【FX通貨】ドル円の値動きや特徴は?ドル円に特化した専用のサインインジケーターあり!

ドル円-値動き-特徴

FXにおいて通貨ペアは多くありますが、実は通貨ペアごとに独特の値動きや特徴があります。

 

FXトレードを有利に進めるためには、各通貨ペアの値動きや特徴をあらかじめ把握しておくことは非常に重要です。

 

インジケーターを使ったテクニカル分析に加えて、通貨ペアの値動きや特徴が分かっていれば、より効率的に勝率を高めることができるからです。

 

今回は、日本人に最もお馴染みである『ドル円』について、その値動きと特徴を徹底解説します。“目から鱗”の情報も多くお伝えします!

 

この記事を読み終えた時には、『ドル円の値動きにはそういう特徴があったのか!』という新鮮な発見とともに、ドル円でのFXトレードのやり方や意識が大きく変わっているはずです!

 

 

ドル円の値動きと特徴を知る前に、ドル円って何!?

 

ドル円の値動き・特徴を解説する前に、そもそもドル円とは何か、という点から説明します。当たり前の話をしますが、通貨ペアの特徴を理解する上で、まず基本を押さえておくことが大切です。

 

ドルとはアメリカの通貨です。円はもちろん日本の通貨です。この2つの通貨の組み合わせがドル円です。

 

通貨ペアは1つではなく2つの組み合わせによって成り立っています。ドル円で言えばドルと円の組み合わせです。ということは、ドルだけ、もしくは円だけが勝手に動くということはないのです。

 

ドルと円は相関関係にあり、ドルの価値が高くなれば円の価値は安くなり(円安ドル高)ドルの価値が落ちれば円の価値は高くなる(円高ドル安)ということです。そして実は2つの通貨が同等の力関係にあるわけではないのです。

 

 

結論から言いますと、『ドル円の値動きは、円よりドルの影響を圧倒的に受けやすい』という特徴があります。円つまり日本側の様々な要素の影響はそこまで大きくないということです。これはどういうことなのか、説明します。

 

ドル円の値動き・特徴をFX市場の流動性から見る

 

ドル円ではなぜドルの影響力の方が強いのか。その答えはFX市場の流動性にあります。FX市場の流動性とは、為替相場で各通貨がどのぐらい利用されているか、つまりFXトレーダーによってどのぐらいその通貨絡みの取引がなされているかということです。

 

ドル円の値動き・特徴はドルと密接な関係にあります。まずはドルがいかに強いかを見ていきます。

 

豆知識として、FX市場では日本円に換算して毎日約550兆円を超えるFX取引がされています。アメリカ株式市場をはるかに超える、世界最大級の金融取引市場です。

 

日本の東京株式市場はたったの2兆円(出来高)です。いかにFX市場が凄まじく大きな市場であるかが分かります。

 

では通貨ペア別にはどのようなトレード比率になっているか特徴を見ていきます。  

 

FX市場の中で最もウエイトが大きいのが『ユーロドル』です。FX市場の24%を占めています。世界中で見ても4人に1人はユーロ円でFXトレードしているのです。

 

 

一方、ドル円は約18%です。思っていたより比率が低いと感じた人も多いでしょう。ドル円を使っているトレーダーは世界では5人に1人以下です。

 

3位はポンドドル、4位はオーストラリアドルです。つまり、トレードで使われている通貨の上位はすべてドル絡み(これをドルストレートと言います)なのです。いかにドルの力が強いかが見て取れます。ドル円の値動きはドルの影響を大きく受けるという特徴がある、この意味をご理解頂けたはずです。

 

続いて通貨別のFX市場シェアも見てみます。特徴としては圧倒的にドルが強いです。全体の45%ドルです。円はというと、約10%です。日本にいると日本円は世界的にもメジャーだと考えがちですが、FX市場はドル、ユーロが中心だということです。

 

以上のことから、FX市場において通貨ペアとしてはユーロドル、そして通貨としてはドルが最大規模であることが分かります。円の影響は実は大きくないのです。

 

FX市場時間からドル円の値動き・特徴を把握する

 

ではドルやユーロドルが強いということから何が導き出せるのか。それはドル円という通貨ペアでトレードする際にはトレード時間帯を重要視し、時間帯別の値動きの特徴を把握することが先決だということです。

 

通貨ペアで言えばユーロドル、通貨で言えばドルが活発な値動きをしているタイミングこそ、連動してドル円も値動きが活発になりやすいのです。

 

FXには市場時間というものがあります。FXの場合は株式市場とは違って、固定の取引所があるわけではありません。しかしFXは株式市場と連動している部分があるので、基本的には株式市場の時間帯+活発にFX取引される時間帯、これらを合わせておおよそのFX市場時間と定義されています。

 

 

FX市場時間は大きくは3つに分けられます。夏時間(3~10月)&日本時間で見ると以下のようになります。

 

東京市場(900~1500

ロンドン市場(1600~0030

ニューヨーク市場(2230~500

 

東京市場は実は時間帯としては孤立しているという特徴があります。東京市場がオープンしている時、FX市場の主力といえるドル・ユーロドル組(アメリカ・ヨーロッパ)の人々は寝ている時間なのです。

 

ロンドン市場がオープンした頃からFX市場はユーロドルを中心に活発な取引がなされ、値動きが大きくなります。そしてロンドン市場とニューヨーク市場の時間帯が重なる2230(冬時間なら2130)ごろからさらに値動きが活発になるという特徴があります。この値動きの特徴は、市場時間&通貨の力関係からくるものなのです。

 

特徴①ドル円は9~15時の値動きが小さい

 

ではドル円として単独で見たときの値動きの特徴はどうか。特徴は3つあります。

 

1つ目の特徴は、ヨーロッパ・アメリカのトレーダーがほとんど参加していない900~1500のドル円の値動きは小さいということです。

 

参加するトレーダー、その通貨ペアで取引するトレーダーが多ければ多いほど値動きは活発になります。しかし東京時間は日本・アジアのトレーダーが中心です。FX市場全体からみれば規模は小さいのです。

 

 

 

極論を言えば、東京時間は値動き自体が小さいので、大きなトレンドは発生しづらく、トレンドが出たと思ってもすぐにレンジ相場に戻ってしまうという特徴があります。

後述しますが、東京時間の値動きの特徴をあえて狙って、レンジ的な値動きを想定したトレードもするのも効果的です。

 

特徴②ドル円は16時以降、値動きが大きくなる

 

2つ目の特徴は、ヨーロッパ勢が参加してくる1600からはFX市場の中心はユーロドルになります。この時、ユーロドルに引っ張られる形でドル円の値動きも大きくなっていくという特徴があります。

 

 

ドル円の値動きは、ユーロドルの影響を受けやすい特徴があります。ユーロドルはFX市場最大の通貨ペアです。例えばユーロドルの『ユーロ』と『ドル』の力関係が『ユーロ<ドル』だったとします。ユーロ安ドル高ですね。

 

そしてロンドン市場から少し値動きの出てくる『ユーロ円』の力関係が『ユーロ>円』だったとします。円安ユーロ高ですね。

 

この状況が見えた場合、トレーダーはどう動くか。ドルよりも弱いユーロ、そのユーロよりもさらに弱い円。ということはどう考えても『ドル>円』つまり円安ドル高という答えが導き出せるわけです。

 

そしてドル円は一気に円安ドル高(ドル円のFXチャートで言えば右肩上がり)に進んでいきます。ドル円で言う所の上昇トレンドになるのです。 

 

ドル円の値動きは、円単独の価値の上下ではなく、活発にされ始めたユーロドルの動きに連動する形で大きく動き始めるという特徴があります。

 

特徴③ドル円は2230分(冬時間なら2130分)以降、値動きがさらに大きくなる

 

3つ目の特徴は、ヨーロッパ勢に加えてアメリカ勢も参戦してくる2230(冬時間なら2130分)からはFX市場の大激戦の時間帯となります。どの通貨も最も値動きが激しくなるという特徴があります。参加者が多いので当然そうなります。

 

2230であれば日本・東アジア(韓国・中国・香港等)勢も大半がまだ起きている時間帯であり、仕事から帰宅後にトレードをする人が多いので積極的に参加しています。

 

ニューヨーク市場が始まったばかりのアメリカ勢、就寝前の日本・東アジア勢、そしてロンドン市場真っ盛りのヨーロッパ勢。全ての勢力が重なり合う激戦の時間帯です。

 

 

FXの値動きで言えば1日で最も激しい値動き(高いボラティリティ)を期待できる時間帯、それこそが2230~2430なのです。

 

以上がドル円を市場時間帯別に見た場合の値動きの特徴となります。ただしこれは総じての特徴であって、必ず毎日こうなるというわけではありません。傾向としてこうなりやすいとご理解下さい。

 

市場時間の値動きの特徴を活かしたドル円トレード手法

 

このようにドル円の値動きは時間帯によって大きく左右されるという特徴があります。この値動きの特徴を逆手にとって、より効果的なトレードをすることが可能です。市場時間の値動きの特徴を活用した、ドル円のトレード手法を2つ解説します。

 

① 915時はレンジ、1624時はトレンドに強いインジケーターを使う

 

これは時間帯別に割り切ってしまって、トレードスタイルを使い分ける方法です。

 

ドル円は915時は値動きが小さいという特徴がありますが、これは言い換えればレンジ相場になりやすいということです。

 

それであれば、915時の時間帯はレンジ相場に強いインジケーターを使うのが合理的です。具体的にはRSI、ストキャスティクス、(レンジ相場として使った場合の)ボリンジャーバンドなどが挙げられます。

 

そしてトレンド相場になりやすい16時からは、トレンド相場に強いインジケーターを使います。具体的には移動平均線・一目均衡表・MACDRCI・GMMAなどです。

 

 

ここで重要なことを1つお伝えします。もし1時間足以上の長い時間足を見て、インジケーターが値動きの特徴通りになっていればトレードをして、そうでなければトレードを見送るということです。

 

例えば915時の時間帯で、1時間足のRSIを見た時に、その数値が4060に収まっていれば、ドル円の値動きの特徴通りレンジ相場だと判定できますので、短い時間足のRSIやストキャスティクスを使って積極的にレンジ用トレードをすれば、かなりの高確率で勝てます。

 

しかし915時に1時間足のRSI70以上といった具合にトレンドを示している場合は、本来のドル円の値動きの特徴(915時はレンジ相場)とは違っていますので、トレードを見送るということです。

 

② 11時~1130分、14時~15時、2330分~24時は逆張りトレードをする

 

後述しますが、ドル円は朝9時台に少し活発な値動きになります。そしてロンドン市場が始まる16時、早ければ15時ごろから本格的なトレンドが出やすくなります。そして2230分からはさらにトレンドが過熱していきます。

 

ここで注目して頂きたいのが『利益確定』です。ドル円を買って利益の出た人は必ず利益確定(売り決済)をします。逆にドル円を売って利益が出ていても必ず利益確定(買い決済)をします。

 

このドル円の利益確定のタイミングは、ずばり3つの時間帯です。

 

11時1130

14時15

2330分~24

 

それはなぜか。まずFXと密接な関係にある株式市場の午前の部は、1130分で終了します。朝にドル円取引で利益を得たFXトレーダーは、午前の株式市場が終わる直前にいったん利益確定する人が多いのです。株式市場の午後の部が始まると、どう潮目が変わるか分かりません。まず勝ち逃げしておこうというわけです。

 

次に1415時。15時から16時を過ぎるとロンドン市場が活発になってどのようなトレンドが出るか分かりません。その前にとりあえず利益確定だけしておこうとする逃げ切り型日本人トレーダーが多い時間帯です。

 

最後に2330分~24時。ニューヨーク市場が始まって盛り上がったトレンドも、いったん利益確定される時間帯です。なおかつ日本&東アジアトレーダーも日をまたいで持ち越したくないという思いがあり、就寝前に利益確定しておきたい人が多い時間帯です。

 

 

以上の3つの時間帯は、利益確定が盛んになる時間帯なので、逆張りトレード(つまりレンジ相場向けのインジケーターを使ったトレード)が非常に機能しやすいのです。

 

逆張りエントリーが有効な時間帯でFX初心者でも取引しやすい時間帯なので、ぜひおすすめします。

 

ドル円の『アノマリ―』な値動きの特徴

 

ドル円の値動きと『サザエさん』のアノマリーな関係

 

では市場時間とは違った切り口でも、ドル円の値動きの特徴を見ていきます。

 

FXの世界では『アノマリ―』という概念があります。FXにおけるアノマリ―とは簡単に言えば『論理的には説明できないような市場の歪み』のことを言います。

 

興味深いアノマリ―としては『サザエさんの視聴率が高い時は翌日の株価が下がる=FXのドル円は円高になる』というものがあります。とても論理的とは思わないような事象ですが、FX・株式市場におけるアノマリ―の1つとして有名です。実際にそうなる確率が非常に高いので驚きです。

 

 

日曜夕方に放送される人気アニメのサザエさん。この視聴率が上がるということは外に出ていない人が多い証であり、お金を使っていないので景気が下がる(=株価が下がる=円高になる)という考え方です。

 

アノマリ―な値動きはある程度のトレーダーであれば知っていることです。それがゆえに、『そう動く人が多いだろう』と考えてそのように動く、その結果としてアノマリ―通りの値動きになる確率が高くなるという見方もできます。

 

ドル円のアノマリーな値動き『ゴトー日』はあまりに有名

 

サザエさんの話は極端な例でしたが、さらに現実的に高確率で当たるドル円のアノマリーな値動きを解説します。

 

ドル円はゴトー日には円安の値動きをしやすいというアノマリーです。

 

ゴトー日とは末尾に05の付く日のことです。輸入企業の貿易決済が集中しやすい日です。円買いの需用も当然ありますが、総じてドル買いの需要が強い日なのです。

 

 

輸入企業は外国に対してお金を払って製品を受け取ります。その際、日本円をドルに換金して支払います。つまり、円を売ってドルを買い、そのドルで支払い決済をする形になります。この決済がゴトー日に集中する傾向があるのです。

 

円を売ってドルを買うということは、円安ドル高になるということです。結果としてゴトー日は円安になる確率が極めて高いということです。

 

これは少しFXをかじった人であれば誰でも知っているドル円のゴトー日の、アノマリーな値動きの特徴です。為替レートは955分に決定されます。これを仲値と言って、銀行等でその日に換金するレートとして使われます。

 

つまりゴトー日では、東京市場が始まる朝9時から仲値決定直前の954分までは円安方向へ強い値動きが期待できるということです。ゴトー日だけでFX生活している人もいるぐらいです。

 

 

ゴトー日は、例えば25日が土日なら24日がゴトー日になります。ドル円の円安への値動きが特徴的で、非常に読みやすいゴトー日は、絶好の狙い目なのです。

 

FXの稼働日である20日間のうちゴトー日は6日間もあります。値動きが特徴的でFX初心者でも勝ちやすい日なので、ゴトー日での積極的なトレードをおすすめします。

 

③ 1月はドル高になりやすく、8月は円高になりやすい

 

FX市場では月ごとのアノマリーな値動きにも特徴があります。

 

まず、年始の1月は値動きがドル高になりやすいという特徴があります。年初めに、まずは世界最大通貨であるドルを買って無難にスタートさせよう、とする人が多いからです。

 

ドル円の値動きで言えば円安方向へ進みやすくなります。また、仮に1月第1週にアノマリー通りに円安ドル高になれば、1月の残りの日はかなりの高確率で円安ドル高へと進みます。

 

これは年始の動きを見て『今年はこの値動きの流れになる』『少なくとも今月はこの値動きの流れになりそうだ』と判断するトレーダーが多いためです。

 

また、8月は値動きが円高ドル安になりやすいという特徴もあります。これは815日に米国債の利払いや償還があるので、ドルを売って自国通貨(ドル円で言えばドルを売って日本円に戻す)に換金する動きが起きるためです。

 

また8月は日本で言えばお盆休みがあります。日本人トレーダーは積極的にはトレードしない時期です。ドル売り円買いのポジションをFX市場に置いたままにする人が多いため、円高になりやすいのです。

 

8月の円高ドル安は明確にその傾向がデータとしても出ており、絶好の狙い目です。FX初心者であっても、『ドル円の売りエントリー』で積極的に仕掛けていくことをおすすめします。

 

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