

BOEというイングランド銀行が発表しているデータでは、ロンドン市場(日本時間1624時)に取引されている通貨ペアの中でトップはユーロドルで約28%。2位がドル円で約14%。そして3位にポンドドルで約13%となっています。ポンド円はと言うと、なんとたったの0.7%しかありません。

 

ロンドン市場で取引しているトレーダーの中で、ポンド円単体としてトレードしている人は100人に1人もいないのです。

 

ポンド円の値動きの特徴を把握するためには、ポンド絡みのトップ通過ペアであるポンドドルの値動き・特徴を理解しておく必要があるのです。

 

ポンドドルの値動きでポンド円の値動きが読める

 

ここまで見てきたように、ポンド円の値動きはポンド円単体で動いているわけではありません。FX市場から見ればポンド円はマイナー通貨ペアです。ポンドの主力取引通貨ペアであるポンドドルに値動きがあるからこそ、その結果としてポンド円の値動きが発生すると考えて下さい。

 

FX初心者であればポンド円をそれだけの単体で見るのではなく、まずポンドドルの値動きを把握した方が圧倒的にポンド円でトレードしやすくなります。ポンドドル、そして日本人に最も馴染みのあるドル円。この2つを見るだけで、ポンド円の値動きが読めるのです。

 

具体例を挙げます。例えばポンドドルの値動きが『ポンド>ドル』という力関係のもとドル安ポンド高で推移していたとします。そしてドル円が『ドル>円』、つまり円安ドル高の値動きになっていたとします。

 

これをまとめると『ポンド>ドル>円』という図式が成り立ちます。つまり圧倒的に『ポンド>>円』となっており、円安ポンド高の値動きになっていることが明確に読めます。

 

これは中学生の不等式の問題なので、FX初心者であっても簡単にポンド円の値動きを読むことができます。

 

 

ポンドドルの値動きを見て、ポンド円のレンジ的値動きを狙う

 

では先ほどの例を少し設定を変えてみましょう。もし『ポンド<ドル』『ドル>円』だったらどうでしょうか。

 

ドルはポンドにも円にも勝っているので最も強い通貨となります。しかしこの図式の場合、ポンドと円の力関係は微妙な所です。ポンドも円もドルより弱い、しかしポンドと円との直接比較ができない状況です。

 

こういう分かりにくい局面では、ポンド円の特徴としてはレンジ相場になりやすくなります。力関係がはっきりしない以上、判断ができないわけです。こういう時、FXではレンジ相場になりやすいという特徴があります。

 

具体例を挙げましょう。下図は同じ期間をとったものです。まずポンドドルとドル円です。

 

 

 

ポンドドルでもドル円でも、どちらもドル高になっており、ドルが強い相場です。しかしポンドも円も、ドルに負けているということしか分かりません。ポンドと円ではどちらが強いのかが判断しかねる状態です。この時のポンド円チャートが下図になります。

 

 

相場は正直です。よく分からない局面では、レートは行ったり戻ったりのレンジ相場で様子見されます。こういう局面でこそ、レンジに強いインジケーターを使ってポンド円のレンジ相場をきっちり獲って頂きたいのです。

 

難しい論理はありません。世界で2位と3位の取引通貨ペアである『ドル円』と『ポンドドル』の値動きを見るだけで、ポンド円の値動きはFX初心者であっても簡単に読めるのです。

 

ポンド円の値動きの特徴①東京市場時間はレンジ相場になりやすい

 

ポンド円の値動きの特徴としては、ポンドドルの影響を受けやすいということが挙げられます。そのポンドドルは、ロンドン市場の始まる日本時間16時ごろから活発な値動きになります。16時まではあまり値動きがありません。ポンドドルの主要トレーダーであるヨーロッパ勢とアメリカ勢は、寝ている時間帯だからです。

 

ポンド円の特徴は、ポンドドルが大きな値動きをしない9時~15時ごろまでは、値動きとしては小さいということです。ずばり言ってしまえば、ポンド円は915時はレンジ相場で推移する可能性が高いのです。

 

ポンド円は値動きが物凄く激しいという特徴は、実は16時以降の特徴のことです。ロンドン市場の始まりとともにポンド円ではなくポンドドルの値動きが活発になり、その影響を受けて結果としてポンド円の値動きも激しくなる、ということです。

 

ポンド円は、最も影響を与えるポンドドルが大きな値動きをしない限り、そこまで大きな値動きにはならないわけです。ポンド円が大きな値動きをして初めて、ポンド円にも大きな値動きが出ます。

 

 

上図はポンド円を東京時間とロンドン時間に分けたものです。

 

こうやって一目見るだけでも、いかにロンドン市場の時間帯に激しい値動きになっているか、そして東京市場の時間帯はレンジ相場になりやすいかをお分かり頂けたはずです。

 

このポンド円の特徴を活かして、915時まではポンド円でトレードする際には、RSIなどのレンジ向けインジケーターを使ってトレードすることをおすすめします。

 

ただし、いくらポンド円が15時まではレンジ相場になりやすいからと言っても、そこは元々値動き(ボラティリティ)の高いポンド円です。ドル円の値動きに慣れているトレーダーから見れば、ドル円の感覚から言えばトレンドが出ていると錯覚するレベルでの上下の値動きはします。

 

分かりやすく言えば、ポンド円はドル円の倍ぐらいの値動きがあると考えておいて下さい。このイメージがあるだけでも、仮にポンド円で2030pips値動きがあったとしても慌てずに済みます。

 

ドル円の10pipsがポンド円では20pipsに相当するとイメージしておいて下さい。30pipsぐらいの値幅の中でレンジ的な値動きをすると考えておけば、ポンド円と言えど落ち着いてトレードできます。

 

ポンド円の値動きの特徴②ロンドン市場時間はトレンドが爆発しやすい

 

ポンド円の値動きは、ポンドドルに強いトレンドの出やすいロンドン市場スタートの16時ごろから、ポンドドルに引っ張られるように強いトレンド相場になりやすいという特徴があります。

 

ポンド円を使って16時以降にトレードする際には、いつ爆発的トレンドが発生してもいいようにスタンバイしておくことが大切です。そのためには、重要なカギを握っているポンドドルとドル円のチャートを両方表示させておくことを強くおすすめします。

 

 

ポンドドルとドル円チャートを見て、ポンド・ドル・円の3つの力関係がそれぞれ明確になり、なおかつポンド円のインジケーターがトレンド相場であることを示唆した時こそ、トレンドに乗って一気に利益を得る絶好のチャンスとなります。

 

16時以降のポンド円は値動きが激しくなる特徴があることをイメージしておきましょう。そして、もし16時までにレンジ向けインジケーターを使っていたとしてもそれは使わず、16時以降はトレンド向けインジケーターに切り替えた方が効率的と言えます。

 

ポンド円の値動きの特徴③オーバーシュート

 

ポンド円は16時以降に大きな値動きが出るため損切りのポイントを見極めることが難しいという特徴もあります。ドル円のように小幅の値動きであればじっくり考えながら判断することもできますが、ポンド円であればたった数分間で数十pips動くこともよくあります。

 

FX初心者にとってポンド円の激しい値動きの中で冷静に損切りポイントを見極めることは至難の業です。そこで絶対にやって頂きたいのが、あらかじめポンド円でトレードする前に、損切りを設定しておくことです。

 

ポンド円の特徴は激しい値動きにあります。この特徴を考慮すれば、ドル円の時のような値幅で損切りを入れておくことは決してベターとは言い切れません。

 

ポンド円にはたしかに我慢し過ぎると取り返しのつかないような大損失を被るリスクがあります。しかしかと言って、あまりエントリーポイントから近過ぎると、損切りに引っ掛かってばかりになります。これをFXの世界では損切り貧乏と言います。

 

ポンド円の値動きに見られる典型的な特徴は『オーバーシュート』です。オーバーシュートとは、インジケーターを駆使したテクニカル分析上はこれ以上は行かないだろう、というレートを軽々と突破する爆発的な値動きの現象を言います。トレンドの瞬間的な大爆発です。

 

インジケーターを駆使して、自分としては遠目の位置に損切りラインを入れておいたとしても、値動きがオーバーシュートして損切りに引っ掛かってしまうケースは多いです。

 

しかしポンド円の場合は、それでも損切りを少し遠い位置でもいいので確実に入れておいて下さい。1度オーバーシュートになれば、想像を絶するような一方通行になります。その際、損切りを入れていなければ即、資金が底を尽いてしまうリスクがあるからです。

 

これを逆手にとれば、ポンド円は勝ちトレードにおいてもオーバーシュートが期待できるという特徴があります。損切りに数回遭ったとしても、値動きがエントリー方向に向かってオーバーシュートすれば、一撃でそれまでの負け分を取り返し、それどころか大きな利益を得ることができます。

 

値動きがオーバーシュートすることも想定して、損切りに遭いながらも忍耐強くトレードを続けることが、ポンド円で勝つためには重要になってきます。

 

 

ポンド円は1度トレンドが発生するとしばらく一方通行でそのトレンドが継続するという特徴があります。例えば値動きが上昇方向へオーバーシュートした時には『これだけ上がったのだから下がるだろう(逆張り)』ではなく、しつこいぐらい買いエントリーで攻めることがミソとなります。

 

 

ポンド円の値動きの特徴④ロンドンフィキシング直前直後はさらに激しい値動きになる

 

ロンドンフィキシングとは、日本時間の24時(冬時間なら25時)にロンドン市場において金融機関がその日の為替交換レートや金(ゴールド)の価格を決定することを言います。日本で言えば『仲値』にあたります。

 

このロンドンフィキシングの直前と直後でポンド円はさらに激しい値動きをすることが多いです。日本の仲値であれば『円安ドル高が有利』と見られていますが、ロンドンフィキシングに関してはそのような有利・不利はありません。上がるか下がるかは五分五分です。

 

しかしロンドンフィキシング前後の値動きには大きな特徴があります。ロンドンフィキシングまでにトレンドが出ている場合、ロンドンフィキシングが終わると一気に利益確定が始まるので、ロンドンフィキシング直前とは真逆の動きになりやすいという特徴です。

 

つまり、ロンドンフィキシング前に上昇下降のどちらに強いトレンドが出るかは分からないものの、ロンドンフィキシングを境目にして、それまでのトレンドと逆の方向へ向かって逆張りエントリーを仕掛ければ高確率で勝てます。24時から25時までの1時間限定のトレード手法です。

 

 

このロンドンフィキシング独特の特徴は、ロンドン市場の主力通貨ペアであポンドドルやユーロドルで顕著ですが、それらに引っ張られる形でポンド円でも同様の特徴があるので、ポンド円でもロンドンフィキシング直後の逆張りエントリーは非常に使える手法です。

 

ロンドンフィキシング直前のトレンドが強ければ強いほど、ロンドンフィキシング直後の揺り戻しも大きく、逆張りエントリーが物の見事にはまるケースが多いのです。

 

日本時間の24時(冬時間なら25時)であれば会社員の副業トレーダーでもぎりぎり起きていられる時間帯であり、特徴的な値動きをするのでポンド円やポンドドルでの逆張り手法は武器として使って頂けるはずです。

 

ポンド円は値動きの特徴を活用して、時間帯別に攻略することがおすすめ

 

このようにポンド円は激しい値動きのある通貨ペアと一言で言っても、時間帯別に随分と違った値動きをしていることがお分かり頂けたと思います。

 

ポンド円を攻略するためには、まず通貨間の力関係を知るためにポンドドルとドル円のチャートをチェックして頂きたいのです。これだけでもポンド円の動きをかなり読みやすくなります。

 

そして実際にエントリーを考える際には、16時まではレンジ相場になりやすいという特徴を活かしてレンジ向けインジケーターでトレードをし、16時以降はトレンド向けインジケーターに切り替えることをおすすめします。

 

さらに24時(冬時間なら25時)からは、それまでのトレンド方向とは逆の方向へ逆張りエントリーすることを意識して下さい。

 

これらを押さえておけば、ポンド円の勝率は格段にアップしますので、是非実践してみて下さい!

 

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