FXのGMMAとは?見方や勝てるエントリーポイントを分かりやすく解説!
GMMAは、トレンドの方向性や強弱を視覚的に把握できる、トレンド系のテクニカル指標です。
価格トレンドの判断に有効で、多くのトレーダーから支持されています。
ただし、正しい見方を知らないと、思わぬ落とし穴にはまる可能性もあるため注意が必要です。
本記事では、GMMAの概要、見方、エントリーポイント、注意点までを詳しく解説します。
GMMAを活用して効率的なトレードを行いたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
GMMAとは
GMMAとは「Guppy Multi Moving Average」の略称で、日本語では「複合型移動平均線」のことです。
GMMAのGは、考案者であるオーストラリアのトレーダー『ダリル・ガッピー』の頭文字といわれています。
GMMAは、短期EMA6本・長期EMA6本、合計12本の移動平均線で構成されており、線の傾きや開き具合からトレンドの方向性や強さを判断できます。
使い方としては、短期線と長期線の間隔が広がっていれば強いトレンド、狭まっていれば転換の兆しと捉えます。
短期線が長期線を上抜けたときは買いシグナル、下抜けたときは売りシグナルの目安になります。
トレンドを把握できれば、より適切なエントリーポイントの判断に役立ち、結果的に利益につながる可能性も高まるでしょう。
ただし、MT4/5にGMMAのような複数EMAをまとめて表示するインジケーターはデフォルトで搭載されていません。
手動で12本のEMAを追加するか、信頼できるカスタムインジケーターをインストールすることも可能です。
異国の戦士では、「一番使いやすい移動平均線」として開発した【異国の移動平均線】を無料で配布しています。
どなたでも無料でダウンロードできるので是非、使ってみてください!
GMMAの設定方法
MT4/5の場合は、ナビゲーターから「Moving Average」をドラッグし、種類(MA method)を「Exponential」に設定します。
次に期間を設定し、これを12本分行います。
GMMAの具体的な設定値は、下記の通りです。
種類 | 設定の期間 |
---|---|
短期EMA | 3 5 8 10 12 15 |
長期EMA | 30 35 40 45 50 60 |
GMMAは概要でお話したとおり、短期線EMAと長期線EMAで構成されています。
短期EMAを明るい青系、長期EMAを赤・オレンジ系で色分けすると、トレンドの強さ・方向が視覚的にとても分かりやすくなります。
カスタムインジケーターを使用すると、最初から12本(短期6+長期6)のEMAがセット済み で便利です。ただし、信頼できるサイトからダウンロードするようにしましょう。
GMMAの見方
GMMAは、EMAという移動平均線の複数のラインで構成されています。
基本的な見方はEMAとあまり変わりません。
- 上昇トレンドの場合
- 下降のトレンドの場合
- レンジ相場の場合
ただ、EMAを使ったことがない方は、どうやって見れば良いのか分からないと思います。
では、具体的にどういった見方をすれば良いのか見ていきましょう。
上昇トレンドの場合
上昇トレンドの時は、長期線(赤)が下で短期線(青)が上になります。
具体的な序列は下記の通りです。
1.ローソク足
2.短期線
3.長期線
序列は、ローソク足、短期線、長期線の順番です。
短期・長期ごとの線の幅が広ければ広いほど、上昇トレンドの方向性が強いと判断できます。
また、線の束ごとの幅も広ければ広いほど、トレンドの方向性が強いと判断して良いでしょう。
上昇トレンドの時は、長期線(赤)が下で短期線(青)が上で、幅が広いとトレンドが強いと判断できます。
下降トレンドの場合
上昇トレンドの時は、長期線が上で短期線が下になります。
具体的な序列は下記の通りです。
1.長期線
2.短期線
3.ローソク足
序列は、長期線、短基線、ローソクの順番です。
短期・長期ごとの線の幅が広ければ広いほど、下降トレンドの方向性が強いと判断できます。
また、線の束ごとの幅も広ければ広いほど、下降トレンドの方向性が強いと判断してください。
上昇トレンドの時は、長期線(赤)が上で短期線(青)が下で、幅が広いとトレンドが強いと判断できます。
レンジ相場の場合
レンジの場合は、長期線と短期線が収縮する傾向があります。
長期線と短期線同士が収縮すると、序列が乱れてしまうことがあります。
序列が乱れると、トレンドの方向性が定まりにくくなるかもしれません。
トレンドの方向性が判断できない場合は、トレンドを軸にした売買が難しくなります。
レンジの時は、長期線と短期線が収縮しトレンドの方向性が定まらなくなります。
以上がGMMAの見方です。
GMMAは短期線と長期線の幅が広いと、トレンドの方向性が強い傾向があります。
GMMAは短期線と長期線の幅が狭ければ、トレンドの転換期になりやすいです。
レンジの場合は序列が乱れるため、トレンドの方向性が定まりにくくなります。
線の序列が乱れると判断が難しいので、トレードしない方が無難です。
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GMAAのエントリ―ポイント
GMMAでエントリーするためにはどうすべきなのでしょうか。
GMMAのエントリーポイントは下記の通りです。
- レンジ相場を抜けた時
- 短期線と長期線が近づいた時
- トレンドの転換期
では、具体的にどのようにGMMAでエントリーしていくべきなのか見ていきましょう。
レンジ相場を抜けた時
1つ目のエントリーポイントは、レンジ相場を抜けた時です。
具体的には、ゴールデンクロス・デッドクロスが発生したタイミングが良いです。
ゴールデンクロス・デッドクロスが発生すると、短期線と長期線の位置が変わる傾向があります。
抜けたタイミングを見計らって、エントリーしていきましょう。
エントリー難易度はやや高めですが、大きな利益につながる可能性があります。
ただし、エントリーする際はレンジを抜けたかどうかしっかり見極めましょう。
レンジ相場を抜けていないのにエントリーすると、リスクが大きくなるからです。
リスクが大きくなれば、損失も大きくなるためご注意ください。
レンジ相場を抜けたタイミングでエントリーすれば、大きな利益につながります。
短期線と長期線が近づいた時
2つ目のエントリーポイントは、短期線と長期線が近づいた時です。
短期線と長期線が近づいた時は、反発する可能性があります。
反発すると分かっていれば、その流れに沿ってエントリーするだけなのでそこまで難しくありません。
GMMAのエントリー方法としては、最もFX初心者向けだといえます。
短期線と長期線が近づいた時は、積極的にエントリーを狙ってください。
トレンドの転換期
3つ目のエントリーポイントは、トレンドの転換期です。
レンジ相場を抜けた時と同じように、ゴールデンクロス・デッドクロスが発生したタイミングを狙いましょう。
ゴールデンクロス・デッドクロスは、トレンドの転換期の合図としても知られています。
トレンドの起点でエントリーできれば、大きな利益を生み出せます。
ただし、グールデンクロス・デッドクロスが発生しても、まれにトレンドが継続することがあります。
トレンドが継続された場合は、すぐに決済するように心がけてください。
どちらの方向に行くか分からない場合は、無理にポジションを保有すべきではありません。
トレンドの転換期は、大きな利益につながるエントリーポイントです。
以上が、GMMAのエントリーポイントです。
FX初心者は、短期線と長期線が近づいた時にエントリーしましょう。
慣れてきたら、レンジ相場を抜けたところやトレンド転換なども狙ってみてください。
「ゴールデンクロス・デッドクロスについて知りたい」という方は、下記のURLからご参照ください。
GMAAを使う際の注意点
GMAAを使う際には、いくつか注意点を知っておかなければいけません。
注意点を知らないと、思わぬ落とし穴にはまってしまう可能性があるからです。
- だましにあいやすい
- トレンドに逆らってはいけない
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
だましにあいやすい
GMAAは、だましにあいやすい傾向があります。
例えば、レンジ相場を抜けたと判断しエントリーしたとします。
しかし、レンジを抜けたと思ったら反発して、損失が出てしまうかもしれません。
トレンドの転換期も同様です。
あなたが思い描いていた方向とは、真逆の方向に進むことがあります。
相場はさまざまな要素で動いているため、たまに不規則な方向に進むことがあります。
特に、経済的に大きな動き(指標)がある場合は、GMMAでのエントリーを控えるべきです。
トレンドに逆らってはいけない
トレンドに逆らったエントリーはしないように心がけましょう。
GMMAでエントリーする場合は、トレンドに逆らったエントリーをしてはいけません。
例えば、GMMAと相場を見ても、上昇トレンドの傾向が強かったとします。
にもかかわらず、「トレンドが転換するかもしれない」と根拠のないエントリーをすると損をします。
特に、FX初心者であればトレンドに逆らわず、順張りを意識したトレードをしてください。
以上が、GMAAを利用する際の注意点です。
ほかにも、GMMAは線を12本引いているため、レンジ相場の場合は見づらいかもしれません。
相場を正確に判断するのが難しい場合は、エントリーしないでください。
基本的には、トレンドに逆らわずに順張りを意識してFXトレードをしましょう。
GMMAと相性の良いインジケーター
GMMAは、相性の良いインジケーターと組み合わせることで質を高められます。
相性の良いインジケーターは、下記のとおりです。
どちらも、有名なインジケーターなので、この機会に合わせて覚えることをおすすします。
それでは、インジケーターごとに詳しく見ていきましょう。
MACD
MACDはGMMAと相性の良いインジケーターの一つです。
MACD(移動平均収束拡散法)は、短期と長期の移動平均線の差をもとにトレンドの転換点を判断するテクニカル指標です。
MACDラインとシグナルラインのクロス、さらにヒストグラムの形状から相場の勢いを視覚的に捉えられます。
GMMAはトレンドの方向性と強さを確認する指標のため、MACDと組み合わせることで、トレンドの継続・転換の判断がより精度高く行えます。特に、GMMAでトレンドを確認し、MACDでタイミングを測るという使い方が有効です。
具体的なエントリーポイントの活用例をご紹介します。
買いエントリーの例 | 売りエントリーの例 |
---|---|
1.GMMAで短期EMA群が長期EMA群を上抜けて拡大中(上昇トレンド発生) 2.MACDラインがシグナルラインを下から上にクロス(ゴールデンクロス) 3.MACDヒストグラムが0ラインより上に移行し始めている ▶ このタイミングで買いエントリーを検討 → トレンド方向(GMMA)とエントリータイミング(MACD)が一致した強いシグナル。 | 1.GMMAで短期EMA群が長期EMA群を下抜けて拡大中(下降トレンド発生) 2.MACDラインがシグナルラインを上から下にクロス(デッドクロス) 3.MACDヒストグラムが0ラインを下抜ける兆し ▶ 売りエントリーの根拠が強まる場面 |
このように、MACDをGMMAと組み合わせることで、ダマシ回避・勢いの確認してエントリーポイントを判断することができます。
MACDでおすすめしたいのが、【異国のシンプルMACD】でどなたでも無料でダウンロードできます!
デフォルトより格段に使いやすさを追求したカスタムインジケーターです。是非、使ってみてください。
RSI
RSIもGMMAと相性の良いインジケーターとして挙げられます。
RSI(相対力指数)は、一定期間内の価格変動をもとに「買われすぎ」「売られすぎ」を判断するオシレーター系のテクニカル指標です。
数値が70以上で買われすぎ、30以下で売られすぎと判断されることが多く、トレンドの過熱感や反転の兆しを捉えるのに役立ちます。
GMMAはトレンドの方向や強さを視覚的に捉える指標なので、RSIと組み合わせることで、トレンドフォロー中の押し目や戻りのタイミングを狙いやすくなります。
具体的なエントリーポイントの例は以下です。
買いエントリーの例 | 売りエントリーの例 |
---|---|
1.GMMAが上昇方向を示している(短期EMA群が長期EMA群の上) 2.RSIが一時的に50前後まで下がって反発(30~50の範囲) → 「上昇トレンド中の押し目」と判断し、買いエントリー | 1.GMMAが下降トレンドを示している(短期EMA群が長期EMA群の下) 2.RSIが50前後まで上昇して反落(70未満) → 「下降トレンド中の戻り売り」として、売りエントリーを検討 |
このように、GMMAで大局を見て、RSIでエントリータイミングを測ることで、無駄な取引を減らし、勝率の高いトレードを目指せます。
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RCI
GMMAは、RCIと相性が良いといわれているトレンド系のテクニカル指標です。
RCIは「買われすぎ」や「売られすぎ」を判断できるオシレーター系指標で、両者を組み合わせることで、より精度の高いエントリー判断が可能になります。
たとえば、GMMAでゴールデンクロスが発生しても、それだけでは本当に買いが強いか分かりづらい場面もあります。
そんな時にRCIが上向きであれば、買いの根拠が強まり、より信頼性の高いエントリーが期待できます。
「RCIについてもっと詳しく知りたい」という方は、下記のURLをご参照ください。
ボリンジャーバンド
GMMAは、ボリンジャーバンドとも相性が良いといわれています。
ボリンジャーバンドとは、一定期間の相場の値動き(移動平均線)を使って価格の動きの範囲を予測するインジケーターのことです。
ボリンジャーバンドは、売買をタイミングや今後の価格変化を予想する時に使います。
GMMAとボリンジャーバンドを併用することで、だましにあう可能性が単体よりも低くなるでしょう。
GMMAはボリンジャーバンドと併用することで、売買のタイミングや価格の変化を見極めることが可能です。
以上が、GMMAと相性の良いインジケーターです。
GMMAとほかのインジケーターを併用することで、FXトレードの質を高められるので積極的に使ってみてください。
「ボリンジャーバンドについて詳しく知りたい」という方は、下記のURLからご参照ください。
まとめ
GMMAは、短期線6本と長期線6本の合計12本の線で構成されているテクニカル指標です。
短期EMAと長期EMAを引くことで、トレンド方向性や強弱を把握できます。
基本的には、短期線と長期線が近づいた時にエントリーするよう心掛けていきましょう。
レンジ相場や大きな指標がある場合はだましにあうため、なるべくエントリーを避けてください。
GMMAとほかのインジケーターを併用することで、売買のタイミングや価格の変化を見極められます。
ぜひこの機会に、GMMAを利用してみてはいかがでしょうか。
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2014年駒澤大学経営学部・経営学科卒業。その後、SEOを中心に事業を営む会社でコンテンツマーケティングを経験。コンテンツSEOを中心に各種プロジェクトに参画し、個人ではFXトレードを経験。株式会社セネリアスでは、半年間で表示回数・クリック数を倍にすることに成功。コンテンツSEOの豊富な知識や丁寧な対応、自身で経験したFXの経験をもとにユーザーファーストを心がけたライティングが強み。
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