ダブルトップやダブルボトムのだましを回避する秘策!相性の良いインジケータ―を大公開!
このブログは、ダブルトップ、ダブルボトムのだましを回避する方法について詳しく解説します。
ダブルトップ、ダブルボトムついての記事をまだ読まれていな方は以下の記事を最初にお読みください。
動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。
ダブルトップやダブルボトムの概要なども、合わせてご確認ください。
\ダブルトップ・ダブルボトムに役立つインジケーター/
目次
ダブルトップのだまし場合
ダブルトップ、ダブルボトムに限らず市場では「だまし」が存在します。
ダブルトップでの「だまし」について解説いたします。
まずは、以下のチャートをご覧下さい。
このチャートでは、あまり綺麗な形のダブルトップではありませんが、これもダブルトップです。
ちなみに、何でこれがダブルトップなのか以下の理由が挙げられます。
- 高値を更新し、その後もう一度高値を更新しようと試みたが高値が更新出来ずに終わった
- その後、このダブルトップのネックラインを下回った
ダブルトップの条件が揃っているので、教科書通りのセオリーだとネックラインを下回った辺りで売りのエントリーをします。
上記の画像ですと、赤丸で囲った辺りになります。
その後、赤丸でエントリーしたポイントからどの様にチャートが形成されていくのか見て見ましょう。
セオリー通りでは、ダブルトップのネックラインを割ればそのまま下落していくはずです。
しかし、その後のチャートの動きを見てみると、せっかくダブルトップを発見。
セオリー通り売りでエントリーしたつもりなのに、セオリーに反して上昇してしまいました。
これが「だまし」と言われ、必ずしもセオリー通りに上手くいかないのが現状です。
ダブルトップのだましを例に説明いたしました。
ダブルボトムのだましはダブルトップの逆でダブルボトムを形成した後、ネックラインをブレイクしたところで買いのエントリーをしたものの大きな下落。
ダブルボトムが形成されネックラインもブレイクしたのに予想通り上昇せずに下落してしまう現象です。
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どうやってだましを回避するのか?
どうやってこのダブルトップ、ダブルボトムのだましを回避出来るのか。
残念ながら、だましを完全に回避することは不可能ですが、だましをなるべく回避出来る方法はあります。
それは、勝率の高いダブルトップ、ダブルボトムを見つける事です。
勝率の高いダブルトップとはレジスタンスライン付近にダブルトップが形成された時。
勝率の高いダブルボトムとはサポートライン付近にダブルボトムが形成された時。
この時点で、レジスタンスラインやサポートラインが何かまだ曖昧な人は以下の記事で学習ができるので一読されることをおすすめいたします。
勝率の高いダブルトップとダブルボトム
レジスタンスライン付近で形成されたダブルトップ、サポートライン付近でダブルボトム形成されたダブルボトムはだましが少なく勝率が高くなります。
レジスタンス付近でのダブルトップ
以下のチャートをご覧下さい。
黄色い線がレジスタンスラインになります。
このレジスタンスライン付近を境目に買い勢力と売り勢力の圧力が変わっており、このレジスタンスライン付近は多くのトレーダーに意識されている事がわかると思います。
そして、このレジスタンスライン付近を高値にしたダブルトップが形成されてました。
セオリー通りにこのダブルトップのネックラインを割ったところで売りエントリーし、見事に価格は下落する展開となりました。
このパターンはチャートを検証していくと何度か現れるダブルトップ成功のパターンなので、この記事を読んだ後に一度自分でも検証して見て下さい。
では一体何故、レジスタンライン付近のダブルトップはだましが少なく勝率が高くなるのでしょうか?
それには理由があります。
- ダブルトップが形成されもう価格が上がらないというマーケットの心理的反応
- レジスタンスラインの価格の抵抗力
この2つの力が同時に働いているからです。
レジスタンスラインとは関係なく単純にダブルトップ形成された時にマーケットの参加者達は、おそらくまだ半信半疑な状態でしょう。
ダブルトップが形成されて、これを強い根拠にこれから価格が下落するのかどうか、まだ半信半疑なので、売りの新規注文や買いの注文をしてすでにポジションを持っているトレーダーの損切り注文が入りません。
しかし、レジスタンスライン付近でダブルトップが形成されれば、レジスタンスラインでレジスタンスされた事の根拠へと繋がります。
その根拠を背景にダブルトップのネックライン割れで、セオリー通りに売りの新規注文や買いポジションの損切り注文するマーケット参加者は多くなるので価格は下がりやすいという事です。
サポートライン付近でのダブルボトム
ダブルボトムは、ダブルトップと逆でサポートライン付近で形成されたダブルボトムを狙います。
サポートライン付近を安値にしたダブルボトムが形成されてました。
このダブルボトムのネックラインをブレイクしたところで買いのエントリーし、見事に価格は上昇する展開となりました。
サポートライン付近のダブルボトムは
- ダブルボトムが形成されもう価格が下がらないというマーケットの心理的反応
- サポートラインの価格の抵抗力
の2つの力が同時に働いており、ダブルトップの逆で価格は上がりやすいです。
今回はダブルトップ、ダブルボトムのだましをレジスタンスライン、サポートラインの力を使って回避する方法を説明いたしました。
レジスタンスラインやサポートラインはダブルトップ・ダブルボトムだけではなく、トレードを行う時には本当に重宝するので、検証を重ねて使いこなせるようになってください!
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ダブルトップ・ダブルボトムのダマシを回避する方法
ただ、勝率の高いところでエントリーしていてもダマシにあう可能性があります。
ダブルトップ・ダブルボトムを活用する際には、回避する方法なども知っておくと便利です。
なぜなら、ダブルトップ・ダブルボトムのダマシを回避することで、最小限の損失に抑えられるからです。
・ネックラインの「明確なブレイク」を待つ
・ブレイク後の「戻し(リテスト)」を待つ
ダブルトップ・ダブルボトムのダマシを回避する場合は、上記2つのポイントを押さえる必要があります。
それでは、ひとずつ回避方法を見ていきましょう
ネックラインの「明確なブレイク」を待つ
回避の方法1つ目は、 ネックラインの「明確なブレイク」を待つことです。
具体的な回避方法は下記の通りです。
具体的な対策 |
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・ダブルトップ:2つ目の山が完成してネックラインを明確に下抜けるまではエントリーしない ・ダブルボトム:2つ目の谷が完成してネックラインを明確に上抜けるまではエントリーしない ・単なる「ヒゲ抜け」や「一瞬の抜け」はダマシである可能性が高い |
基本的には、山・谷それぞれのネックラインを明確に突破するまでエントリーしてはいけません。
また、単なる「ヒゲ抜け」や「一瞬の抜け」だけで判断しないことで、ダマシを回避することも可能です。
ブレイク後の「戻し(リテスト)」を待つ
回避の方法2つ目は、 ネックラインのブレイク後の「戻し(リテスト)」を待つことです。
具体的な回避方法は下記の通りです。
具体的な対策 |
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・ネックラインをブレイクしたあと、一度戻ってから反発するのを確認してから入ると精度が上がる ・リテストの有無で「本物かフェイクか」が見極めやすくなる |
ネックラインを突破した後だと反発する可能性もあるため、いったん様子を見て戻ったところをエントリーするのも手です。
ダブルトップ・ダブルボトムのダマシと相性も良いインジケーター2選!
ダブルトップ・ダブルボトムは、インジケーターを活用することで、回避することも可能です。
ダブルトップ・ダブルボトムのダマシの回避によるインジケーターは下記のとおりです。
ダマシと相性の良いインジケーター |
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・移動平均線 ・MACD |
移動平均線がダマシに回避できる理由はトレンド方向のフィルターになり、ブレイク後の「戻り or 押し」を視覚的に確認できるため、ダマシにを回避することが可能です。
また、MACDはダイバージェンスによってダマシを見抜けることが可能で、ゼロラインとの位置関係でトレンド転換の本物度を測れることもできます。
もしも、ルール通りにエントリーしてもダマシにあってしまう場合は、上記2つのインジケーターを使って見ましょう。
まとめ
ダブルトップ・ダブルボトムのダマシを回避するコツは、どこまで下がるのか見極めることです。
特に、ダブルトップとダブルボトムのネックラインを意識することで、ダマシにあう可能性が下がります。
それでも、見極めるのが難しい場合は、移動平均線やMACDなどを駆使して、ダマシを回避すると良いでしょう。
現在は海外(主にヨーロッパ)を中心に生活をしています。このブログでは、FX初心者から上級者まで役に立つ情報を発信できればと思います。 主にオリジナルインジケーターの作成やEAの作成、手法の開発を行っております。
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