FXのトレンドを判断するインジケーター5選!エントリーを向上させるコツや、注意点などを大公開!
トレンドの判断はFXトレードを行う上で、非常に重要です。
なぜなら、トレンドを正確に判断することで、エントリーから決済まで把握できるからです。
トレンドを正確に判断できれば、余計なエントリーを減らせるためリスク管理にもつながるでしょう。
しかし、トレンドを正確に判断するといっても、どう判断すれば良いのか分からない方もいると思います。
本記事では、トレンド相場の概要からおすすめのインジケーター、勝率・利益を上げる方法などを紹介します。
「トレンド相場でインジケーターを使って安定的に取引したい」という方は、ぜひ参考にしてください。
すでにトレンド相場をある程度理解している方向けに、注意点なども公開しています。
目次
そもそもトレンド相場とは?
「そもそも、トレンド相場ってなに」という方もいると思いますのでご説明します。
トレンド相場とは、一定の変動幅の中で価格が上昇と下降を繰り返す相場のことです。
トレンド相場には、「上昇トレンド」と「下降トレンド」の2つが存在します。
例えば、相場が上昇している場合は、「上昇トレンド」の相場といえます。
一方で、相場が下降していれば、「下降トレンド」として判断可能です。
相場をある一定の期間が経過すると、トレンドが転換するため、ずっと同じ相場ではないことも覚えておきましょう。
トレンド相場はある一定期間の中で、相場の方向性が定まっている相場のことです。
「トレンド相場について知りたい」という方は、下記のURLからご参照ください。
【異国の戦士-FX初心者講座】トレンド・レンジ相場について学習しよう!
レンジ相場の特徴
トレンド相場のほかにも、レンジ相場というものが存在します。
レンジ相場とは一定の範囲内の中で、方向性が定まらないまま相場を行き来することです。
「ボックス相場」とも呼ばれています。
レンジ相場は、相場が動く材料がない時に発生する可能性があります。
例えば、大きな経済指標や政治的要因、地化学的リスクがなければ相場は大きく動きません。
相場が大きく動く材料がなければ、レンジ相場になる傾向があります。
レンジ相場は、方向性が定まっていない相場だと覚えておきましょう。
レンジ相場は7割を占めるといわれているので、大抵はレンジ相場の傾向があります。
「レンジ相場について詳しく知りたい」という方は、下記のURLからご参照ください。
レンジ相場とは?レンジ相場に役立つ人気のインジケーターやおすすめ通過ペアを大公開!
以上が、トレンド相場の基礎的な知識です。
トレンドの相場は、一定の変動幅の中で上昇や下降を繰り返す相場のことです。
一方で、レンジ相場は相場を判断する材料がないため、相場が定まらない状況を指します。
FXトレードを行う上での基礎なので、知らなかった方はこの機会に覚えておきましょう。
トレンド相場は方向性が定まっていて、レンジ相場は方向性が定まっていないということですね。
トレンドの判断におすすめのインジケーター5選
トレンドを正確に判断するのは、難しい場合があります。
特に、FX初心者であれば「どこからがトレンドでどこからがレンジなのか分からない」という方もいるはずです。
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- MACD
- 一目均衡表
- パラボリック
上記のインジケーターを活用することで、トレンドかどうか判断しやすくなります。
では、具体的にどういったインジケーターなのか詳しく解説します。
移動平均線
移動平均線とは、一定期間の価格から平均値を計算したうえで、折れ線グラフで表したトレンド系のインジケーターです。
移動平均線を使うことで、トレンドの方向性やトレンドの転換を見極められます。
移動平均線を使う場合は、主に2つの線を使って取引を行う傾向があります。
2つの線を使うことで、直帰の相場と長期の相場を把握できるからです。
短期線 | 長期線 |
10 | 100 |
20 | 200 |
特に、短期線10と長期線100もしくは、短期線20と長期線200の組み合わせがおすすめです。
短期線と長期戦を組み合わせることで、トレンドの判断が可能です。
移動平均線は価格から平均値を計算して折れ線グラフにしたもので、トレンドの判断や転換で活用できます。
「移動平均線について詳しく知りたい」という方は、下記のURLからご参照ください。
【FX初心者必見!】移動平均線だけを使って勝つ超シンプルな方法!無料インジケーター付き!
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドとは、移動平均線と標準偏差で構成されているトレンド系のインジケーターです。
統計学を応用していることでも知られています。
ボリンジャーバンドの詳細 |
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移動平均線 ±σ1 ±σ2 |
ボリンジャーバンドは、主に移動平均線と±σ1、±σ2で構成されています。
ローソク足が移動平均線や+σ1を上に突き抜ければ、上昇トレンドと判断可能です。
一方で、ローソク足が移動平均線や-σ1を突き抜ければ、下降トレンドとして判断できます。
また、ボリンジャーバンドはトレンドの転換でも活用できます。
例えば、±σ1にタッチした時に、トレンドが転換する可能性があります。
特に、±σ2のトレンドの転換率は95%のため、トレンドの転換や決済のタイミングとしても使えるでしょう。
ボリンジャーバンドは移動平均線と標準偏差で構成されており、トレンドの判断や転換を見分けることが可能です。
「ボリンジャーバンドについて詳しく知りたい」という方は、下記のURLからご参照ください。
ボリンジャーバンドとは?順張り・逆張り手法を解説!
MACD
MACDは2つの移動平均線で構成されている、トレンド分析の中でも人気のあるテクニカル指標です。
トレンドの転換や売買のタイミングの際に役立ちます。
MACDには、3つのラインがあります。
MACDのラインの詳細 |
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MACDライン シグナルライン ヒストグラム |
「MACDライン」「シグナルライン」「ヒストグラム」の3つで構成されています。
ゴールデンクロスが発生した場合は、下降トレンドから上昇トレンドに転換する傾向があります。
また、デッドクロスが発生していれば、上昇トレンドから下降トレンドに転換することがあると覚えておきましょう。
ただし、MT4 やMT5を使用する場合は、ヒストグラムが表示されないのでご注意ください。
MACDは3つのラインで構成されており、トレンドの転換や売買のタイミングを確認できます。
「MACDについて詳しく知りたい」という方は、下記のURLからご参照ください。
MACDとは?ゴールデンクロス・デッドクロスを活用した必勝法やポイントを分かりやすく解説!
一目均衡表
一目均衡表とは、「売り手と買い手の均衡が崩れた時、相場は大きく動く」という概念をもとに作られたインジケーターです。
昭和初期に、細田悟一とスタッフが7年の歳月をかけて完成させたもので、世界的にも支持されている手法となります。
一目均衡表の詳細 |
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転換線 基準線 遅行スパン 先行スパン(2本) |
一目均衡表は、「転換線」「基準線」「遅行スパン」「先行スパン(2本)」で構成されています。
5つの線を活用することで、トレンドの発生や売買のタイミングを把握することが可能です。
一目均衡表は5つの線で構成されており、トレンドの発生や売買のタイミングを確認できます。
「一目均衡表について詳しく知りたい」という方は、下記のURLからご参照ください。
一目均衡表とは?雲を使ったシンプル順張り手法を大公開!
パラボリック
パラボリックは、RSIやDMIを生み出した『J.W.ワイルダー』によって開発されたトレンド系のインジケーターです。
トレンドの状況や転換を見極める際に有効といわれています。
パラボリックは、価格とSARの位置関係を見るだけなのでとてもシンプルです。
例えば、SARがローソク足よりも上にある場合は、上昇トレンドの傾向があると考えられます。
一方で、SARがローソク足よりも下にあれば、下降トレンドとして判断できると覚えておきましょう。
SARの位置が変わるタイミングで、トレンドの転換なども把握できます。
パラボリックは、ローソク足とSARの位置でトレンドの状況と転換を見極められるトレンド系のインジケーターです。
「パラボリックについて詳しく知りたい」という方は、下記のURLからご参照ください。
FXのパラボリックとは?設定やチャートの見方を大公開!
以上が、トレンドを判断できるおすすめのインジケーター5選です。
いずれのインジケーターも、多くのFXトレーダーが使っているものなので、ぜひ使ってみてください。
どのインジケーターも、多くのFXトレーダーが使っているものばかりです。
トレンドの判断の精度を上げる方法
さらに、トレンドの判断の精度を上げるための方法も存在します。
- ダウ理論を理解する
- トレンドラインを引く
- ほかのインジケーターを組み合わせる
上記3つを意識することで、インジケーター単体で取引するよりも精度を上げることが可能です。
では、具体的にどうすればトレンド判断の精度が上がるのか見ていきましょう。
ダウ理論を理解する
トレンドの判断の質を高めるために、ダウ理論を理解しましょう。
ダウ理論を理解することで、高値・安値やトレンドの転換を把握できるからです。
ダウ理論には、基本的な原則が存在します。
ダウ理論の6つの原則 |
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1.平均株価はすべての事象を織り込む 2.トレンドには3種類ある 3.長期トレンドは3段階からなる 4.平均は相互に確認されなければならない 5.トレンドは出来高でも確認されなければならない 6.トレンドは転換の明白なシグナルが出るまで継続する |
全て理解するのは難しいと思うので、「トレンドは明確なシグナルがない限り継続する」と覚えてください。
例えば、極端な話ですが大きな経済指標や地政学的リスクがなければ、トレンドは継続するということです。
一方で、経済において大きな影響があれば、トレンドが転換する傾向があります。
トレンドの転換の際は、最高値・最安値を更新した際に意識していきましょう。
ダウ理論を理解するということは、トレンドの流れを理解することにつながるのでぜひ覚えてください。
トレンドラインを引く
トレンドラインを引くことで、トレンドの判断の質が向上します。
トレンドラインは、トレンドの方向性や転換などを見極められるラインだからです。
トレンドラインの詳細 |
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サポートライン レジスタンスライン |
主に、サポートラインとレジスタンスラインの2本を引いてください。
サポートラインとは、過去の価格の上値と上値を結んだラインのことです。
一方で、レジスタンスラインは過去の価格の下値と下値を結んだラインを指します。
2つのラインを引くことで高値や安値が見やすくなるため、トレンドの判断がしやすくなるのでおすすめです。
トレンドの判断の質を高めるためにも、サポートラインとレジスタンスラインを引きましょう。
「サポートラインとレジスタンスラインについて詳しく知りたい」という方は、下記のURLからご参照ください。
【異国の戦士-FX初心者講座】レジスタンス・サポートラインを上手に描くコツを伝授!
ほかのインジケーターを組み合わせる
ほかのインジケーターを組み合わせることで、さらに質の高いトレンドの判断が可能です。
違う角度からトレンドの判断を見極められます。
例えば、移動平均線や一目均衡表を単体で使ったとします。
移動平均線や一目均衡表はトレンドのを把握はできますが、実際に「どれくらい売買の強弱があるのか」を把握するのが難しいです。
そこで、売買の強弱を把握できるインジケーターを組み合わせることで、その欠点を補えます。
おすすめの組み合わせ |
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移動平均線+RSI 一目均衡表+MACD ボリンジャーバンド+MACD |
移動平均線+RSIを組み合わせれば、売買の強弱が把握できるためトレンドの判断の質が向上します。
さらに、一目均衡表+MACDのようにトレンドの方向性を判断できるインジケーター同士を組み合わせるのも良いです。
他のインジケーターと組み合わせれば、トレンドの判断の質が高まります。
トレンドの判断だけではなく、売買のタイミングや強弱なども把握できるのでおすすめです。
トレンドを判断するためにはインジケーターだけではなく、ほかの要素を駆使すると良いです。
トレンド判断をする際の注意点
トレンドを判断する際には、いくつか注意点などもあります。
むやみにインジケーターを入れない 直近の相場だけで判断しない |
それでは、トレンドを判断する際の注意点を2つ見ていきましょう。
むやみにインジケーターを入れない
むやみにインジケーターを入れるのはやめましょう。
インジケーターを入れすぎると、トレンドの判断がしにくくなります。
インジケーターを合計4つ入れたとします。
インジケーターを入れすぎた場合は、各インジケーターでどういった反応があるのか確認しなければいけません。
確認した結果、トレンドを判断する要素が多すぎて、中途半端なトレードになってしまいます。
さらに、中途半端なトレンドの判断をすると、騙しにあう可能性が高くなりますのでご注意ください。
トレンドの判断の質を下げないためにも、むやみにインジケーターを入れないでください。
直近の相場だけで判断しない
直近の相場だけで、安易にトレンドの判断をしないでください。
直近の相場だけはなく、長期の相場でも反応する可能性があります。
例えば、先ほどお話した通り移動平均線では、短期線だけではなく長期線を引くことをおすすめしています。
理由は、短期線だけだと正確にトレンドの判断をすることが難しいからです。
短期線だけで判断してしまうと、長期の相場で反応しているかどうか分からないため、安定した取引を行えません。
トレンドの判断を正確に行うためにも、直近の相場だけで判断しないようにしましょう。
以上が、トレンド相場を判断する際の注意点です。
インジケーターを入れすぎは逆効果になるので、2つくらいまでに絞りましょう。
また、トレンドを判断するためには、直近の相場だけではなく長期の相場も確認することが大切です。
スキャルピングトレードであっても、長期の相場は意識した方が良いですね。
まとめ
トレンド相場とは、一定の変動幅の中で価格が上昇と下降を繰り返す相場のことです。
レンジ相場とは違い、相場の方向性が定まっている傾向があります。
トレンド相場を判断するためには、インジケーターを活用しましょう。
特に、「移動平均線」「ボリンジャーバンド」「一目均衡表」「MACD」「パラボリック」などがおすすめです。
インジケーターを活用することにより、使っていない場合よりもトレンドの判断が正確になります。
さらに、ダウ理論を理解することで、トレンドの判断の質が向上します。
そのほかにも、インジケーター同士を組み合わせることで、さまざまな要素を考慮してトレンドを判断できます。
ただし、インジケーターの入れすぎは控えてください。
インジケーターを入れすぎると、判断する要素が多すぎて騙しにあう可能性があります。
また、騙しにあわないためにも、直近の相場だけではなく長期の相場も意識していきましょう。
今回の記事が、トレンドの判断に役立てば幸いです
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