【FX】ボリンジャーバンドを使ったわかりやすい手法!スクイーズ ・エクスパンション・バンドウォークとは?

ボリンジャーバンド-手法

FXの手法を探すと、たびたび登場する大人気のボリンジャーバンド。

多くのFXトレーダーの方に愛用されており、異国の戦士のインジケーターでもたびたび登場する使えるインジケーターです!

ボリンジャーバンドは上限ライン・下限ライン・基準線の3本のラインを表示させるだけで使い勝手が良く、実際に使えるインジケーターですが、非常に奥が深いインジケーターでもあります。

この記事ではボリンジャーバンドで見られる現象のスクイーズ・エクスパンション・バンドウォークについての解説をすると共に、ボリンジャーバンドを使った手法を解説いたします。

初心者の方から上級者の方、スキャルピングの行う人からスイングトレードをする方まで幅広いFXトレーダーの方まで重宝する知識ですので、是非マスターしてください。

[memo title=”ボリンジャーバンドのパラメーターについて”]今回の解説で使用しているすべてのボリンジャーバンドの設定は「期間20」の「偏差2.0」を使用しております。[/memo]

買われ過ぎ・売られ過ぎについて

ボリンジャーバンドの基本的な手法で有名なのが、ボリンジャーバンドの+2σや-2σを価格が超えると、

買われ過ぎ、売られ過ぎとして判断し

  • 「買われ過ぎた時には売りのエントリー」
  • 「売られ過ぎた時には買いのエントリー」

という考えが多く見られますが、実は半分正しくて、半分間違えでもあります。

「買われ過ぎ」、「売られ過ぎ」は言葉の通りに解釈すると、「買われ過ぎだから売り」、「売られ過ぎだから買い」というセオリーは理にかなっているように思いますが、

相場の状況によっては

  • 「買われ過ぎているのであれば、買いの勢いが強いということだから買いのエントリー」
  • 「売られ過ぎているのであれが、売りの勢力が強いということだから売りエントリー」

と判断することもあるのです。

この判断方法については、ボリンジャーバンドに現れる現象の

  • スクイーズ
  • エクスパンション
  • バンドウォーク

についてを理解することにより判断が出来るようになります。

また、この記事では分かりやすくするために、

  • 買われ過ぎたら売り・売られ過ぎたら買い → ボリンジャーバンドの逆張り
  • 買われ過ぎたら買い・売られ過ぎたら売り → ボリンジャーバンドの順張り

と名付けて進めていきます。

それでは、ボリンジャーバンドの逆張り、ボリンジャーバンドの順張りの判断をする時にどのようなことを判断基準にすればいいのでしょうか?

それは、ボリンジャーバンドの「スクイーズ」、「エクスパンション」、「バンドウォーク」にそのヒントが有ります。

スクイーズ

ボリンジャーバンド-スクイーズ

上記の赤枠をご覧ください。チャート右側のボリンジャーバンドの束の幅と比べて狭くなているのがわかると思います。

この状態をボリンジャーバンドのスクイーズと言います。英語でスクイーズは果物を「しぼる」という時に使う動詞ですが、ボリンジャーバンドの幅がしぼられていく様な形をしているので、スクイーズと呼ばれております。

スクイーズは値幅が少なくレンジ相場の時に起きることが多いです。

この場合には、値幅がボリンジャーバンドの上限ラインや下限ラインを行ったり来たりすることがあるので、

ボリンジャーバンドの逆張りが有効ですがあまりに値幅が狭いときにはトレードを見送ることも検討します!

レンジ相場の中では

  • 買われ過ぎると、売り注文が殺到し価格が戻される
  • 売られ過ぎると、買い注文が殺到し価格が戻される

この状態が起きているので、買われ過ぎや売られ過ぎの判断をボリンジャーバンドの上限・下限ラインですると有効です。

スクイーズの状態では通常、相場は方向感が少なくだらだらと価格が行ったり来たりを繰り返していますが、この状態の中では次に大きなトレンドを作るエネルギーを溜めている状態です。

レンジ相場は売り勢力と買い勢力が互角の状態で決着がつくまでスクイーズの状態が続きますが、決着がつくと一気に相場は動きます。

この時の手法としては、ボリンジャーバンドの上限ラインや下限ラインでエントリーや決済を行います。

スクイーズの状態のボリンジャーバンドの逆張り手法では、比較的スキャルピングのように売買を繰り返していく手法で、以下の画像の赤丸で囲ったボリンジャーバンドの上限ライン、下限ラインのブレイクした箇所で買いや売りを繰り返していきます。

ボリンジャーバンド手法

注意点として、スクイーズが起きている時は比較的値幅が狭い場所なので、1分足などで売買をするとスプレッドが広いと、なかなか利益を上げることが出来なくなってしまうので、最低でも5分足以上を使うのがオススメです。

また、この後に解説いたしますが、エクスパンション(レンジ相場からトレンドが形成され価格が上昇または下落の方向へ向かっていく)がいつ起こるかわからないので、しっかりとした損切りルールを決めることが大切です。

エクスパンション

エクスパンション-ボリンジャーバンド

エクスパンションとはスクイーズが起きた後に起こる現象で、英語では「拡張」という意味です。

その言葉の通り、ボリンジャーバンドの幅が拡張していく現象です。

上記の画像の様に、ボリンジャーバンドの値幅が大きく拡張しています。

チャートの左側をみるとわかる通り、ボリンジャーバンドの幅が狭くスクイーズの状態が続いていました。

エクスパンション前にスクイーズの状態が長く、エネルギーを溜めていましたがついにスクイーズの状態から、売りと買いの決着が着き、エクスパンションが起きています。

エクスパンションが起きている状態では、ボリンジャーバンドの順張りが有効です。

エクスパンション発生後は、ボリンジャーバンドの上限や下限ラインをブレイクした後にそのままブレイクした方法へ大きく相場が動くことが多いので、エクスパンション発生時にはボリンジャーバンドの順張りをするという手法が有効です。

ただしエクスパンションの定義として注意しなくてはならないのが

ボリンジャーバンドの上限ラインと下限ラインが外側へ同時に広がっている時のみです。

以下の画像では、ボリンジャーバンドの上限ライン、下限ラインと共に外側に広がっていく「エクスパンション」が起きている時のエントリー箇所を赤丸で囲ってみました。

エクスパンション-ボリンジャーバンド-手法

また、エクスパンション時のボリンジャーバンドの順張り手法は価格が一気に動くことが多いので

エントリータイミングが遅れてしまうと、うまく利益を上げることが出来ないので注意が必要です。

バンドウォーク

バンドウォークは、バンドの上限ライン(買われ過ぎ)や下限ライン(売られ過ぎ)にタッチしても、反発せずにそのままバンドのラインを歩くように価格が移動していくので、バンドウォークと呼ばれています。

バンドウォーク時に有効な手法はボリンジャーバンドの順張りです。

ちなみにバンドウォークが発生しやすい場面というのが存在しておりまして、まずはじめにバンドウォークが発生しやすい2つの場面を紹介致します。

  • エクスパンションが発生している時パターン1のバンドウォークと名付けます
  • ボリンジャーバンドの上限ラインと下限ライン向きが一致し角度がある時…パターン2のバンドウォークと名付けます

 

エクスパンションが発生している時…パターン1のバンドウォーク

エクスパンション-ボリンジャーバンド

上記のチャート画像は典型的なエクスパンション発生時のチャートですが、バンドの上限ラインや下限ラインが外側に広がりエクスパンションが起きていると共に、価格がバンドの上限ラインに吸い付くように歩いています。

エクスパンションのバンドウォークは、最初に価格が一気に動き、それをきっかけに始まる場合も結構あるので、エントリータイミングも非常に大事です!

以下のチャートはスクイーズから価格が一気に動きエクスパンションが発生した時の場面です。

バンドウォーク-ボリンジャーバンド-fx

タイミングを逃してしまうと、利益があまり乗らないトレードとなってしまいますので注意が必要です。

ボリンジャーバンドの上限ラインと下限ライン向きが一致し角度がある時…パターン2のバンドウォーク

「バンドの上限ラインと下限ラインの向きが一致している」+「上限ラインと下限ラインの向きの角度がある」という場合にもバンドウォークが起きることが多いです。

実はこのパターン2はバンドウォークは

パターン1のバンドウォークが起きた後に発生することが多く、バンドウォークの継続を意味していることが多いです。

チャートで見ると分かりやすいのでご覧ください。

fx-バンドウォーク-異国の戦士

黄色の矢印の箇所パターン1のバンドウォークで矢印の向きが示している通り、上限ラインや下限ラインが共に外側に広がっており、エクスパンションが起きていますね。

その後、赤い矢印の箇所は上限ラインと下限ラインが共に下降しており角度もついています。

ご覧いただいてわかる通り、パターン1のバンドウォークが発生した後にパターン2のバンドウォークが発生し、バンドウォークを継続させています!

バンドウォーク-fxボリンジャーバンド

パターン2のバンドウォークはバンドウォークの延長を示唆していることが多いです。

オシレーターにボリンジャーバンド?

ボリンジャーバンドはオシレーター系のインジケーターのラインに適用することが出来ます!

異国の戦士の開発したインジケーターには、RSIやCCIなどのオシレーターにボリンジャーバンドを組み込み

今まで紹介したスクイーズやエクスパンション、バンドウォークの考えを価格ではなくインジケーターでも適用できるようになっています。

実ば、インジケーターにボリンジャーバンドを適用するという使い方は、

ボリンジャーバンドの開発者である「ジョン・ボリンジャー」さんがお勧めしているやり方でもあるのです。

以下のオシレーターは私の開発した「異国のCCI」ですが、CCIにボリンジャーバンドを組み込んでいます!

異国のcci

インジケーターのボリンジャーバンドの使い方も、今まで解説致しました手法・使い方を適用することが出来ます!!

多くの「異国シリーズ」インジケーターにボリンジャーバンドを組み込んでいるので是非チェックしてみてください!

異国シリーズ一覧はこちら

 

 

 

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