AIの株の自動売買は勝てない?4つの理由とやってみた事例3選!

AI 株 自動売買 勝てない

近年、AIの著しい発達により、株式のトレードにもAIが浸透しつつあります。
質の高いAIの株の自動売買であれば、株に関する知識・経験が浅い方が取引するよりも、パフォーマンスに期待できる可能性があるかもしれません。
しかし、ネットでは「AIの株の自動売買は勝てない」という情報も出回っています。
本記事では、株式の現物取引におけるAI自動売買が儲からないと言われている理由や、やってみた事例などについて解説します。
また、株式トレードの際に参考になるAIインジケーターなどもご紹介しますので、是非、参考にしてください。

AIの株の自動売買は勝てないと言われている理由

AIを活用した株の自動売買が勝てないと言われている理由は、相場環境の変化に柔軟に対応しきれない場合があるためです。
単にアルゴリズムの弱さだけでなく、金融市場の本質的な難しさや運用環境の制約に起因しています。

具体的な理由やAIの課題は複数挙げられますが、大きく以下の4つが考えられます。

  1. 市場の予測困難性
  2. 学習データの限界
  3. AIへの過剰な期待
  4. そもそも株の自動売買化が難しい

それぞれ詳しく解説していきます。

市場の予測困難性

株式市場は経済指標、政治、地政学リスク、投資家心理など、無数の変数によって動いています。多様な要因が絡み合っており、単純なパターンでは動きません。
一方、AIの自動売買は膨大なデータをもとに、最適なタイミングで取引を行うことを可能とします。
AIが学習するのは「過去のデータ」のため、常に変化し続けいる相場や、未来の変動には対応しきれないことがあります。
そのため、AIが株式市場を完全に予測するのは極めて困難です。

例えば、突発的なニュースや災害、投資家の心理など、数値化しづらい要素などは、予測しづらい傾向があります。
近年ではコロナウィルスによる経済の影響や、ロシアやウクライナの戦争などがあげられます。
これらのような突発的なイベント(=外れ値)にはAIがうまく対処できず、大きな損失を出すことが考えられます。
また、最近では2025年1月にトランプ氏が大統領に就任した際にも、ドル円に変化がありました。

いずれも、過去データにはなかった突発的な出来事において、自動売買では対応できないことが多々あるため勝てないと言われています。

学習データの限界

AIによる株の自動売買は、過去のデータを使って学習するため、その時期の相場環境にだけ通用する“ピンポイントな最適化”がされてしまうことがあります。
これを「オーバーフィッティング」と呼び、過去にはうまくいっていた戦略でも、実際の運用では通用しないケースが多いのです。

さらに、シミュレーション(バックテスト)では理想的な条件で取引されるため、現実では流動性の不足やスリッページ(滑り)、売買手数料といった要因で、期待通りのパフォーマンスが出ないこともしばしばあります。

加えて、有効な戦略は他者に模倣されやすく、相場に織り込まれることで理論上の優位性が短期間で失われるという問題もあります。
これらが学習と実運用のギャップを生み出す、学習データの限界となる大きな要因です。

AIへの過剰な期待

「AIは人間よりも優れた判断をしてくれる」という期待が先行しすぎると、かえって大きな損失を招く可能性があります。
多くの人がAIにすべてを任せれば安心と考えがちですが、実際のAIは万能ではなく、限界があります。

相場の急変や想定外の出来事には柔軟に対応できず、時には誤作動や判断ミスも起こり得ます。
また、AIの学習モデルも常にアップデートが必要で、放置して使い続けると効果が落ちてしまいます。
特に個人投資家の場合、ツールの仕組みやリスクを十分に理解しないまま使用し、「勝てるはず」と思い込んでしまうことで、冷静な判断を失い損失を膨らませることが少なくありません。

過信せず、あくまでAIは補助ツールであるという意識が重要です。

そもそも株の自動売買化が難しい

根本的な話になりますが、そもそも株式の自動売買は、技術的にも制度的にも実現のハードルが高く、FXや仮想通貨と比べて普及が進んでいません。

最大の理由は、証券会社が提供するAPI(自動発注のための接続システム)が限られており、個人が自由に自動売買を構築できる環境が整っていない点にあります。
そのため、現時点では一般の個人投資家が手軽に取り組むのは難しい分野となっています。

これらの「株の自動売買化の難しさ」が「株の自動売買は勝てない」と言われる理由の根源であるとも考えられます。

株のAIの自動売買を実際にやってみた事例3選

株のAIの自動売買を実際にやってみた事例5選

では、実際に株のAIの自動売買をやってみた方の感想はどうなのでしょうか。
今回は、ユーザーにインタビューした際の一例をご紹介します。

  • 25歳・女性・東京都出身・IT企業勤務の事例
  • 40歳・男性・大阪府出身・メーカー勤務の事例
  • 35歳・女性・福岡県出身・フリーランスデザイナーの事例

AIの株の自動売買は人によって、利益が出たりでなかったりするようです。
良い噂・悪い噂を合わせて確認したうえで、AIの自動売買を使うことが大切です。

25歳・女性・東京都出身・IT企業勤務の事例

テクノロジーに敏感でAIやプログラミングに興味を持って、株のAIの自動売買を始めました。
また、投資を始めて2年ほどで、主に投資信託と米国株を保有していましたが、さらなる運用効率を高めたいのも理由です。
スマホアプリからアクセス可能なAI自動売買サービスを見つけ、最初は月1万円ほどの少額でテスト運用開始してみました。
運用開始から3か月間で約5%の利益を獲得し、そこまで大きなドローダウンもなく安定していた。
ただ、ネットでも書いてある通り、急な相場変動に関しては含み損があるイメージです。

40歳・男性・大阪府出身・メーカー勤務の事例

子どもの教育資金を増やしたいという思いから投資に興味を持ち始めました。
ただ、仕事が忙しく、平日日中に相場を確認できないため、AIを活用した株の自動売買を活用しています。
具体的には、クラウド型のAI自動売買プラットフォームに口座開設しました。
その後に、自分のリスクに合うアルゴリズムを複数同時に稼働させ、分散投資の実践などを行っています。
分散投資を行った結果、トータルで年10%ほどの利益は出てきまました。

35歳・女性・福岡県出身・フリーランスデザイナーの事例

フリーランスのため、収入が不安定になる時期があるのが悩みで、他の収入を増やすためにAIの投資を始めました。
SNSで話題になっていた「AI×株自動売買」を提供する海外サービスを試しています。
ただ、運用して半年たちますが、資金がプラスになる感じがしないのでやめちゃいました。
為替リスクのある海外口座だったため、円高局面で評価損が出ることが理由のひとつかなと思っています。
現在は、国内のAIの自動売買を探している最中です。

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AIの株の自動売買に向いている人・向いていない人

AIの株の自動売買を使う前に、あなたが向いているのかどうか確認することをおすすめします。
なぜなら、株のAI自動売の特徴やデメリットをしっかり介しておかないと、せっかくの利益を得るチャンスを逃してしまうだけでなく、大切な資金を失うなど大きな損失を招くリスクがあるためです。
事前に理解を深めて使用することで、より良い結果に繋がる可能性が高まります。

AIの株の自動売買に向いている人

AIの株の自動売買に向いているのは、自分の裁量判断に自信がない人や忙しく時間が割けない人、検証済みのロジックで機械的に運用をしたい人などです。
AIの株の自動売買は、学習コストや運用時間の節約をしたうえで、感情的な判断を排除できるため、忙しい方でも運用できます。

  • 戦略を数値的に評価したい
  • 投資経験の浅いトレーダー
  • 仕事・家事・育児・学業で忙しい主婦や学生
  • ついつい感情的になって負けてしまう

ただし、株の自動売買自体があまり普及しておらず、取り扱いのある証券会社が少ないため、参考になる事例が少ないのも現実です。
「株の自動売買化の難しさ」を踏まえたうえで、本当に自動売買で取引をするメリットがあるか等も検討してもいいでしょう。

AIの株の自動売買に向いていない人

AIを用いた株の自動売買は、特に、独自の相場分析や裁量による判断を重視する方には、不向きな傾向があります。
AIはあらかじめ設定されたルールに従って取引を行うため、自分の直感や経験を活かしてトレードしたい方にとっては制約が多く感じられるでしょう。

以下のようなタイプの方は、AI自動売買を使わない方が良い場合があります。

  • 裁量手法の経験・スキルを活かしたい
  • 独自の戦略や取引ルールを自分で設定したい
  • 短期トレード(デイトレ・スキャル)を中心に行っている
  • 相場を自分で分析して判断するのが好き

自分に向いているトレードスタイルをしっかり検討して運用するようにしましょう。

個別株トレードの参考になる「AIインジケーター」2選

最新のAIシリーズ【異国のAI.天底サインシステム】【異国のAI.無双スーパートレンド】は、FXやCFD、日経平均等の指数の他、株式個別銘柄のトレードでも大活躍するAIインジケーターです。

AIを組み合わせることで、直近の相場のデータをから独自のAIで算出された最適なパラメータを元に、勝率の高い売買サインを表示できるという、長期的に使えるインジケーターの開発に成功しました。

さらには、EA化(自動売買化ツール)の【異国のサインEA】を使用することで、これらのAIインジケーターを自動売買化することも可能なため、FXやCFDなどの取引に興味をお持ちの方にも是非おすすめです。(※MT4/MT5版のみ)

発売から多くの高評価レビューをいただいております。
以下のツールページやショート動画でもご紹介していますので、是非、ご覧ください。

AIの株の自動売買を選ぶ5つのコツ

AIの株の自動売買を選ぶ際のコツは、以下の5点を確認することです。

  • 国内の実績のある会社
  • バックテスト・フォワードテストの確認
  • サポート体制
  • 商品に関する価格
  • カスタマイズの柔軟性

国内の実績のある会社

AIの株の自動売買を導入するなら、まずは国内で長年の実績がある会社を選びましょう。
国内の実績のある会社は、規制面の安心感が海外に比べて非常に高いからです。

日本国内の企業は金融庁などの監督下にあり、海外のサービスと比べると法律や規制面でのトラブルが少ない傾向があります。
万が一トラブルが発生しても、国内の法律に基づいて対応できるというメリットもあります。
しかし、海外の自動売買を販売している会社は、金融庁の登録がほとんどされていません。
安心性に欠けており、いざという時も日本の法律で裁けないため、泣き寝入りしなければいけない可能性があります。

また、国内の会社の場合は、日本語でサポートしてくれるため、サポートがスムーズです。
サポートがスムーズでないと、設定で分からなくてもフォローできないため、正しく設定できないことがあるのでご注意ください。

国内で長年の実績がある会社は、質の高い自動売買の提供に加えて安心感が違うのでおすすめです。

バックテスト・フォワードテストの確認

AI株の自動売買を選ぶ際は、バックテストとフォワードテストの両方を確認することも大切です。
バックテスト・フォワードテストの結果を確認することで、自動売買のパフォーマンスを予測できます。

例えば、バックテストでは勝率90%・プロフィットファクター3.0を誇っていたAIの自動売買があったとします。
株で儲けていると言われている人は全体の3割といわれているため、バックテストの結果だけでいったら優秀な自動売買です。
しかし、フォワードテストを確認してみると、フォワードテストでは勝率50%・プロフィットファクター1.0に落ち込んだとします。
バックテストが良くてもフォワードテストが悪ければ、長期的な運用で安定的なパフォーマンスが発揮できないと判断できるでしょう。
つまり、バックテスト・フォワードテストをした結果、どちらも安定している自動売買を選ぶことが大切です。

サポート体制

AIの株の自動売買を選ぶ際には、サポート体制が整っているかも非常に重要です。
サポート体制がしっかりしていないと、自動売買を正しく運用できない可能性もあります。

AIの自動売買の仕組みや操作方法が難しく感じる人も少なくありません。
そのため、各会社・サイトでは電話やチャットサポートの対応時間などの相談窓口を設けていることが多いです。

一方で、一部の会社・サイト、個人の作成したEAなどではサポートがない場合も多いのが現状です。
相談するところがなければ、自動売買について自己解決するしか方法がありません。
特に、はじめての自動売買を購入した場合は自己解決することが難しく、設定なども曖昧になるでしょう。
AIの自動売買が正しく設定されていないと、思うようなパフォーマンスに結びつきません。
そうならないためにも、サポート体制が充実している会社を選びましょう。

商品に関する価格・手数料

AIの株の自動売買を選ぶ際は、商品の価格や手数料についても把握しましょう。
会社によって、AIの自動売買の価格や手数料が異なります。

自動売買の価格の相場は、数千円から数万円と非常に幅広いです。
高額な初期費用や月額料金を支払うサービスでは、せっかく利益が出てもトータルでマイナスになりかねません。
例えば、10万円以上の自動売買を購入した場合は、10万円の利益が出るまでマイナスとなります。

また、手数料がかかる会社は手数料がかからない会社に比べて、手数料の分がマイナスになる傾向があります。
手数料の分がマイナスになると、その分利益もマイナスになる可能性があるため、手数料が低いもしくはかからないところにしましょう。

カスタマイズの柔軟性

同じAIの自動売買を使うのであれば、カスタマイズの柔軟性があるかどうかを必ず確認すべきです。
AIの自動売買は時間とともに、相場に対応できなくなる傾向があります。

  • システムの陳腐化を防止
  • 投資目標に合わせた調整が可能
  • リスク管理を強化できる

カスタマイズの柔軟性をすることで、システムの陳腐化の防止や投資目標に合わせて設定します。
また、現在のシステムでは明らかに今の相場では対応できない場合は、ご自身で設定することでリスク管理を行えます。
たとえば、一部自動売買+裁量トレードという取引方法にし、急な相場の変動でも対応することが可能です。

ただし、AIの自動売買はデフォルトで設定されているもので取引するのが基本です。
設定を細かくする設定する場合は、株に関する知識・スキルがある方のみが良いでしょう。

今後、ひとつのAIの自動売買を長く使うなら、カスタマイズの柔軟性など確認してください。

まとめ

株の自動売買は、AIを活用することで効率的な取引が期待される一方、そもそも制度や技術面でのハードルが高く、誰でも簡単に始められるものではありません。

株の自動売買を検討している方は、しっかりサービスの内容やメリット・デメリットを踏まえたうえで、運用するようにしましょう。

また、時間がなく「自動売買による運用がしたい」という方には、環境が整っているFXやCFD等がおすすめです。

異国の戦士ではメジャーな通貨ペアを始め様々通貨ペアでのEA(自動売買プログラム)を発売しています。
また、いきなり自動売買は不安な方は、まずはインジケーターを使った裁量トレードから始めることもおすすめです。
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