FXの通貨強弱とは?インジケーターを使ったおすすめの見方、確認できる通貨ペア8選!
FXの「通貨強弱」とは、各国の通貨が他の通貨と比べて、相対的にどれだけ強いか・弱いかを示す考え方です。
通貨強弱のインジケーターを使うことで通貨の強弱を可視化でき、トレンドの方向性なども確認できます。
しかし、具体的に通貨強弱をどうやって活かしていけば良いのか分からない方も多いと思います。
本記事ではFXの通貨強弱の概要から、設定方法、見方、おすすめのアプリなどを詳しく解説します。
目次
FXの通貨強弱とは?
FXにおける通貨強弱とは、「ある通貨が他の通貨と比べてどれだけ買われているか/売られているか」を示す考え方です。買われている通貨は「強い」、売られている通貨は「弱い」と判断されます。
たとえば「USD/JPY(ドル円)」であれば、米ドルが強く円が弱ければ、ドル円は上昇しやすくなります。逆にドルが弱く円が強ければ、ドル円は下落します。
この強弱は、以下のような要因から判断されます。
- 各国の経済指標(例:雇用統計、GDPなど)
- 中央銀行の政策金利
- 要人の発言や地政学リスク
通貨強弱を可視化するには、「通貨強弱インジケーター」や「ヒートマップチャート」などのツールを使うのが一般的です。
トレンド判断や有利な通貨ペア選定に役立つため、通貨強弱の理解はFXトレードにおいて非常に重要な基礎スキルと言えるでしょう。
2025年トランプ氏の発言で相場が大きく動いた際にも通貨強弱は役に立ちましたよね。
FXの通貨強弱が確認できる通貨ペア
通貨強弱はすべての通貨ペアに対応しているわけではなく、主要なメジャー通貨に限られています。
特に以下の8通貨が中心です。
- 米ドル(USD)
- ユーロ(EUR)
- 日本円(JPY)
- 英ポンド(GBP)
- 豪ドル(AUD)
- NZドル(NZD)
- カナダドル(CAD)
- スイスフラン(CHF)
これらは取引量が多く、経済指標や相場の影響を受けやすいため、通貨強弱インジケーターでも対応しています。
一方で、
- トルコリラ(TRY)
- 南アフリカランド(ZAR)
- メキシコペソ(MXN)
などの新興国通貨は非対応であるケースが多く、通貨強弱をベースにした分析には不向きです。
通貨強弱を活用する場合は、まずは上記の主要通貨ペアから分析を始めるのがおすすめです。
特に、ドル円やユーロドル、ユーロ円など人気通貨ペアの際におすすめです。
通貨強弱のおすすめインジケーター
通貨強弱をチャート表示するインジケーターはいくつか開発・販売されています。しかし、デフォルトでは設定されていないことが多く、ダウンロードする必要があります。
その中でも今回は、異国の戦士が開発した最強インジケーター【異国の通貨強弱システム】をご紹介します。
このインジケーターは、通貨強弱リスト画面でトレードに適した通貨ペアを自動で洗い出し、一覧で表示してくれます。
また、通貨の強弱チャート表示のみではなく、通貨強弱を元にした根拠のあるシグナルを使用し、売買サインが表示されるインジケーターです。
情報雑誌マガジン「FX攻略.com」等のメディアでも紹介され、発売から多くの高評価をいただいております。
対応している通貨ペアは全28通貨に加え、ゴールド(XAU)も追加されており、すべての時間足で使用できます。
エントリー前に、取引のしやすい通貨ペアを選定しトレードができるため、よりトレードの精度を上げることが可能となります。
通貨強弱のインジケーター【異国の通貨強弱システム】の詳細は以下の商品ページで詳しく解説していますので、是非ご覧ください。
通貨強弱インジケーターの設定方法
MT4・MT5の設定方法
MT4・MT5の設定の手順 |
---|
1.サイトから通貨強弱を探してダウンロード 2.MT4・MT5のフォルダーを開く 3.MQL4・MQL5をクリック 4.indicatorsにコピーしたファイルを張りつける 5.貼りつけた通貨強弱のファイルを設定する |
MT4・MT5には、デフォルトで強弱が設定されていません。
信頼できるサイトから通貨強弱のインジケーターをダウンロードしてください。
MT4・MT5の場合はフォルダーを開いた後に、「MQL4・MQL5」を選択しましょう。
フォルダー内の「indicators」をクリックして、ダウンロードした通貨強弱を貼り付けて設定すれば完了です。
さらに、左にあるナビゲーターでも確認できます。
フォルダー内に通貨強弱のファイルがあるかどうか選択し、ファイルを押してください。
ファイルを開いた後に、下の「okボタン」を押せば設定できます。
Trading Viewの設定方法
1.インジケーターを開く 2.検索で「Currency Strength Chart」と打つ 3.「Currency Strength Chart」を押す |
まずは、「インジケーター」を選択します。
検索で、「Currency Strength Chart」を選択し、押すと表示されます。
通貨強弱ヒートマップ 通貨インデックス |
さらに、トレーディングビューでは「通貨強弱ヒートマップ」や「通貨インデックス」でも選択可能です。
トレーディングビューの通貨強弱の設定方法は、シンプルで分かりやすいです。
以上が、通貨強弱の設定方法です。
MT4.MT5は他のサイトからダウンロードする必要がありますが、トレーディングビューはそのまま表示できます。
通貨強弱のおすすめのアプリケーション3選
通貨強弱は、インジケーターだけでなく、スマホアプリを使って簡単に確認することも可能です。
特に、以下の3つのアプリは使いやすさや機能性に優れており、多くのトレーダーに支持されています。
- FXlabo
シンプルなデザインで直感的に操作でき、初心者にも扱いやすいのが特徴です。 - FX指標・通貨強弱チャート
経済指標と通貨強弱を同時に確認できるため、総合的な相場判断に便利です。 - Currency Heatwave FX
知名度はやや低めですが、グラフが見やすく、視覚的に通貨強弱を把握しやすいアプリです。
通貨強弱を確認する手段として、こうしたアプリを活用することで、いつでもどこでも市場の動向をチェックできるようになります。
通貨強弱の見方
通貨強弱の見方は主に2つです。
- トレンドの方向性を把握できる
- 利益の大きい通貨ペアを選択できる
上記2つの見方を意識することで、通貨強弱を正しく使えます。
トレンドの方向性を把握できる
通貨強弱インジケーターにより、通貨ごとの強さを数値やチャートで可視化することで、相場のトレンド方向を把握するのに役立ちます。
たとえば、ある通貨の数値が大きく上昇している場合は、その通貨が他の通貨よりも強く買われており、そのタイミングで新たな上昇トレンド(買いトレンド)が発生している可能性があります。
逆に、数値が大きく下落していれば、下降トレンド(売りトレンド)の兆候と捉えられます。
このように、通貨強弱を使えば、トレンドの発生初期にエントリーしやすくなり、利幅の大きなトレードにつなげることが可能です。
特に、レンジ相場(横ばいの動き)から抜け出すタイミングなど、トレンド転換の初動を狙いたい方にとって、通貨強弱の分析は非常に有効です。
利益の大きい通貨ペアを選択できる
通貨強弱を活用することで、相場で「強い通貨」と「弱い通貨」の組み合わせ=優位性の高い通貨ペアを効率的に見つけることができます。
たとえば、通貨強弱のインジケーターなどにより、複数の通貨ペアを同時に表示できるため、ドル円・ポンドドル・ポンド円といった主要ペアの通貨強弱を比較して、より利益につながりやすい通貨ペアを選べます。
さらに、通貨の強弱には各国の金利差も影響します。
一般的に、金利の高い通貨は買われやすく、金利の低い通貨は売られやすい傾向があります。
このような金利差を利用した取引は「金利差トレード(キャリートレード)」と呼ばれ、特に中長期のポジションでは重要な要素になります。
通貨強弱インジケーターとあわせて金利や経済指標の情報もチェックすることで、トレードの精度をさらに高めることができます。
なお、当サイト「異国の戦士」では、通貨強弱を活用した具体的な分析方法や通貨ペアの選び方も紹介しています。
実践的な使い方を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
通貨強弱を元に歴史的大相場を分析!ドル円/ポンド円/強弱リストからトレードペアを選定
通貨強弱を使った手法
通貨強弱を使った手法は主に3つです。
- トレンド相場
- スキャルピングトレード
- スイングトレード
通貨強弱を使う際には、どういった手法で取引できるか知っておくことも大切です。
それでは、手法ごとに詳しく見ていきましょう。
トレンド相場
通貨強弱はトレンド相場の時に有効といわれています。
ボラティリティの幅によって、トレンドが発生しているか見極められるからです。
例えば、通貨強弱を確認した時に、ドル円のボラティリティが大きかったとします。
ボラティリティが大きければ、トレンドが発生していると判断できます。
一方で、ポンド円で見て見ると、ボラティリティの幅が小さかったとします。
ボラティリティの幅が小さければ、レンジ相場の可能性があるので様子を見ることが可能です。
通貨強弱はボラティリティの大きさで、トレンドを確認できます。
スキャルピングトレード
通貨強弱はスキャルピングトレードでも活用できます。
スキャルピングトレードとは、数秒から数分という短い期間で取引を行うことです。
取引回数を増やすことによって、コツコツと利益を上げるトレードスタイルになります。
具体的なエントリーポイントは、通貨ペアが売買の強さを同じような強さだった時です。
通貨ペア間のラインが狭くなった時にエントリーし、広がった時に決済を行います。
通貨強弱は売買の強さを見ることで、スキャルピングトレードを行えます。
ただし、スキャルピングは高いトレードスキルが必要で、必要な知識を持っていなければいけません。
「スキャルピングトレードについて詳しく知りたい」という方は、下記のURLからご参照ください
FXのスキャルピング手法とは?メリット・デメリットや利益を出すコツ、注意点を解説!
スイングトレード
通貨強弱はスキャルピングトレードのように短期間のトレードだけではなく、スイングトレードなどもできます。
スイングトレードとは、数日から数週間という長い期間で取引を行うことです。
スキャルピングトレードのように取引回数が多くないため、リアルタイムでずっと画面に張りつく必要はありません。
忙しいサラリーマンや主婦でも、スイングトレードは可能です。
スイミングトレードは、強弱が反転するタイミングでエントリーすると良いです。
通貨ペアの同じ強さになったら、決済を行ってください。
通貨強弱は、スイミングトレードで強弱の反転を使ったエントリーが可能です。
以上が、通貨強弱を使った手法です。
通貨強弱は、スキャルピングやスイングトレードなど幅広い期間で取引を行えます。
ただし、リスク管理を徹底するために、あらかじめ利確・損切の設定をしましょう。
利確・損切の設定を事前にしておくことで、設定しない時よりも安定したトレードが可能です。
さらに、ほかのインジケーターと組み合わせることで、質の高いFXトレードを行えます。
筆者は、「移動平均線」や「RSI」、「ボリンジャーバンド」、「MACD」などのインジケーターをおすすめします。
どのトレードスタイルでも、ほかのインジケーターと組み合わせることをおすすめします。
通貨強弱を使う際の注意点
通貨強弱を使う際の注意点は2つです。
- 通貨強弱に頼ったエントリーをしない
- 経済指標の情報を見落とさない
それぞれの注意点を理解することで、リスク管理の向上につながります。
通貨強弱だけに頼ったエントリーをしない
通貨強弱に頼りすぎた取引は行わないでください。
相場は、さまざまな要素で変動するからです。
通貨強弱は、通貨ペアの経済指標や各国の政策金利などの変化によって動いています。
経済的な影響で、しばらくは上昇トレンド・下降トレンドが続くかもしれません。
しかし、トレンドというものは一定の周期で入れ替わります。
つまり、現在の通貨が強くても、今後の相場ではどうなるのか分からないのです。
通貨強弱に頼りすぎると今後の相場に対応できないため、損をする可能性があります。
経済指標の情報を見落とさない
経済指標の情報を見落とさないようにすることも大切です。
経済指標によって、相場が大きく変動するからです。
例えば、アメリカやユーロ、日本の代表的な経済指標は必ずチェックしましょう。
経済指標をチェックすることで、不規則な相場で取引をしなくなります。
不規則な相場で取引しなければ、予測できない損失を生む確率は下がるでしょう。
経済指標をチェックしないと、決済のタイミングを見失い、損をする可能性があります。
通貨強弱を使う時は、経済指標のチェックを必ず行ってください。
以上が、通貨強弱を使う際の注意点です。
通貨強弱に頼り切ったFXトレードは、今後の相場の視野を狭くする可能性があります。
経済指標を考慮したうえで、さまざまな観点から相場を見ていきましょう。
各市場の開始時間なども把握するとさらに良いです。
経済指標やテクニカルの部分を気にしながら、短期線・長期線どちらの目線でも見ると良いでしょう。
まとめ
通貨強弱は、通貨の強さや弱さを表しています。
通貨の強さが強ければ買われていることを指し、弱い場合は売られていると判断可能です。
つまり、通強強弱によってトレンドの強さが分かるのです。
ただし、通貨強弱はすべての通貨ペアで確認できるわけではないので、ご注意ください。
通貨強弱の設定方法は、シンプルです。
トレーディングはそのまま入れますが、MT4やMT5の場合であればほかのサイトからダウンロードが必要です。
インジケーターとして入れなくても、アプリケーションで確認できます。
通貨強弱は、トレンド相場やスキャルピングトレード、スイングトレードで活用できます。
トレンドの方向性を見ながら、金利の大きい通貨ペアを選択することで、さらなる利益につながります。
ただし、通貨強弱は基本的にテクニカル分析を行うものではありません。
テクニカル分析も一緒に行いたい場合は、他のインジケーターを組み合わせましょう。
通貨強弱は通貨ペアの通貨の強さや弱さを把握するのに便利なので、この機会にぜひ使ってみてください。
また、Youtubeの動画でも通貨強弱の具体的な見方や手法について解説しています。是非、ご覧ください。
\何個でも無料でダウンロードが可能です/
2014年駒澤大学経営学部・経営学科卒業。その後、SEOを中心に事業を営む会社でコンテンツマーケティングを経験。コンテンツSEOを中心に各種プロジェクトに参画し、個人ではFXトレードを経験。株式会社セネリアスでは、半年間で表示回数・クリック数を倍にすることに成功。コンテンツSEOの豊富な知識や丁寧な対応、自身で経験したFXの経験をもとにユーザーファーストを心がけたライティングが強み。
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