【異国の戦士-FX初心者講座】仲値トレードや要人発言・情報収集の方法について学習しよう!

異国の戦士-FX初心者講座

 

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前回のレッスンでは

ファンダメンタルズ分析について学習していきましたが

今回のレッスンではさらにファンダメンタルズ分析を深めるために

・仲値トレード

・要人発言

の3つの経済イベントを使ったトレードと

ファンダメンタルズ分析に必要な情報収集の方法について解説します。

 

仲値トレード

FXでもファンダメンタルズ分析を利用した

知名度が高いトレードに「仲値トレード」というものがあります。

 

もしかすると、みなさんも一度は聞いたことがあるかもしれませんが

仲値トレードとは、スキャルピングやデイトレードを行っているFXトレーダーが使う手法です。

 

「ゴトー日」の日本時間午前10時ごろに発表される

「仲値」に向けて、米ドル/円上昇を狙います。

 

条件が揃えば、数分の超短期トレードで10数pips抜いたり

当日朝の保有ポジションによっては20pips程度抜けるケースもある手法ですが

この「仲値」と「ゴトー日」について解説します。

 

仲値とは?

「仲値」とは銀行などの金融機関で

顧客が外貨を売買するときに適用される

その日の基準レートのことを指します。

 

銀行などが、外国為替市場の実勢レートを参考にそれぞれ独自に決定します。

 

この仲値はなぜ必要なのでしょうか。

答えは取引のしやすさにあります。

 

もし仲値のようなその日の基準となるレートがなければ

顧客と取引するたびにレートを照会しなければいけません。

 

これでは、金融機関も顧客(輸出入企業や機関投資家)も大変です。

そこで金融機関は朝の9時55分

1日の取引の基準となるレートである仲値を設定し

円滑に取引できるようにしているわけです。

 

そして

「仲値にかけて米ドル買い注文の方が円買い注文より多くなることが多い」

という傾向があるのですが

「仲値」に加えて

さらに「ゴトー日」と組み合わせた

トレードが「仲値トレード」です。

 

ゴトー日とは?

「ゴトー日」とは

毎月5日、10日、15日、20日、25日、30日のように

5と10の付く日をいいます。

 

企業の決済日であることが多く

ドル不足になりやすいと言われています。

 

ただし、ゴトー日が土日祝日に重なる場合は

直前の営業日に前倒しになります。

 

例えば、15日が土曜日の場合

ゴトー日は直前の営業日の14日(金)になります。

ですのでカレンダーを見て

月ごとにゴトー日を把握する必要があるのです。

 

ゴトー日を狙った仲値の取引手法

先程、仲値のパートで「ゴトー日だけは(仲値付近で)

『ドル高・円安』になる傾向にあります」と説明しましたが

それはなぜでしょうか。

 

それを理解するには

まずゴトー日のドルの流れを把握する必要があります。

 

ゴトー日は輸入企業が海外との取引で決済日となることが多く

円を売って米ドルを買う(つまり決済する)動きがあります。

 

特に、国際決済の基軸通貨はドルは取引量の多く

市場全体で米ドルが不足しやすい傾向にあります。

 

そして仲値の解説でも言及した通り、

「仲値にかけて米ドル買い注文の方が円買い注文より多くなることが多い」

という傾向を組み合わせて

ゴトー日の8時~10時にかけては顕著な「ドル高・円安」になる傾向になります。

 

ですので、ゴトー日の仲値が発表される時間帯には注目です。

 

ここまで解説してきましたが

「実際に円買いになるのか?」と

半信半疑の方も多いと思いますので

ゴトー日の仲値付近のチャートをお見せします。

これは2023年6月5日のチャートです。

午前8時頃から上昇し、仲値発表後の10時ごろまで上昇しています。

あくまで一例ですが、仲値付近で「ドル高・円安」になっています。

ぜひ、ご自身でもチャートを開いて

仲値の値動きを見てみて下さい!

 

要人発言

ここからはファンメンタルズの一つ

「要人発言」について深堀していきます。

 

前回のレッスンでも解説をしましたが、

要人発言とは国のトップや経済政策の大臣

中央銀行の総裁などの発言を指します。

 

特に、景気の現状や見通しに関する発言が重要です。

 

要人らの発言によって景気の現状や

見通しがある程度明らかになると

相場が動きます。

 

例えば、中央銀行の総裁が「経済見通しが良好」と発言すれば

通貨が上昇しやすくなります。

今後の為替相場の動向に影響を及ぼすため

要人発言は注目されているのです。

 

では、一体「どのような発言」に注目すべきなのか

まとめていきます。

 

物価が想定よりも高い

物価が想定よりも高いという旨の発言は

悪性インフレを抑制するため

政策金利の引き上げを実施する可能性があることを示唆します。

利上げをすると通貨が上昇しやすくなります。

 

経済の見通しに対して強気な発言

国のリーダーが好景気が続くことを認めると

通貨が上昇しやすくなります。

それは、過度な好景気を抑制するに

政府が政策金利を引き上げることを連想させるからです。

 

物価が想定よりも低い

物価が想定よりも低い

という発言はデフレや景気後退が進んでいることの証拠です。

政府はデフレや景気後退が進むと

それ以上の悪化を防ぐため利下げを実施する傾向にあります。

そのため、このような発言が引き金となって金利の低下を招くと通貨が下落しやすくなります。

 

経済の見通しに対して弱気な発言

国のリーダーが不景気が続くことを認めると

通貨が下落しやすくなります。

それは、悪化した景気を改善するために政府が政策金利を引き下げることを連想させるからです。

 

ここまでは「どのような発言」をチェックするべきかを

まとめましたが

次に「誰の」発言に注目するべきか解説します。

 

国ごとに注目するべき要人

要人発言とは、国のトップや経済政策の大臣、中央銀行の総裁などの発言を指します。

では具体的に各国どのような要人をチェックするべきでしょうか。

下記の表のとおりです。

要人 理由
アメリカ FRB(米連邦準備理事会)議長や財務長官。特にFRB議長。 FRBは、FOMC(連邦公開市場委員会)において、金融政策を決定する機関でもあります。そのため、FRB議長から重大発表が行われる可能性もあります。
日本 日銀総裁や副総裁、財務大臣 金融政策決定会合や記者会見をチェックしましょう。対円のトレードの場合は相場が変わるきっかけになるケースもあるため、注目しておく必要があります。
ヨーロッパ ECB理事会(ユーロ圏の金融政策決定機関)の総裁や理事 EUは広大な経済圏を形成しています。ECB理事会の総裁や理事からユーロの動向を左右する発言が出ることがあるため、理事会後の記者会見は必ずチェックしましょう。
国際会議  G7 先進7カ国とEUが参加する国際会議であるG7。経済や貿易に関する重要決定が行われる場合があるため、G7の内容がFX相場に影響を与えることがあります。

特にアメリカのFRB議長の発言は要注意です。

FRB議長の発言次第で国際的な基軸通貨のドルが変動するため

FXのトレードに影響を与える可能性が極めて大きいためです。

次に紹介する方法を駆使して、情報収集するようにしましょう。

 

情報収集の方法

要人発言の情報収集は、WEBサイトでの収集がおすすめです。

様々な要人発言サイトがありますが

下記に代表的な3つのサイトをご紹介します。

自分にあったサイトを見つけて、情報収集してみてください。

 

TRADER’S WEB FX

>>>TRADER’S WEB FX

記事下の関連ニュースが特におすすめです。

関連性の高い要人発言の記事もあわせて読むことができるため

理解を深められます。

 

SBI証券の「相場ニュース」

>>>SBI証券の「相場ニュース」

こちらは経済指標の結果や為替のニュースなどもタイムラインで見られるので

ファンダメンタルズの情報収集として幅広く利用できます。

 

みんかぶFXの為替ニュース/コラム – 要人発言

>>>みんかぶFXの為替ニュース/コラム – 要人発言

タイムラインの「本日の予定【発言・イベント】」という記事がおすすめです。

ここで、今日の要人発言の予定を確認できます。

平日の朝7時20分頃に毎日投稿されるので、トレード前に確認しましょう。

 

まとめ

今回のレッスンは

さらにファンダメンタルズ分析を深めるための

レッスンでした!

 

今回はかなり内容が濃かったので

最後に全体のまとめを行います。

  • ゴトー日の仲値発表前後は市場が活発になりやすいので、注意しましょう。
  • 要人発言は中長期的に為替相場に影響を与えます。特にアメリカのFRB議長は要チェックです。
  • 要人発言の情報収集はまとめサイトで行うのが効率的です。サイトを駆使して情報収集しましょう。

では次のレッスンで

どの様に「ファンダメンタルズ分析」を

トレードに組み込んでいけばいいのか

を学習していきます!

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