通貨強弱のおすすめの無料インジケーター4選!商品選びに失敗しないコツも大公開!
通貨強弱は、トレンドの方向性を把握する上で、重要な要素のひとつです。
通貨強弱を把握することで、トレンド相場が発生する通貨を予測しやすくなります。
さらに、質の高い通貨強弱のインジケーターを活用することで、正確な通貨強弱を把握することが可能です。
しかし、通貨強弱のインジケーターは多数あり、どれを選んだらよいのか分からないかもしれません。
本記事では、通貨強弱のおすすめの無料・有料インジケーターから、インジケーターを選ぶポイント、注意点を紹介します。
「通貨強弱のおすすめのインジケーターを知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
「通貨強弱にインジケーターを使って安定的トレードしたい」という方に向けに、お得な情報なども公開しています。
目次
無料で使えるおすすめの通貨強弱インジケーター4選
まずは、無料で使えるおすすめのインジケーターを紹介します。
- CCFp(Classic Currency Force)シリーズ
- Currency Strength Meter(MQL5コミュニティの無料版)
- CS Dash (Forex Factoryなどのフォーラムで配布)
- TradingViewの「Currency Strength」系インジケーター
今回おすすめした無料の通貨強弱インジケーターは全部で4つです。
CCFp(Classic Currency Force)シリーズ
CCFpシリーズは、単純なCCFpを改良した無料版インジケーターのひとつです。
CCFpは、『FerruFx』という開発者が公開しています。
通貨強弱の推移を時系列で一覧表示するなど、ユニークな機能を持っているものが魅力的です。
CCFpシリーズの特徴 |
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複数の時間足をまとめて通貨の強弱を表示してくれる 一定の数値を超えた際にシグナルを出す機能など、カスタム性が高い |
CCFpシリーズは複数の時間をまとめて、通貨強弱を表示することが可能です。
また、一定の数値を超えるとシグナルで知らせてくれるため、使い勝手も良いでしょう。
CCFpシリーズの注意点 |
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公式の配布場所が個人ブログやフォーラムに限られている場合、導入までの手順が分かりにくい アップデートが止まっている場合があるため、最新版がいつ公開されたかチェックする必要がある |
ただし、FXのインジケーターを使ったがことない方にとっては、設定するまでに時間がかかるかもしれません。
さらに、最新バージョンの発表が不定期のため、定期的に確認する必要があります。
CCFpシリーズは複数の時間をまとめて通貨強弱を表示でき、カスタム性の高い通貨強弱のインジケーターです。
Currency Strength Meter(MQL5コミュニティの無料版)
Currency Strength Meterは、MQL5の公式マーケットやコミュニティの無料インジケーターです。
似たような名前の商品が存在しており、表示方法や計算式に違いが異なります。
Currency Strength Meterの特徴 |
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シンプルに通貨の強弱をバーや数値で表示するものが多い MQL5公式マーケットからワンクリックで導入できるため、インストールが比較的簡単 |
Currency Strength Meterは、通貨強弱をバーや数値で表示しており、シンプルですが扱いやすいです。
さらに、MQL5公式マーケットからワンクリック導入できるため、すぐにご利用いただけます。
Currency Strength Meterの注意点 |
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似たような名前のインジケーターが多く紛らわしいため、評価を必ず確認する デベロッパーによって更新が停止しているものもあるので、最近のアップデート状況を確認する |
一方で、似たような名前が多いので、違う商品をダウンロードしてしまうことがあるかもしれません。
デベロッパーが更新を停止することもあるため、導入する前に必ず事前に確認してください。
Currency Strength Meterは、MQL5公式マーケットが提供しているシンプルで使いやすい通貨強弱インジケーターです。
CS Dash
CS Dashは、『Forex Factory』などのフォーラムで配布している通貨強弱のインジケーターです。
CS Dashの特徴 |
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複数のタイムフレームの通貨強弱をまとめて表示 Dashボード形式で、各通貨とタイムフレームごとの強弱を一覧表示 見やすいUIが多く、カスタマイズオプションも豊富 |
複数のタイムフレームの通貨強弱をまとめて表示することが可能です。
見やすいUIが多く、カスタマイズオプションも豊富のため、使いやすい仕様となっております。
CS Dashの注意点 |
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フォーラムのスレッドからダウンロードする形式の場合、最新版がどれか分かりづらい インストールや初期設定がやや複雑なケースもある |
フォーラムのスレッドからダウンロードする形式の場合、最新版がどれか分かりづらいので確認しましょう。
導入手順も分かりづらいため、付属のドキュメントやスレッドの説明をしっかり読んでください。
CS Dashは、複数のタイムフレームの通貨強弱をまとめて表示できる利便性抜群のインジケーターです。
TradingViewの「Currency Strength」系インジケーター
TradingViewの「Currency Strength」系インジケーターなども優秀です。
具体的には、「Currency Strength Meter」「Currency Index」「CSM」などがあります。
TradingViewの「Currency Strength」系のインジケーターの特徴 |
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ブラウザ上で動作するためMT4/MT5のインストール不要。Macユーザーなどにも便利 スクリプトのソースコードが公開されており、Pine Scriptを修正して自分好みにカスタマイズ可能 |
MT4/MT5とは異なり、わざわざ他のサイトからダウンロードする必要がないので、導入が楽です。
TradingViewのユーザーであれば、TradingViewの通貨強弱系のインジケーター一択だと筆者は考えています。
TradingViewの「Currency Strength」系インジケーターの注意点 |
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複数の通貨ペアを同時に読み込み、計算するため、一部のスクリプトは計算負荷が高い場合がある TradingViewの無料版ではチャートに表示できるインジケーターの数やレイアウトが制限される場合がある |
TradingViewはプランに応じて、使えるインジケーターが異なります。
そのため、無料版だとどうしても物足りなさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
TradingViewの「Currency Strength」系インジケーターは、ダウンロードせずにそのまま使えるのでFX初心者にもおすすめです。
以上が、無料で使えるおすすめの通貨強弱インジケーターです。
無料の通貨強弱のインジケーターは、シンプルな機能が傾向があります。
無駄な機能を必要としない、FX初心者から中級者レベルの方におすすめです。
無料の通貨強弱インジケーターは、通貨強弱に特化したシンプルなものが多いです。これは、MT4やMT5、TradingViewでも同様となります。
有料で使えるおすすめのインジケーター5選
続いて、有料で使えるおすすめのインジケーターをご紹介します。
- Quantum Currency Strength Indicator
- Currency Heatwave Pro
- Strength Meterシリーズ
- V-Power System
- 異国の通貨強弱システム
有料で使えるおすすめの通貨強弱インジケーターは全部で5つです。
それでは、それぞれインジケーターの特徴を見ていきましょう。
Quantum Currency Strength Indicator
Quantum Currency Strength Indicatorは、Quantum Tradingが提供する通貨強弱を視覚的に把握できるインジケーターです。
Quantum Currency Strength Indicatorの特徴 |
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ヒストリカルデータを用いて継続的な強弱の推移を分析できる 導入ハードルが比較的低い 主要通貨の強弱をリアルタイムで数値化 ライン表示やヒートマップ表示 |
Quantum Currency Strength Indicatorは、ヒストリカルデータを使って分析を行えます。
分かりやすいマニュアルを用意しているため、導入のハードルも低いです。
主要通貨のリアルタイムの数値や、ライン、ヒートマップ表示も可能です。
Quantum Currency Strength Indicatorの注意点 |
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インジケーターの値段が比較的高めに設定されている場合が多い サポートは英語が主体なので、英語が苦手な場合は問い合わせに手間がかかることがある |
しかし、基本的に日本語対応ではなく、価格設定が比較的高めなのがネックです。
Quantum Currency Strength Indicatorはヒストリカルデータを使った分析や通貨の強弱を細かく数値化できます。
Currency Heatwave Pro
Currency Heatwave Proは、スマホでもPCでもさまざまな提供元から発売されているインジケーターです。
Googleやappleのアプリからダウンロードできます。
Currency Heatwave Proの特徴 |
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通貨ペアごとの強弱やボラティリティをまとめてチェック シンプルなヒートマップ表示で複数通貨の強弱を一目で把握 経済指標カレンダーやニュース連携が可能 |
Currency Heatwave Proは、通貨ペアごとの強弱やボラリティーをまとめてチェックできます。
さらに、シンプルなヒートマップ表示や通貨ペアの強弱で簡単に確認可能です。
経済指標やカレンダーやニュースを関連付けることで、チャートひとつでさまざまな情報を入手できます。
Currency Heatwave Proの注意点 |
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スマホやタブレット向けのツールが多い 公式サイトや評判を十分に確認する必要がある |
Currency Heatwave Proは通貨ペアごとの強弱やボラリティを把握でき、さまざまな情報を入手できるインジケーターです。
Strength Meterシリーズ
Strength Meterシリーズは、MQL5の公式マーケットでは有料で提供している通貨強弱のインジケーターもあります。
例えば、「Currency Strength Meter」「FX Currency Strength Meter」などを提供しております。
Strength Meterシリーズの特徴 |
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MQL5公式マーケット経由でインストール・管理がしやすい ストラテジーテスターである程度のバックテストが可能 ユーザーレビューやデベロッパーのサポート状況などを確認できる |
MQL5公式のマーケットで購入できるため、MQL5を使っている方にとっては管理しやすいです。
多くのトレーダーが使用感を書いているため、客観的に考えながら購入するかどうか決められます。
Strength Meterシリーズの注意点 |
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レビューとの差を感じる時がある 人によっては設定が複雑 同じような名前のインジケーターが多く混乱しやすい |
インジケーターは個人的な感想であり、トレーダーによって使用感が異なります。
そのため、Strength Meterシリーズの評価が高くても、会わないことがあるかもしれません。
筆者も使ってみましたが、複雑な設定が必要な場合は、意見が分かれる印象を受けました。
Strength Meterシリーズは、MQL5公式マーケット経由で扱いやすく、バックテストも可能なインジケーターです。
V-Power System
V-Power Systemは、通貨強弱を含めた多角的な相場分析をサポートする有料インジケーターです。
V-Power Systemの特徴 |
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トレンドラインのサイン、プライスアクションなど複合的な分析が可能 使い方を共有しているユーザーが多い |
V-Power Systemは他の通貨強弱インジケーターとは違い、トレンドラインやプライスアクションの分析が可能です。
使い方を共有しているユーザーが多いため、そこまで設定なども困らないでしょう。
V-Power Systemの注意点 |
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余計な機能がつきすぎている 自分のトレードスタイルに合わない |
一方で、「シンプルに通貨強弱を使いたい」という方にとっては不向きです。
さまざまな機能がかえって、邪魔になってしまう傾向があるため、あなたのトレードスタイルに合うかどうか確認してください。
V-Power Systemは通貨強弱にくわえて、エントリー・決済のサインが組みこまれているインジケーターです。
異国の通貨強弱システム
異国の戦士でも、通貨強弱を使ったインジケーターを販売しております。
異国の通貨強弱システムの特徴 |
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通貨強弱を根拠とした売買サイン リペイント一切なし 多くのトレーダーが高評価 |
異国の通貨強弱システムは通貨強弱だけではなく、通貨強弱をもとにした売買サインを表示してくれます。
リペイント一切なしで、多くのトレーダーから高評価をいただいております。
異国の通貨強弱システムの注意点 |
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人によっては設定が複雑 多くの機能を備われすぎている |
異国の通貨強弱システムは、3つのシステムを導入するため、FX初心者にとって設定が少し難しく感じるかもしれません。
非常に多くの便利機能が備わっているため、人によってはオーバースペックといえるでしょう。
異国の通貨強弱システムは通貨強弱だけではなく、便利な売買サインが搭載されたインジケーターです。
TradingView版【異国の通貨強弱システム】の詳細を見る▶
以上が、有料で使えるおすすめの通貨強弱インジケーターです。
有料のインジケーターは無料に比べると、非常に利便性が高くさまざまな機能を使えます。
ただし、トレーダーによってはオーバースペックになってしまい、持て余してしまうかもしれません。
あなたのトレードスタイルにあった商品を選ぶようにしましょう。
有料の通貨強弱インジケーターは、通貨強弱の機能にくわえて、エントリー・決済、その他便利機能などもついています。
通貨強弱のインジケーターを選ぶ際のポイント
通貨強弱のインジケーターを選ぶ際には、ポイントを把握しましょう。
選ぶポイントを把握することで、商品の選定に失敗する確率が低くなるからです。
- 計算ロジックと表示形式
- マルチタイムフレーム(MTF)対応
- カスタマイズ性・パラメーター調整のしやすさ
- 正確性とリアルタイム更新
- ユーザビリティとサポート体制
通貨強弱のインジケーターを選ぶ際には、上記5つのポイントを押さえる必要があります。
それでは、具体的にどういったポイントを押さえるべきなのか見ていきましょう。
計算ロジックと表示形式
通貨強弱のインジケーターは、計算のロジックや表示形式を確認しましょう。
計算のロジックや表示形式によっては、あなたが使いづらい傾向があります。
例えば、単純移動平均(SMA)や指数移動平均(EMA)をベースにするものがあります。
ほかにも、ボラティリティや価格差、その他の統計学的手法を組み合わせる通貨強弱のインジケーターも存在します。
また、表示形式ではラインチャートで通貨ごとの強弱ラインを表示するタイプがあります。
さらに、ヒートマップやバー形式で強弱度を一覧表示するタイプなどもあるため、インジケーターによって様々です。
トレードスタイルに合った計算ロジックや表示形式を選ぶことで、トレードを行う際の利便性が変わってきます。
マルチタイムフレーム(MTF)対応
通貨強弱のインジケーターは、マルチタイムフレーム(MTF)対応を推奨します。
マルチタイムフレームに対応することで、異なる時間軸での強弱傾向を把握できるからです。
マルチタイムフレームとは、複数の時間軸を用いて相場を分析する手法です。
マルチタイムフレームを活用することで、スキャルピングからスイングトレードまで、幅広く使えます。
さらに、複数のデータを可視化して一画面に表示する機能である「ダッシュボード機能」があると便利です。
MTF対応で複数の時間足を一度にチェックできるダッシュボード形式なら、タイミングや方向性を把握しやすくなります。
通貨強弱のインジケーターは、マルチタイムフレームに対応することで、利便性が各段に上がります。
カスタマイズ性・パラメーター調整のしやすさ
カスタマイズ性・パラメーター調整のしやすさなども重要です。
通貨強弱のインジケーターは、基本的にひとつの商品を長く使う傾向があるからです。
計算方法の種類を細かく調整できると、自分のトレードスタイルや相場環境に合わせてインジケーターを最適化できます。
そのほかにも、アラート機能の追加や必要に応じてUI上でのカスタマイズが柔軟にできるかどうかも大切です。
あなたが欲しいカスタマイズ機能や、パラメーター調整ができるかどうか確認してください。
正確性とリアルタイム更新
正確性とリアルタイム更新を重視した選び方も視野に入れましょう。
ブローカーごとの価格配信やスプレッドに応じて値がズレることがあるからです。
FXトレーダーによって、取引する環境は全く異なります。
例えば、非常にハイスペックのパソコンの方もいれば、昔のパソコンを使っている方もいるでしょう。
レート変動の遅延やサーバー負荷が大きいと、通貨強弱の推定値が常に遅れてしまう可能性があります。
特に、スキャルピングや秒スキャなど、推定値がズレてしまうことがあるのでご注意ください。
また、通貨強弱は複数の通貨ペアのレートから計算されます。
ブローカーごとの価格配信やスプレッドに応じて、値がズレることがあると覚えておきましょう。
推奨のスペックなどが書いてあったら、必ず確認してください。
正確性とリアルタイム更新を確認することで、通貨強弱の推測値のズレを防げる可能性があります。
ユーザビリティとサポート体制
ユーザビリティとサポート体制があるかどうか確認しましょう。
ユーザビリティとサポート体制がないと、困った時も自力で解決するしかないからです。
まずは、MT4/MT5、TradingViewに応じて、適したファイル形式や導入手順が用意されているか確認してください。
特に、複雑な設定の場合は、分かりやすい導入手順でなければ、設定すら難しくなります。
実際に、筆者がFXを始めたての時に、説明書がなくて導入するのが困難だった経験があります。
また、インジケーターには不具合がつきものです。
何か不具合が生じた場合、すぐに対応してくれるカスタマーセンターがあるかどうか確認しましょう。
ユーザーファーストを掲げているサイトや企業であれば、困った時に対応してくれます。
通貨強弱のインジケーターを購入する場合は、サポートが充実しているサイトや企業にしましょう。
以上が、通貨強弱のインジケーターを選ぶ際のポイントです。
通貨強弱のインジケーターを選ぶ際には、計算ロジックと表示形式、正確性なども重視しましょう。
マルチタイムフレームに対応していることで、一つのチャートで確認できるため、利便性が上がります。
長期で使う場合は、ユーザビリティとサポート体制などが充実しているかどうかも大切です。
商品自体の評判だけではなく、販売しているサイト・企業なども確認しましょう。
質の低い通貨強弱のインジケーターにご注意
現在、質の低い通貨強弱のインジケーターなども販売されている傾向があります。
質の低い通貨強弱のインジケーターを売っている企業が存在しているからです。
2025年現在、FXや投資の関心度が高まる中、そういったユーザーを狙った投資詐欺が多発しています。
例えば、課題広告を使って、「100%勝てる」「すぐに億トレーダー」など、嘘の情報を拡散しています。
若年層の投資詐欺は深刻で、tiktokはInstagramやfacebookを抜いて、被害件数が1番多くなっているのが現状です。
甘い言葉には必ず裏があるので、そういった嘘の情報に惑わされずに、しっかりとしたサイトや企業を選びましょう。
特に、証券会社や評判の良い・実績豊富なサイトを選ぶことで、詐欺被害を防ぐことが可能です。
近年、通貨強弱のインジケーターを使った投資詐欺などもありますので、購入する時は慎重に選んでください。
2024年の警視庁の調査によると、去年1月から11月までのSNS型投資詐欺・ロマンス詐欺の被害額は、約1,141.0億円で、+763.4億円も増加しているそうです。
通貨強弱のインジケーターを活かしたトレード戦略5選
通貨強弱のインジケーターをダウンロード・購入したら、トレード戦略を身につけましょう。
通貨強弱を活かしたトレード戦略を身につけることで、安定したトレードを実現させることが可能です。
- 強い通貨×弱い通貨のペアに注目する
- マルチタイムフレームで方向性を確認する
- ファンダメンタルズや経済指標もチェックする
- 他のテクニカル指標・分析手法と組み合わせる
- ロットサイズ・リスクリワードを考慮する
通貨強弱のインジケーターを活かしたトレード戦略は全部で5つです。
トレード戦略をマスターして、今後のトレードに活かしていきましょう。
強い通貨×弱い通貨のペアに注目する
強い通貨×弱い通貨のペアに注目しましょう。
通貨強弱によって、トレンドの方向性が分かるからです。
相場は7割がレンジ相場で、3割がトレンドの相場といわれています。
レンジ相場の出現率は高いですが、相場の動きが敏感でトレードを安定させることが困難です。
そこで、強い通貨×弱い通貨のペアに注目することで、トレンド相場を狙ったエントリーを行います。
トレンドに沿った順張りエントリーを行うことで、レンジ相場よりも安定したトレードが可能です。
ただし、通貨強弱のインジケーターだと、トレンドの判断の根拠が弱い傾向があります。
トレンドの判断を正確に把握できるインジケーターとの併用をおすすめします。
「トレンドを判断できるインジケーターについて知りたい」という方は、下記の記事の参考にしてください。
FXのトレンドを判断するインジケーター5選!エントリーを向上させるコツや、注意点などを大公開!
通貨強弱のインジケーターは強い通貨×弱い通貨のペアに注目することで、トレンドに沿ったエントリーが可能です。
マルチタイムフレーム(MTF)で方向性を確認する
マルチタイムフレームで方向性を確認しましょう。
トレンドの方向性による信頼度を高めることが可能です。
例えば、4時間足や日足レベルで強い通貨が、1時間足や15分足でも上昇傾向だったとします。
複数の足が上昇傾向であれば、1つの足よりも上昇傾向の信頼度が高まります。
大きな相場の流れを把握したうえで、短期足のエントリー・決済をすると安定したトレードが可能です。
特に、スキャルピングトレードを行っているトレーダーは、この手法を使ったトレードが多い傾向があります。
筆者も実際にスキャルピングでトレードする時は、複数の足の方向性を必ず確認します。
トレンドの流れを正確に把握するために、マルチタイムフレームで方向性を確認しましょう。
マルチタイムフレーム分析とは?やり方やインジケーターなどをFX初心者向けに解説
経済指標や市場が活発になる時間帯を把握する
経済指標や市場が活発になる時間帯を把握しましょう。
経済指標や市場が活発になる時間帯は、通貨ペアの通貨強弱がはっきりするからです。
経済指標の場合は、重要な経済指標を把握する必要があります。
重要な経済指標の一覧は下記の通りです。
アメリカの重要な経済指標 |
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米国雇用統計 FOMCの金利政策 フェデラル・ファンド金利 国内総生産 ISM製造業景気指数 消費者物価指数(CPI) |
今回は、アメリカの重要な経済指標を例にあげさせていただきました。
特に、アメリカの場合は米国雇用統計やFOMCの金利政策については、相場が大きく動くので注意が必要です。
また、最も市場が活発になる時間帯は、日本時間で21時〜翌2時頃といわれています。
相場が最も活発になる理由は、各市場の取引時間が重なるからです。
各市場の取引時間 |
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ロンドン市場:日本時間の17〜翌2時 ニューヨーク市場:日本時間の22〜翌5時 日本市場:日本時間の8〜17時 |
例えば、欧州市場(ロンドン市場)と米国市場(ニューヨーク市場)が重なる時間帯は活発です。
開始時間が重なると、相場が変動する要素が多くなるため、大きく相場が動くと覚えておきましょう。
相場大きく動くと強いトレンドが形成されることがあるため、通貨強弱を活かしやすいです。
経済指標や市場が活発になる時間帯を把握することで、通貨強弱を駆使したトレードを行えます。
「どれが重要な経済指標か分からない」という方は、有名な証券会社の経済指標を見ると分かりやすいです。
他のテクニカル指標・分析手法と組み合わせる
他のテクニカル指標・分析手法と組み合わせることも大切です。
通貨強弱には欠点があるからです。
通貨強弱は、トレンドの方向性を把握するには便利なインジケーターです。
しかし、エントリーポイントや決済を見極めることができません。
また、いつまでトレンドが続くのか把握する術もないことも覚えておく必要があります。
こういった通貨強弱の欠点を補うためにも、エントリーポイントや決済を見極めるインジケーターと併用しましょう。
併用するインジケーターはトレンド系とオシレーター系に分かれます。
トレンド系 | オシレーター系 |
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移動平均線 | RSI |
一目均衡表 | MACD |
ボリンジャーバンド | ストキャスティクス |
トレンド系は移動平均線や一目均衡表、ボリンジャーバンドなどがおすすめです。
オシレーター系は、RSIやMACD、ストキャスティクスが良いでしょう。
サポート・レジスタンス分析は、レジサポラインと併用することで、反発や反転を確認できます。
上記のインジケーターを使うことで、通貨強弱のインジケーターのエントリーポイントや決済の欠点を補えます。
通貨強弱のインジケーターはトレンド系・オシレーター系のインジケーターと併用することで、質の高いトレードを実現できます。
ロットサイズ・リスクリワードを考慮する
ロットサイズ・リスクリワードを考慮しましょう。
ロットサイズ・リスクリワードを考慮しないと、通貨強弱で方向性を把握できても損をするかもしれません。
ロットサイズは取引通貨の量で、リスクリワードは利益と損の比率を表す指標です。
上記2つのポイントがズレていると、取引を行うごとに損をする可能性があります。
例えば、リスクリワードが1以下の場合は、取引をするたびに負け越すことがあるため、非常に危険です。
また、ロットサイズはレバレッジを上げすぎると、すぐロスカットになってしまうかもしれませんので、注意が必要です。
リスクリワードは2から3が理想で、ロットサイズの損失は資金全体の2%に抑えましょう。
ロットサイズ・リスクリワードを考慮することで、リスク管理を徹底できます。
「リスクリワードのリスクを数値として知りたい」という方は、バルサラの破産確率を覚えておくと便利です。
バルサラの破産確率とは?計算式や見方、知って得する破損しない方法などを大公開!
以上が、通貨強弱のインジケーターを使ったトレード戦略です。
通貨強弱のインジケーターを活用する際は、強い通貨×弱い通貨のペアに注目しましょう。
さらに、マルチタイムフレームで活用することで、複数の足の方向性を確認できます。
通貨強弱を正しく把握するために、ファンダメンタルズや経済指標もチェックすることも大切です。
他のテクニカル指標・分析手法と組み合わせながら、リスク管理を徹底することで、質の高いトレードが可能です。
通貨強弱のインジケーターには余計な機能をつけずに、他のインジケーターと併用してあなたに合った組み合わせを見つけるのもひとつの方法です。
まとめ
無料の通貨強弱のインジケーターは、通貨強弱のみを表示したシンプルなものが多いです。
一方で、有料の通貨強弱のインジケーターは、さまざまな機能が付いている傾向があります。
例えば、マルチタイムフレーム機能や通知機能などがついています。
インジケーターによっては、エントリー・決済のサイン表示など、商品によって多種多様です。
あな他のトレードスタイルに合った通貨強弱のインジケーターをダウンロード・購入しましょう。
通貨強弱のインジケーターを選ぶ際には、用途に合ったものを選ぶことが重要です。
もしも、どれが良いのか分からない場合は、高評価レビューの多い実績のあるサイトや企業の商品を選びましょう。
実績・評価の高いサイト・企業から選ぶことで、詐欺に遭う確率が下がります。
通貨強弱のインジケーターを上手く活用するために、強い通貨×弱い通貨のペアに注目しましょう。
マルチタイムフレームを駆使したうえで、ファンダメンタルズや経済指標もチェックしてください。
さらに、他のインジケーターと併用しながら、リスク管理を徹底することで、今よりも安定したトレードを行えます。
この記事が「通貨強弱のおすすめのインジケーターを知りたい」という方にとって、参考になれば幸いです。
2014年駒澤大学経営学部・経営学科卒業。その後、SEOを中心に事業を営む会社でコンテンツマーケティングを経験。コンテンツSEOを中心に各種プロジェクトに参画し、個人ではFXトレードを経験。株式会社セネリアスでは、半年間で表示回数・クリック数を倍にすることに成功。コンテンツSEOの豊富な知識や丁寧な対応、自身で経験したFXの経験をもとにユーザーファーストを心がけたライティングが強み。
【異国のAI.天底サインシステム】遂に発売!待望のAIシリーズ第一段!
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