FXのVLDMIとは?RSIとの違いや計算方法、相性の良いインジケーターを詳しく解説!

fx vldmiとは

VLDMIは、RSIと似た特徴を持つといわれるインジケーターのひとつです。
「買われすぎ」や「売られすぎ」の判断に使われ、相場の勢いや過熱感を見極めるのに役立ちます。

ただし、VLDMIの仕組みを正しく理解していないと、売買の強弱を正確に把握するのは難しいかもしれません。
本記事では、VLDMIの概要からRSIとの違い、見方、相性の良いインジケーターまでわかりやすく解説します。

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FXのVLDMIとは?

FX VLDMIとは

VLDMIとは、「買われすぎ」や「売られすぎ」を判断できるオシレーター系のテクニカル指標です。
正式名称は「Variable Length Dynamic Momentum Index」で、RSIをベースに改良されたインジケーターとして知られています。

この指標の特徴は、相場のボラティリティ(価格の変動幅)に応じて、分析期間を自動で調整する点にあります。
これは、移動平均線の「期間を変えると反応の速さが変わる」性質と似ており、移動平均線の柔軟性とRSIの直感性を組み合わせたようなイメージです。

開発者はTushar Chande氏とされており、VLDMIはRSIよりも相場の変化に機敏に反応しやすい設計となっています。
そのため、FXだけでなく、バイナリーオプションなどの短期売買でも活用されるケースが増えています。

VLDMIは0〜100の数値で売買の強弱を表示し、一般的に「70以上」で買われすぎ、「30以下」で売られすぎと判断されます。
移動平均線と併用することで、より精度の高いトレンド把握やエントリーポイントの判断が期待できるでしょう。

VLDMIとRSIの違い

VLDMIは、RSIと同じく「買われすぎ」や「売られすぎ」を判断するためのオシレーター系インジケーターで、似た役割を持っていますが、両者にはいくつか明確な違いがあります。

最大の違いは、対象期間の固定・変動の仕組みです。
RSIはあらかじめ設定した固定期間(例:14日など)で計算されますが、VLDMIは価格の変動幅(ボラティリティ)に応じて、期間が自動的に調整されます。
このため、VLDMIのほうが相場の変化に対する反応が早い傾向があります。

一方で、RSIは過去から広く使われてきた実績ある指標であり、設定や見方もシンプルなため、テクニカル分析の基礎として非常に扱いやすいという強みがあります。
値動きのクセや相場の性質が把握しやすく、相場の過熱感や反転の兆候を直感的につかみやすいのもRSIのメリットです。
シンプルで直感的に使えるため、初心者にも扱いやすい優れた指標です。

VLDMIとRSIのどちらにもメリットとデメリットがあるため、実際に使い比べてみて、自分に合ったものを選ぶのがおすすめです。

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「RSIについて詳しく知りたい」という方は、以下のページも参照ください。

参考記事
RSIとは?ドル円/ポンド円/ユーロ米ドルで分かりやすく相場解説!

VLDMIの設定方法

VLDMI 設定方法

VLDMIは、MT4・MT5にデフォルトで入っていません。
他のサイトからダウンロードする必要があります。
VLDMIの設定方法・手順の詳細は下記の通りです。

VLDMIの設定方法
1.VLDMIをダウンロード
2.MT4・MT5のフォルダーを開く
3.MQL4・MQL5をクリック
4.indicatorsにコピーしたファイルを張りつける
5.貼りつけたVLDMIのファイルを設定する

まずは、ほかのサイトからVLDMIをダウンロードしましょう。
MT4・MT5の場合はフォルダーを開いた後に、MQL4・MQL5をクリックしてください。
フォルダー内のindicatorsを確認できたら、コピーしたVLDMIを張りつけて完了です。

貼りつけたVLDMIのファイルを設定する際は、左にあるナビゲーターを確認してください。
フォルダー内にVLDMIのファイルがあるかどうか確認し、ファイルをクリックしましょう。
ファイルを開いた後に、下の「okボタン」を押せば設定完了します。

また、VLDMIをダウンロードする際は下記の内容を確認してください。

項目おすすめの設定
上限目安80
下限目安20
時間足current
期間14
平均期間 10
標準偏差 5
適用価格終値
最大値1000

上記の数値は、VLDMIのデフォルトの数値となります。
つまり、上記以外の数値の場合は、カスタマイズされている可能性が高いです。
VLDMIをデフォルトで使いたい場合は、設定されている数値を確認してください。

VLDMIの計算方法

VLDMI 計算方法

VLDMIを正確に活用するには、計算方法の理解が欠かせません。
なぜなら、仕組みを知らずに数値だけを見ても、正しい判断ができない可能性があるからです。

まずは、VLDMIを構成する「VL(Variable Length)」を求めます。
VLは以下の式で計算されます:

この「終値N日標準偏差のB日単純平均」とは、簡単に言えば、1日の価格変動の大きさ(ばらつき)を平均化したものです。

次に、求めたVLを使って、VLDMI本体を計算します:

ここでの「上昇幅」「下落幅」とは、ローソク足1本ごとの価格変動のうち、プラスになった部分とマイナスになった部分の合計です。

VLDMIの計算はやや複雑に見えますが、構造を理解すれば徐々に慣れていきます。焦らず一つずつ覚えていきましょう。

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VLDMIの見方

VLDMI 見方

VLDMIの見方はシンプルで、「買われすぎ」や「売られすぎ」の水準を確認することで判断できます。

例えば、70%〜80%を超えた場合は「買われすぎ」とされ、売りエントリーを検討する目安になります。
逆に、20%〜30%を下回ると「売られすぎ」とされ、買いエントリーを検討するサインです。

また、ダイバージェンス(価格とVLDMIの動きが逆行する現象)が発生した場合も、エントリーのチャンスとされています。
数値が上下の目安に達している場合は、より積極的にエントリーを検討するとよいでしょう。

RSIの使用経験がある方は、VLDMIも似た感覚で扱えるため、馴染みやすいインジケーターです。

「VLDMIは使えない」と言われる理由

VLDMI 使えない

「VLDMIは使えない」と指摘されることがあります。
その理由は、単体ではトレンド相場や突発的な値動きに対して“だまし”が発生しやすいからです。
そのため、多くのインジケーターと同じく、単体で使用するのはあまりおすすめできません。

たとえば、強い上昇・下降トレンドが継続している相場では、VLDMIが「買われすぎ」「売られすぎ」のサインを出しても、逆方向への反転が起こらず、そのままトレンドが続いてしまうことがあります。
このような状況では、逆張りエントリーをすると損失を招くリスクが高くなります。

また、VLDMIの代表的な活用法であるダイバージェンス(指標と価格の動きが逆行)も、経済指標の発表や急な相場変動時には、機能しない場合があるため注意が必要です。

つまり、VLDMIは優れたインジケーターではあるものの、単体での過信は禁物。
他のトレンド系・オシレーター系指標と組み合わせて使うことが前提といえるでしょう。

次の項目ではそんなVLDMIと組みあわせるといい「相性の良いインジケーター」をご紹介します。

VLDMIと相性の良いインジケーター

VLDMIは、相性の良いインジケーターと組み合わせることで、FXトレードの質を高められます。

それでは、他のインジケーターの簡単な概要を説明しながら、併用するとどうなるのか見ていきましょう。

RSI

RSIは、「買われすぎ」や「買いすぎ」を判断できるオシレーター系のインジケーターです。
先ほどお話した通り、VLDMIと使い方が似ています。
そのため、反応速度の違いを比較できますし、サインが重なるとより信頼性がアップします。

RSIのおすすめインジケーターは、RSIをAI(人工知能)機能により相場を追随できるよう強化した【異国のAI.RSI】です。
誰でも無料でダウンロードできるので、是非、使ってみてください。

移動平均線

移動平均線(MA)とは、一定期間の終値の平均を線でつないだ、トレンド系の代表的なテクニカル指標です。
相場のトレンドの方向性や、売買のタイミングを判断するのに役立ちます。

VLDMIは優れた過熱感の判断ツールですが、相場全体の流れを読む力は弱めです。
そのため、移動平均線と組み合わせることで、相場の強弱と方向性の両方をカバーできるようになります。

たとえば、移動平均線で「上昇トレンド中」と判断できる場面で、VLDMIが「売られすぎ圏」に達していれば、「押し目買い」のタイミングと捉えることができます。
逆に、下降トレンド中でVLDMIが「買われすぎ」に達していれば、「戻り売り」の好機と考えられます。

移動平均線は、期間の設定によって短期・中期・長期の見方が変わります。
トレードスタイルに応じて、以下のような設定を使うのが一般的です。

線の種類推奨期間の例
短期線 5、10、14、20、21
長期線50、60、75、100、200

短期トレード(デイトレ・スキャルピング)では短期線、長期トレード(スイング)では長期線を基準にするのが目安です。
初心者の方は、まずはデフォルトの設定値から試してみましょう。

VLDMI×移動平均線の使い方

  1. 移動平均線でトレンドの方向を確認(上昇 or 下降 or 横ばい)
  2. VLDMIで過熱感を確認(70以上:買われすぎ、30以下:売られすぎ)
  3. 両方の条件がそろったらエントリー判断に活用

たとえば、上昇トレンド中にVLDMIが30付近に落ちれば「押し目買い」のチャンスと考えられます。

このように、この2つのインジケーターを組み合わせることで、だましを減らし、より精度の高いトレード判断が可能になります。

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見方もわかりやすいので初心者の方にもおすすめ!是非、無料でダウンロードしてみてください。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドとは、移動平均線と標準偏差をもとに構成されたテクニカル指標で、主にトレンドの強さや反発の目安を視覚的に捉えるために使われます。
そのため、VLDMIの弱点を補うことができるインジケーターのひとつです。
価格が±1σ・±2σ・±3σのバンドにどのように接近・乖離しているかを見ることで、「トレンド継続」や「反転の可能性」を判断できます。

この2つを組み合わせることで、

  • ボリンジャーバンド → トレンドの方向性や反発ポイントを把握
  • VLDMI → 売買の強弱(過熱感)を数値で確認

というように、視覚的な判断と数値的な裏付けの両方がそろい、より精度の高いトレード判断が可能になります。
特に「反発+売られすぎ」「バンドウォーク+買われすぎ」などのシグナルが重なる場面では、強力なエントリー根拠になります。
以下、VLDMI×ボリンジャーバンドの組み合わせた使い方の一例です。

  1. ボリンジャーバンドで相場の流れを確認
    上昇トレンドか、反発の兆しがあるかをチェックします。
  2. VLDMIで過熱感を判断
    ・70以上 → 買われすぎ(売りを検討)
    ・30以下 → 売られすぎ(買いを検討)
  3. 両方の条件が重なったらエントリー判断
    例:下降トレンド中でVLDMIが70以上 → 戻り売りの好機

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ZigZag

ZigZag(ジグザグ)とは、ローソク足の高値と安値を線で結んで表示するテクニカル指標で、相場の大きな流れやトレンドの転換点を把握するために活用されます。
ZigZagは自動的に山(高値)と谷(安値)を描き出すため、ダウ理論に基づく「高値切り上げ・安値切り下げ」を視覚的に判断できるのが特徴です。

ZigZagは相場全体の流れ・トレンド方向を見るのに強く、VLDMIは売買の過熱感・エントリーの勢いを見るのに強いため、、組み合わせることでお互いの弱点を補填できるインジケーターです。
以下、VLDMI×ZigZagの使い方の一例です。

  1. ZigZagでトレンドの流れを確認
     高値更新が続いていれば上昇トレンド、安値更新なら下降トレンドと判断します。
  2. VLDMIで過熱感をチェック
     数値が70以上なら買われすぎ、30以下なら売られすぎと判断。
  3. 両方の条件がそろえばエントリー判断
     例:上昇トレンド中でVLDMIが30以下 → 押し目買いの好機

このように視覚的な流れと数値的な裏付けを合わせることで、「今がエントリーすべきか」の判断をより的確に行えるのがこの組み合わせの大きな利点です。

異国の戦士では、ZigZagを根拠にしたインジケーター【異国のダウ理論】を開発しました。
高値安値が明確に見えるだけでなく、トレンドの転換時や順張りの条件がそろったタイミングでわかりやすくサイン表示してくれます。
超有料級のインジケーターですが、誰でも無料でダウンロードできるので、是非、使ってみてください。

まとめ

VLDMIは、「買われすぎ」や「売られすぎ」を判断できるテクニカル指標のひとつです。
近年では、FXだけではなくバイナリーオプションでも活用されています。

VLDMIはRSI似ているといわれますが、価格変動に応じて対象期間に対する考え方が違います。
価格変動に応じて対象期間が変わることにより、RSIよりも反応が早いと覚えておきましょう。

VLDMIを使用する際には、計算方法を覚える必要があります。
計算方法がやや複雑なので、少しずつ覚えてから実践に使ってください。

VLDMIの見方は非常にシンプルで、数値に応じて「買われすぎ」や「売られすぎ」を判断するだけです。
ただし、VLDMIは単体だと騙しにあう可能性があるため、十分に注意してください。

他のインジケータ―と併用すると、騙しにあうリスクを回避できる可能性があります。
特に、同じような特徴やトレンドの方向性を判断できるインジケーターがおすすめです。

VLDMIは、売買の強弱を判断できる便利なインジケーターなので、この機会に活用してみてください。

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