FXのサイクル理論とは?種類や利益につながるトレード手法を分かりやすく解説!
「FXでサイクル理論って聞くけど、良く分からない」
サイクル理論は相場を把握するために、覚えなければいけない基本的な知識の一つです。
しかし、ネットや動画を見ても、理解できない方もいるのではないでしょうか。
本記事では、FXのサイクル理論の概要からトレード方法、注意点まで詳しく解説します。
FXのサイクル理論について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
今後のトレードに役立つ情報なども公開しています。
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目次
FXのサイクル理論とは
FXのサイクル理論とは、為替相場に一定の周期性があることに注目して、それをもとに導いた法則です。
FXの相場は上昇と下落を繰り返しており、この周期を「サイクル」と呼びます。
例えば、30日間上昇トレンドが続いた後は、20日間下降トレンドが続く可能性があるということです。
言い換えれば、一方的な相場はずっと続かないと言って良いでしょう。
サイクル理論はこの周期を考慮して、今後の相場を想定していきます。
相場が読めるようになれば、勝率や利益率にもつながるため、非常に重要です。
FXのサイクル理論はトレードするうえで、知っておくべき理論といえます。
中長期のスイングトレードだけではなく、デイトレードでも活用可能です。
FXのサイクル理論とは、相場の流れを掴むために重要な法則のひとつです。
サイクル理論の種類と周期
サイクル理論には種類や周期があります。
具体的なサイクル理論の種類や周期は下記の通りです。
種類 | 周期 |
---|---|
1dayサイクル | 1日 |
4Hサイクル | 5日〜8日 |
トレーディングサイクル | 10日〜18日 |
メジャーサイクル | 20日〜25日 |
プライマリーサイクル | 18週〜30週 |
季節サイクル | 12ヶ月〜20ヶ月 |
長期サイクル | 40ヶ月〜100ヶ月 |
サイクル理論は合計7種類あります。
また、周期は1日から100ヶ月と非常に幅広いのが特徴です。
サイクル理論には多くの種類がありますが、プライマリーサイクルやメジャーサイクル、4Hサイクルを使用するのが主流です。
まずは、3つの周期を覚えてトレードに活かしていきましょう。
ただし、トレードの方法によってどのサイクルを意識するか異なるので、ご注意ください。
トレードに慣れてきたら、どのサイクルが最適なのか分析することが大切です。
サイクル理論は7つの種類・周期があり、プライマリーサイクルやメジャーサイクル、4Hサイクルが主流です。
サイクル理論の形
サイクル理論は周期だけではなく、「形」というものも存在します。
サイクル理論の形は主に2種類です。
- ライトトランスレーション
- レフトトランスレーション
サイクル理論には、「ライトトランスレーション」と「レフトトランスレーション」という形があります。
それぞれどういった特徴があるのか見ていきましょう。
ライトトランスレーション
ライトトランスレーションとは、前の安値よりも安値が高く、高値が中心より右に寄っている形を指します。
ライトトランスレーションの特徴は下記の通りです。
- 下降期間よりも上昇期間の方が長い
- サイクルの高値よりも次の高値の方が高くなる
ライトトランスレーションは、下降期間よりも上昇期間の方が長い傾向があります。
サイクルの高値よりも次の高値の方が高くなりやすいです。
つまり、上昇トレンドになる可能性があると覚えておきましょう。
ライトトランスレーションは、上昇期間よりも下降期間の方が長いため、上昇トレンドになる傾向があります。
レフトトランスレーション
レフトトランスレーションとは、前の安値よりも安値が低く、高値が中心より左に寄っている形を指します。
レフトトランスレーションの特徴は下記の通りです。
- 上昇期間よりも下降期間の方が長い
- サイクルの安値よりも次の安値の方が安くなる
レフトトランスレーションは、上昇期間よりも下降期間の方が長くなる傾向があります。
サイクルの安値よりも次の安値の方が安値になりやすいです。
つまり、下降トレンドになる可能性があると覚えておきましょう。
レフトトランスレーションは、上昇期間よりも下降期間の方が長いため、下降トレンドになる傾向があります。
以上が、サイクル理論の形についてです。
レフトトランスレーションとライトトランスレーションは、真逆の傾向があると覚えておきましょう。
サイクル理論の数え方
サイクル理論の数え方は、「ローソク足」を使用して数えていきます。
ただし、使用する足の本数は、周期によって異なります。
では、よく使用される主流の周期をもとに、どれくらいの本数のローソク足が必要なのか見ていきましょう。
周期 | 足の本数 |
---|---|
プライマリーサイクル | 15本から21本 |
メジャーサイクル | 35分から45分 |
4Hサイクル | 60本から80本 |
例えば、プライマリーサイクルの場合は、週足でローソク足が15本から21本を1つとして波を作るのが一般的です。
メジャーサイクルは日足で35本から45本程度、4Hサイクルであれば4時間足で60本から80本程度が目安になります。
つまり、周期の長さに応じて足の本数も増えると覚えておきましょう。
サイクル理論はローソク足を使用して数えていき、周期が長いと本数も長くなる傾向があります。
サイクル理論のトレード方法
サイクル理論の基礎知識が分かっていても、トレード方法が分かっていないと意味がありません。
FXでは、実際のトレードに活かされて初めて知識といえるからです。
- 直近の底を探す
- 底からローソク足を数える
- 今後の値動きを予測する
サイクル理論は、主に3つのポイントを押さえる必要があります。
今後、サイクル理論をトレードに活かすためにも、知識として覚えておきましょう。
直近の底を探す
まずは、直近の底を探しましょう。
過去の値動きがどんな形であっても、直近の底を見ないとどういった値動きをするのか予測できません。
例えば、矢印みたいな直近の底があったとします。
サイクル理論は直近の最安値からスタートするため、ここから数えなければいけません。
つまり、最初に底を探さないと、サイクル理論をトレードに活かせないことになります。
サイクル理論を活かすためにも、まずは直近の底を探しましょう。
底からローソク足を数える
直近の底を探せたら、底からローソク足を数えていきます。
先ほどお話したとおり、サイクル周期ごとの足の数え方は下記の通りです。
周期 | 足の本数 |
---|---|
プライマリーサイクル | 15本から21本 |
メジャーサイクル | 35本から45本 |
4Hサイクル | 60本から80本 |
ローソク足は、上位足のプライマリーサイクルから数えていきましょう。
その後に、メジャーサイクル、4Hサイクルの順に見ていきます。
それぞれ違う動きをしている場合は、上位足(日足や週足などの長期的なチャート)の方を優先してください。
例えば、日足で使用するメジャーサイクルの場合は、足の本数が35分から45分が目安です。
ローソク足を数えると44本で、価格別れが一度も起きてないため、上昇トレンドだと予想できます。
ただし、トレンドの方向性は、「周期の長い順」に優遇される傾向があります。
プライマリーサイクルが上昇トレンドでなければ、様子を見ることも大切です。
底からローソク足を数える時は、周期の長い順に確認してきましょう。
今後の値動きを予測する
最後に、今後の値動きを予測していきましょう。
複数の予測を立てておくことで、リスクヘッジ(リスクを予測して、リスクに対応する準備をすること)につながります。
底からローソク足を数えるのと同じように、上位足のプライマリーサイクルから確認していきましょう。
上位足の方に応じて、ほかの足も同じような動きをする傾向があるからです。
プライマリーサイクルを確認すると、ライトトランスレーションだったとします。
上位足がライトトランスレーションであれば、4Hサイクルも同じ動きをする可能性があるため、上昇トレンドを意識した考え方が必要です。
今後の値動きの予測を上位足から確認することで、エントリーの方針を決めることが可能です。
以上が、サイクル理論のトレード方法です。
どの工程でも、基本的には上位足から確認しましょう。
予測を立てたうえで、どういったエントリーをするのか考えると良いです。
サイクル理論で利益を上げるポイント
サイクル理論だけでも利益を上げられるかもしれません。
さらに、他の要素を知っておくことで、利益を上げられる可能性が上がります。
- 必ずあてはまるわけではない
- 複数の周期・時間を確認する
- テクニカル分析を併用する
では、どういったポイントを押さえるべきなのか、ひとつずつ見ていきましょう。
必ずあてはまるわけではない
サイクル理論は必ずあてはまるわけではありません。
為替相場は、さまざまな要素で値動きをしているからです。
例えば、為替相場には「だまし」というものが存在します。
だましとは、売りまたは買いのサインが出ているにもかかわらず、逆に動くことです。
経済指標(経済全体の状況に関する指標)によっても、違う値動きをする可能性もあります。
サイクル理論では上昇トレンドの傾向が出ていても、下降トレンドになるかもしれません。
サイクル理論だけでも利益を出せる可能性がありますが、必ずあてはまるわけではないのでご注意ください。
複数の周期・時間を確認する
サイクル理論を活用する際は、複数の周期・時間を確認しましょう。
複数の周期や時間から確認しないと、間違った値動きを予測してしまう可能性があるからです。
例えば、4Hサイクルのみ確認して、エントリーしたとします。
しかし、ほかの周期を確認すると、4Hサイクルと違う動きをしているかもしれません。
一つの周期と足でトレードすると、複数の時間・周期を考慮したトレードよりもリスクが高くなります。
損失を出さないためにも、複数の周期・時間を確認しましょう。
ひとつの周期のみの場合は不確定要素が多くなるため、複数の周期と時間を確認してください。
テクニカル指標と併用する
サイクル理論は、テクニカル指標と併用することで精度を上げられる可能性があります。
おすすめのテクニカル指標は下記の通りです。
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表
- MACD
- DMI
- パラボリック
- エンベロープ
「トレンド系のテクニカル指標」を活用することで、精度を上げられる可能性があります。
特に、サイクル理論は「移動平均線」や「ボリンジャーバンド」、「一目均衡表」などのインジケーターと併用すると良いです。
「サイクル理論だとなかなか勝てない」という方は、ぜひ併用してみてください。
サイクル理論は、トレンド系のテクニカル指標と併用することで精度が上げられるため、利益につながる可能性があります。
以上が、サイクル理論で利益を上げるためのポイントです。
サイクル理論は、複数の要素や分析方法を取り入れることで、さらに利益を上げられる可能性があります。
ぜひ、FXトレードを行う際は参考にしていただけると幸いです。
「人気のテクニカル分析について知りたい」という方は、下記のURLからご参照ください。
参考記事:【FX初心者必見!】移動平均線だけを使って勝つ超シンプルな方法!無料インジケーター付き!
参考記事:ボリンジャーバンドとは?順張り・逆張り手法を解説!
参考記事:一目均衡表とは?雲を使ったシンプル順張り手法を大公開!
まとめ
サイクル理論とは、為替相場に一定の周期性があることに注目して、それをもとに導いた法則です。
サイクル理論を駆使すれば、大抵の底と天井を見極められる可能性があります。
サイクル理論には2つの種類と7つの周期があります。
種類と周期を考慮することで、今後の相場を予測することが可能です。
トレード方法に関しては、まずは直近の底を確認しましょう。
底からローソク足を数え、今後の値動きを予測することが大切です。
サイクル理論で利益をあげるためには、特製やルールに沿ってトレードする必要があります。
人気のインジケーターと併用することで、さらに利益につながるかもしれません。
今後、FXトレードで利益をあげるためにも、サイクル理論を活用してみてはいかがでしょうか。
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