移動平均線のおすすめの最強設定4選!相性の良いインジケーターを大公開!
移動平均線は、一定期間における価格の平均値を表し、連続的に価格のトレンドの変動を把握できる指標です。
トレードの方向性を把握することで、売買どちらを選択すれば良いのか正確に判断できます。
しかし、移動平均線を使うにあたって期間の設定はどうすればいいのか、という疑問を持つ方も多いと思います。
この記事では、移動平均線のおすすめの設定をトレードスタイル別にご紹介していきます。
また、実際に移動平均線を使っていても勝てない、勝てる時と勝てないときがある、といったお悩みがある方も少なくないと思います。
なぜなら、移動平均線の最適な設定はその時の相場などによっても常に変化するためです。
そのようなお悩みの方に、最強の設定を叶えてくれる移動平均線インジケーターについてもご紹介しますので、是非、参考にしてください!
目次
そもそも移動平均線(Moving Average)とは
移動平均線とは、一定期間の価格の平均値を線でつないだテクニカル指標のことです。相場のトレンドや変動の傾向を視覚的に把握するために使われます。
主に相場分析やテクニカル分析に用いられ、短期的な価格変動を確認することでトレンドの方向を把握しやすくなります。
移動平均線は、過去の一定期間の終値の平均値を算出して線で結ぶことで描かれます。
たとえば、「5日移動平均線」の場合は、直近5営業日の終値の平均を毎日更新し、グラフ上にプロットします。
1日経過するごとに最新の価格を加え、最も古い価格を除外して平均を再計算するため、常に最新のトレンドを反映する点が特徴です。
この平滑化により、短期的なノイズを排除し、相場の全体的な方向性がつかみやすくなります。
移動平均線の種類
移動平均線にはいくつかの種類がありますが、代表的な3つを理解しておけば実践的な活用が可能です。
単純移動平均線(SMA: Simple Moving Average) |
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・最も基本的な移動平均線で、一定期間の価格を単純に平均したもの ・計算がシンプルで使いやすい反面、直近の価格変動への反応はやや鈍い |
指数平滑移動平均線(EMA: Exponential Moving Average) |
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・直近の価格に比重を置いて平均を算出したもの ・SMAに比べて価格変動への感度が高く、トレンド転換を早く察知しやすい ・短期トレーダーに人気のある指標 |
加重移動平均線(WMA: Weighted Moving Average) |
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・各データに異なる重みを設定して平均を算出する方法 ・直近のデータを重視しながらも、EMAよりやや穏やかな反応 ・SMAとEMAの中間的な特性を持つ |
それぞれの移動平均線には特徴があり、分析スタイルや投資戦略に応じて使い分けることが重要です。
また、移動平均線は、1本で使うのではなく、複数の期間(例:5日線・25日線・75日線など)を組み合わせて相場を多角的に分析するのが一般的です。
【トレードスタイル別】移動平均線のおすすめの最強設定
移動平均線では、トレードスタイルごとにおすすめの期間設定が異なります。
- スキャルピングのおすすめの設定・ポイント
- デイトレードのおすすめ設定・ポイント
- スイングトレードのおすすめ設定・ポイント
- ポジショントレードのおすすめ設定・ポイント
それでは、トレードスタイルごとにおすすめの設定・ポイントを見ていきましょう。
スキャルピングのおすすめの設定・ポイント
スキャルピングでは、1分足や5分足といった非常に短い時間足での取引が中心となります。
そのため、長期的なトレンド分析よりも、短期の価格の勢いや変動の方向性を素早く把握することが重要です。
特に、5EMA・10EMA・20EMAなどの指数平滑移動平均線(EMA)は、直近の価格変化に敏感に反応するため、スキャルピングと相性の良い指標といえるでしょう。
スキャルピングのおすすめ設定 |
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5・10・20 |
スキャルピングトレードのポイント |
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・5 / 10:価格の勢いや短期トレンドを素早く捉える ・20:やや広い視野で短期的な方向性を判断 ・14・21を追加して短期的な価格の方向性を確認することも |
デイトレードのおすすめの設定・ポイント
デイトレードは、スキャルピングよりは保有時間が長くなるものの、1日以内に取引を完結するので、中期程度と短期間の相場を把握することが必要になります。
そのため、1時間足や4時間足などの上位足で全体のトレンドを把握し、5分足や15分足などの下位足でエントリーのタイミングを見極めることが多いのではないでしょうか。
その際、5、10、20などの短期移動平均線と、50、60、75、100などの中期移動平均線の2つを表示するのがオススメです。
それにより、上位足で現在のトレンドの方向性や強さを、エントリーに使う短期足で価格が移動平均線に対してどう動いているかを確認できます。
短期線は敏感に反応しやすく、タイミング判断に向いており、中期線はトレンドの全体像をつかむのに適しています。
時間足ごとに役割を明確に分けて移動平均線を使い分けることで、より安定したエントリー判断ができるようになります。
デイトレードのおすすめ設定 |
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短期:5、10、20 中期:50、60、75、100 |
スイングトレードのおすすめ設定とポイント
スイングトレードは、数日〜数週間ポジションを保有する中期的なトレードスタイルです。
そのため、主に日足や週足などの上位足で相場の流れを把握し、1〜4時間足などの下位足でエントリーのタイミングを探るのが基本です。
このとき、時間足ごとに異なる移動平均線(MA)を使い分けると、トレンドとエントリーポイントの判断がしやすくなります。
短期・中長期のMAを併用することで、トレンドの押し目や戻り売りのタイミングを判断しやすくなります。
スイングトレードのおすすめ設定 |
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●日足・週足(短期トレンドの把握) 5、10、14、20、21 ●1時間足・4時間足(エントリー判断) 50、60、75、100、200 |
ポジショントレードのおすすめ設定・ポイント
ポジショントレードは、月〜年単位の保有を前提とした長期トレードであり、相場全体の大きなトレンドを把握することが目的です。
移動平均線では反応が安定して遅い長期SMA(単純移動平均線)が向いており、次の設定が推奨されます。
ポジショントレードのおすすめ設定 |
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50SMA 100SMA 200SMA(特に注目される基準線) |
200日線は世界中の機関投資家も意識する指標で、価格がこれを上回っていれば長期的な上昇トレンドと見なされる傾向があります。
ただし、エントリータイミングの精度は低いため、短期移動平均線や他のテクニカル指標と併用するのが一般的です。
【手法別】移動平均線のおすすめ最強設定
グランビルの法則における移動平均線の設定
グランビルの法則は、移動平均線と価格の位置関係や乖離状態をもとに売買のタイミングを判断するテクニカル手法です。
この法則は本来、200日移動平均線(200SMA)を基準として設計された理論であり、現在でも200日線の表示が最も推奨されます。
価格が200日線を上抜け・下抜けする動きや、移動平均線の傾きとローソク足のクロスに注目することで、順張り・逆張りの判断が可能になります。
なお、グランビルの法則は200日線以外の期間でも応用可能ですが、基本は200SMAを使い、相場の長期的な方向性と価格の乖離を意識することが重要です。
グランビルの法則について詳しく知りたい方は、以下の記事もご参考ください。
グランビルの法則とは?最強の8種のエントリータイミングや必勝ポイント3選!
ゴールデンクロス/デッドクロスにおける移動平均線の設定
ゴールデンクロス/デッドクロスとは、テクニカル指標である移動平均線を使用した売買シグナルのことです。
ゴールデンクロスやデッドクロスを活用する際は、異なる期間の移動平均線を組み合わせることが基本です。
一般的には、短期線(5日・10日・21日)と中期線(75日・100日)の組み合わせがよく使われます。
一方で、当サイト【異国の戦士】式では中期同士の組み合わせ「20SMA × 60SMA」をおすすめしています。
理由は、短期同士のクロスはノイズが多くシグナルの信頼性が低下しやすいためで、長期同士ではシグナル数が減りすぎるという課題もあります。
20SMAはボリンジャーバンドの中心線にも用いられる信頼性の高いラインで、60SMAはその3倍の周期として値動きと相性が良いとされています。
このように20SMAと60SMAの組み合わせは、実践的かつ安定感のあるクロス分析に適しています。
ゴールデンクロス/デッドクロスについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。是非、参考にしてください。
【FX】ゴールデンクロス/デッドクロスを徹底解説!オススメ設定値&勝率を上げるポイント
移動平均線と相性の良いインジケーター5選!
移動平均線は非常に優秀ですが、相性の良いインジケーターと併用することでさらなるパフォーマンスを発揮します。
これら5つのインジケーターについて一つずつ解説していきます。
MACD
MACDは、トレンドフォローと相場の勢い把握の両面で使いやすい指標です。
「MACDライン」「シグナルライン」「ヒストグラム」の3つから構成され、移動平均収束や拡散を視覚的に示します。
MACDのおすすめ設定 |
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・MACD (12, 26, 9) 一般的によく使われるデフォルト設定 ・(短期EMA:12, 長期EMA:26, シグナルライン:9) |
移動平均線で大きなトレンド方向を確認したうえで、MACDのゼロライン(±0)突破しているか確認します。
MACDラインとシグナルラインのクロスに注目すると、「トレンドのタイミング」や「トレンド転換の兆し」などを判断できます。
特に、MAが上向きのときにMACDがゼロラインを上抜けする局面は、上昇トレンドへの追随を検討するタイミングとして利用されることが多いです。
MACDについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、是非、参考にしてください。
MACDとは?ゴールデンクロス・デッドクロスを活用した手法3選!効率的な使い方を大公開!
また、当サイト異国の戦士では、標準のMACDをトレード向けに使いやすくした【異国のシンプルMACD】を無料で配布しています。
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RSI
価格の「買われ過ぎ / 売られ過ぎ」を数値化するオシレーター系の指標です。
0〜100の範囲で変動し、一般的には70以上で買われ過ぎ、30以下で売られ過ぎと判断されます。
RSIのおすすめ設定 |
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・短期トレード以外:14(デフォルト) ・短期トレード向け:8・9 |
移動平均線でトレンド方向を把握し、RSIが30付近に落ち込んだタイミングで買いエントリーを狙いましょう。
一方で、上昇トレンド中にRSIが70を超えた場合は、売りエントリーを視野に入れてください。
移動平均線はRSIと組み合わせることで売買の強弱を把握できるため、より精度の高いトレードが可能となります。
RSIの詳しい内容は、以下の記事でも解説しています。
RSIとは?勝率の高いエントリーポイント・売買シグナルを大公開!(2025年最新版)
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ボリンジャーバンド
中心線(通常20日移動平均)と上下のバンドによって、「価格の標準偏差」を可視化するトレンド系の指標です。
σ1からσ3まで設定でき、±2σ(シグマ)内に価格が約95%収まるという統計的前提が活かされています。
ボリンジャーバンドのおすすめの設定 |
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・期間20 ・±2σ ※基本的にデフォルト設定を推奨 |
まず、移動平均線でトレンドの方向性を確認します。
移動平均線が明確な上向き or 下向きになっているかどうかを確認すると、相場の勢いを判断しやすいです。
さらに、ボリンジャーバンドのバンドの目安を書くようにすることで、決済の目安を判断できるのがメリットのひとつです。
そのほかにも、ボリンジャーバンドのバンドの活用によって、レンジ相場にも対応できます。
移動平均線はボリンジャーバンドと併用することで、トレンドだけではなくレンジ相場や決済の判断がしやすくなります。
ボリンジャーバンドについては、以下のページでも解説しています。
ボリンジャーバンドのおすすめの最強設定!期間や数値、相性の良いインジケーターを紹介!
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一目均衡表
5本の線(転換線・基準線・先行スパン1・先行スパン2・遅行スパン)で構成される日本発祥の指標です。
雲(先行スパン1と2の間の領域)などを用いて、トレンドとサポート/レジスタンスを多角的に分析できます。
一目均衡表のおすすめ設定 |
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・転換線=9 ・基準線=26 ・先行スパン2=52 ※デフォルト設定を推奨 |
一目均衡表は、トレンドや相場の勢いを掴みやすい指標です。
移動平均線と併用することで、さらにトレンドの方向性の判断や勢いについて把握しやすくなります。
特に「雲の上か下か」「転換線と基準線の位置関係」など、相場環境を素早く把握が可能です。
よりシンプルな移動平均線と併用することで、クロスシグナルや長期MAとの位置関係を追加確認できます。
移動平均線は一目均衡表と併用することで、トレンドの方向性だけではなく相場環境全体をより素早く把握できます。
以上が、移動平均線と相性の良いインジケーターです。
移動平均線は相性の良いインジケーターを組み合わせることで、より精度の高いFXトレードを実現できます。
特に、今回紹介したインジケーターはFX初心者でも使いやすいものばかりなので、ぜひ活用してください。
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ツールの詳細は以下のツールページよりご覧ください!
ストキャスティクス
「買われ過ぎ・売られ過ぎ」を判断するオシレーター系の指標です。
RSIと似た用途ですが、より短期に敏感に反応する特徴があります。
ストキャスティクスのおすすめ設定 |
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・短期トレード以外:(%K=14, %D=3, Slow %D=3) ※デフォルト設定を推奨 ・スキャルピングや秒スキャ:%K=9 |
まずは、移動平均線でトレンドの方向性を確認していきます。
また、ストキャスティクスを使用することで決済のタイミングを正確につかむことが可能です。
買われすぎ80%で、売られすぎは20%を目安に決済を考えていきましょう。
さらに、ゴールデンクロス・デッドクロスのタイミングを確認することで、反転のエントリーや決済のタイミングを把握できます。
移動平均線はストキャスティクスを併用することで、トレンドの方向性やレンジ相場、決済タイミングが分かりやすくなります。
ストキャスティクスとは?見方やおすすめ方法、異国の戦士独自の手法を大公開!
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した移動平均線の設定は一般的によく使われている設定をご紹介しました。
一般的だからこそ、多くの投資家が注目しているため、必然的に最強の設定となってきます。
初心者の方など、まずは今回ご紹介した設定値で検証してみてください。
しかし、移動平均線の設定はトレードスタイルや手法によっても異なってきます。
さらには、その時の相場によっても最適値は変動します。
昨日まで勝てていたのに勝てなくなった、等のお悩みをお持ちの方は、是非、AIが自動で最強の設定値を導き出してくれる【異国のAI.シンプル移動平均線】なども使ってみてください!
2014年駒澤大学経営学部・経営学科卒業。その後、SEOを中心に事業を営む会社でコンテンツマーケティングを経験。コンテンツSEOを中心に各種プロジェクトに参画し、個人ではFXトレードを経験。株式会社セネリアスでは、半年間で表示回数・クリック数を倍にすることに成功。コンテンツSEOの豊富な知識や丁寧な対応、自身で経験したFXの経験をもとにユーザーファーストを心がけたライティングが強み。
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