【初心者必見】FX自動売買(EA)の使い方とは?おすすめな理由や設定方法も解説!
FXの自動売買とは、あらかじめ決められたトレードルールに基づいて自動で売買する仕組みのことです。
「自動売買をやってみたいけど使い方がわからない」「FX初心者の私でも必要なの?」というような疑問を持つ方は多いようです。
現在は、様々なタイプの自動売買があります。
初心者にもおすすめのものもありますが、中には詐欺のようなものもあるため注意が必要です。
本ページでは、自動売買の使い方やメリット・デメリットなどの基礎知識について解説していきます。
「裁量取引で勝てない・・」とお悩みの方はもちろん、最近FXを始めた方も、これから始めようと思っている方も、ぜひ参考にしてください。
FXの自動売買とは?基本的な使い方
FXの自動売買とは、設定したルールを基に取引を自動化するシステムのことです。
自動売買を使った取引をシステムトレード(シストレ)と呼びます。
また、世界中に愛用者が多い取引ツールMT4の自動売買プログラムをEA(Expert Adviser)と呼びます
使い方としては、以下のような設定ができます。
・毎朝9時に米ドル円を新規注文し、9時55分に決まった仲直で決済する ・レートが140円になったら買う/売る ・いくつかの指標を組み合わせて設定した数値になったら買う/売る |
この仕組みを利用することで常に画面を監視しなくても、24時間自動的に取引が可能となります。
また、あらかじめルールを設定するため、感情的な判断ミスがなくなり、高速で正確にトレードができます。
メリット・デメリット
自動売買は通常の取引(裁量取引)に比べ、メリットもありますがデメリットもあります。
どちらもしっかり踏まえた上で使いこなしましょう。
メリット
- 24時間効率よく取引ができる
- 瞬時に取引が執行されるため素早い相場の変動にも対応できる
- 感情に左右されずに冷静な取引ができる
- 専門的な知識や分析が不要
自動売買のメリットはやはり自動化することにより、時間にとらわれず冷静且つ迅速な取引ができることです。
また裁量取引を行う場合はテクニカル分析やファンダメンタルズ分析を行い売買のタイミングを決めていきます。一方、自動売買はプログラムされた実績のあるツールを選ぶだけで始めることが可能です。そのため、専門的な知識や分析が不要となります。
デメリット
- 相場が急変した場合に臨機応変な対応ができない
- 手数料が高い傾向がある
- ツールによっては設定が難しい
自動売買は過去のデータをもとにプログラムされているため、過去にない相場や急な変動などに対応できない可能性があります。
また、自動売買は裁量取引より手数料が高い場合があります。自動売買を使う際には手数料もしっかり確認することをお勧めします。
シンプルな自動売買ツールも多く販売されていますが、プロアマ問わず世界中のトレーダーに人気なMT4などは、自分で自動売買プログラム(EA)を入れる必要があります。
自分でMT4にプログラミングを組み込むこともできますが、非常に複雑なため初心者の方にはおすすめできません。
自動売買は自動で取引をやってくれる反面、急な相場の変化には対応できない傾向があると覚えておきましょう。
FX自動売買の種類
FXの自動売買に必要なプログラムは主に以下の種類があります。
- リピート型
- トレーダー型・選択型
- プログラム型(開発型)
それでは、プログラムごとの特徴を見ていきましょう。
リピート型
リピート型とは、特定の条件下で売買を繰り返す仕組みです。
例えば、「1ドル100円で買い→101円になったら決済」「1ドル101円になったら買い、102円になったら決済」などのようなルールを張り巡らせて取引することで自動的に売買を繰り返します。
そうすることで少しずつ利益を積み重ねていく方法です。
リピート型は設定がシンプルなので初心者の方にもおすすめです。
選択型・トレーダー型
選択型・トレーダー型とは、FX会社がいくつか公開しているストラテジーから選べるタイプです。
すでに用意されているものから選ぶだけなので初心者にもおすすめと言えます。
中級者・上級者の方は自分で設定をすることもできるため、柔軟性が高いのも特徴です。
また、実績のあるFXトレーダーの取引を再現するようあらかじめプログラムされたタイプのトレーダー型もあります。
初心者でもプロなど上級者と同じトレードができるのが、最大のメリットです。
ただし、どんなトレーダーも不振に陥ることはあります。
過信し過ぎると大きな損失を生む可能性があるので、十分に気をつけましょう。
中には、詐欺のようなツールや非常に高額なものがあるため注意が必要です。
選択型・トレーダー型は、ストラテジーから選べるタイプで、どちらかというと中級者・上級者向けだと考えられます。
プログラム型(開発型)
プログラム型とは、売買ルールをプログラミング言語で設定するタイプです。
自分で全て作る場合や既に開発された自動売買プログラム(EA)を購入する場合があります。
売買について細かい取引ルールが設定でき汎用性が高いため、中級者以上や勝率を上げたい方におすすめです。
プログラム型は売買ルールをプログラミング言語で設定するタイプで、中級者以上や勝率を上げたい方に向いています。
主に、3つの種類の特徴を理解していれば問題ありません。
自動売買は危険?おすすめしないと言われる理由
自動売買で調べていると「おすすめしない」という意見も聞くことがあります。
特徴やメリット・デメリットなどを踏まえて適切に使うことで非常に便利なツールですが、以下のような場合はおすすめできません。
- 一気に大きな利益を狙いたい
- 十分な運用資金がない(20万以下)
- 完全放置してしまう
- 怪しい(詐欺のような)ツール
それでは、おすすめできない理由を詳しく見ていきましょう。
一気に大きな利益を狙いたい場合
「一回の取引で大きく稼ぎたい」という方にはおすすめできません。
なぜなら、FXの自動売買はコツコツ利益を積み上げる投資の手法だからです。
例えば、FXトレードを初めて間もないのに、レバレッジ(担保となる証拠金をFX口座に預けること)を国内最大の25%で取引するのは、おすすめできません。
レバレッジが大きいと、損失が大きくなるからです。
値幅は、安全といわれている「3倍〜10倍」に設定することをおすすめします。
一攫千金を狙うために、レバレッジ25倍でいきなり取引するような方にはおすすめしません。
十分な運用資金がない場合(20万円以下)
FXの自動売買に最低限必要な資金は、選択する通貨ペアなどによって異なりますが、最低20万円程度は用意したほうが良いです。
なぜなら、裁量トレードの場合は多くても3〜5ポジション程度ですが、自動売買の場合は10ポジション前後を保有することがあるからです。
例えば、評価損を抱えながら運用することになります。
必要証拠金がギリギリだとロスカットにつながりやすくなるのです。
ロスカットすると、すべての保有ポジションが決済されるため、新しくエントリーしなければいけません。
自動売買に限らずですが、資金には余裕を持ち、余剰資金で取引するようにしましょう。
完全放置してしまう場合
FXの自動売買は裁量取引より手間はかかりませんが、完全放置をすると気がついたら大きな損失を抱えることも十分にありえます。
なぜなら、FXの自動売買は過去のデータをもとにプログラムされているため、過去にない相場や急変動が起きた場合に対応できません。
例えば、大きな経済指標が発表されたとします。
近年だと、アメリカの大統領選挙が経済に大きく影響するニュースなどありました。
経済に大きな影響を与えると事前に知っているにもかかわらず放置すると、大きな損失になる可能性があるためご注意ください。
常に監視する必要はありませんが、大きな価格変動やチャートは定期的に確認するようにしましょう。
怪しいツールの場合(詐欺・高額など)
実績がないツールや高額すぎるツール、「必ず稼げる」などの誘い文句で販売されているツールもあるため注意が必要です。
実績がないツールや高額すぎるツールは詐欺の可能性もあります。
SNSで投稿されている「絶対に勝てるEA」「数カ月で億り人になるEA」など、誇張している商品は気をつけてください。
こういったEAを購入した結果、詐欺被害にあったという報告が年間多く寄せられており、異国の戦士にも問い合わせとしてあります。
なるべく、信頼・実績のあるEAを購入するように心がけましょう。
怪しいツールは、リターンが大きく見えて実はリスクがつきものです。
しっかり実績を確認して購入するようにしましょう。
特に、近年では詐欺被害がある多発していることあるため、十分注意して自動売買を購入してください。
FXの自動売買の始め方・設定方法
FXの自動売買の始め方は種類によって異なります。
- FX会社などのリピート型・選択型の場合
- 開発型の場合(EA)
まずは、自分のトレードスタイルに合う自動売買のツール(EA)を選びましょう。
リピート型・選択型の場合
- 管理画面にログイン
- 自動売買の条件を設定/ストラテジーの選択
まずは、管理画面にログインをします。
次に、自動売買の条件を設定/ストラテジーの選択を選択しましょう。
取引条件では「通貨ペア」「売/買(ポジション)」「注文レンジ」「注文値幅」「ロット」「運用停止ライン」などを決めます。
特に値幅をどれくらいにするかが重要です。値幅を狭く設定することで決済されやすくなりますが、その分多くの注文数が必要になるため証拠金も多く必要になります。
反対に、広く設定するとなかなか利益確定しづらいというデメリットもあります。
ツールやFX会社によっては、いくつか値幅があらかじめ設定されているので、初心者の方はその中から選んでもいいでしょう。
ストラテジー(取引ルール)は自分に合うものを選びます。
初心者の方は情報が公開されているものから確認した方が安心です。
リピート型・選択型の場合は工程がシンプルなので、すぐに始められます。
開発型の場合(EA)
- MT4の稼働環境を確保
- PCにMT4をインストール
- MT4にEAをインストール
- EAを設定(最適化・稼働)
まずは、MT4の稼働環境を確保しPCにMT4をインストールします。
MT4にEAをインストールした後に、EAを設定すると表示可能です。
MT4を導入していない場合、まずは稼働環境の確保から行います。
自動売買は24時間稼働します。そのため、万一PCが停止してしまった場合、自動売買も停止してしまうため稼働環境は非常に重要です。
安定したインターネット通信も必要となります。
リスクを回避するには仮想専用サーバーVPSサービスの利用もおすすめです。
環境が整ったら、MT4とEAをインストールしEAの細かい設定をします。インストール方法は各FX会社のマニュアルを確認してみてください。
開発型の場合はリピート型・選択型よりも工程は多いですが、そこまで難しくありません。
どちらの場合も、慣れれれば設定自体は難しくなりません。
FXの自動売買を使う際のコツ
FXの自動売買を使う際には、以下の3つのコツを押さえておきましょう。
- 相場の情報を定期的に確認する
- メジャーな通貨を選ぶ
- 十分な資金を入れる
それぞれ詳しく解説していきますので、参考にしてください。
相場の情報を定期的に確認する
相場の情報を定期的に確認しましょう。
なぜなら、自動売買ツールは非常に便利ですが、急な相場変動には対応できないなどデメリットがあるからです。
為替市場は常に変化をしているため、長期運用していると少しずつズレ生じる可能性があります。
ズレが生じると、「知らないうちに大損が出ていた!」ということが多いです。
為替市場を確認するためにも、経済ニュースのアプリや経済指標を確認できるサイトなどを見ましょう。
筆者としては、『Tradays — FX経済指標カレンダーとニュース』などがおすすめです。
為替市場を随時確認し、必要に応じて売買条件の最適化が必要です。
メジャーな通貨ペアを選ぶ
できるだけ取引量の多い、メジャーな通貨ペアでトレードするようにしましょう。
メジャーな通貨ペアは取引量が多く、値動きが安定している傾向があります。
■メジャーな通貨ペアの例 |
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USD/JPY (米ドル/日本円) EUR/JPY (ユーロ/日本円) GBP/JPY (英ポンド/日本円) AUD/JPY (豪ドル/日本円) CAD/JPY (カナダドル/日本円) EUR/USD (ユーロ/米ドル) GBP/USD (英ポンド/米ドル) |
上記のようなメジャーな通貨ペアを選んで取引してみてください。
FXはさまざまな通貨ペアを選択できますが、中には避けた方がいい通貨ペアがあります。
- TRY/JPY(トルコ/円)
- (ZAR/JPY)(南アフリカランド円)
- MXN/JPY(メキシコペソ)
上記のようなマイナー通貨は、値動きが激しく(ボラティリティが大きい)、取引量が少ないためおすすめできません。
メジャーな通貨ペアと合わせて覚えておきましょう。
メジャーな通貨ペアは値動きは、小さいが安定しているという特徴があります。
コツコツと利益を積み重ねる自動売買には非常におすすめです。
十分な資金を入れる
FXの自動売買は投資資金が多い方が利益が出やすいという傾向があるため、十分な資金を用意するのがおすすめです。
なぜなら、裁量トレードに比べるとチャートを監視していないため、知らない間にロスカットが起こる可能性があるためです。
十分な軍資金を入れることで、利益が出る前に資金が尽きてしまわないよう、余裕を持った運用を行えます。
また、自動売買の特性上、複数のストラテジーで運用できるためさらにリスクを避けられます。
FXの自動売買は投資資金が多い方が利益が出やすいという傾向があるため、最低でも20万円の資金を入れましょう。
自動売買は使い方の仕方次第で、しっかり長期で稼ぐことが可能です。
まとめ
FXの自動売買の使い方について解説してきました。
メリット・デメリットや特徴、リスクなどを押さえた上で使用することで、利益につなげることができる、便利なツールです。
初心者の方には少しハードルが高いと感じられる場合もあるかもしれませんが、これらの内容をしっかりと確認して、ご自身のトレードスタイルに合ったものがあれば取り入れてみるのもいいかもしれません。
そして、「異国の戦士」でも実績・評価の高いEAを揃えています。
10年以上にわたりFXの自動売買(EA)やインジケーターの開発を行なっており、大手会社と開発提携をしています。
こちらの記事でも詳しく解説しているので、是非ご覧ください。
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