FXトレーダーを10年以上経験して得た6つの教訓!長期で負けないための対策とは!
90%以上のFXトレーダーは負けている
さらに80%以上のトレーダーは2年以内にFXを辞める
こういった事実を知っていますか?
残念ながらFXトレードは思っているほど簡単ではありません。
今回はそんな厳しいFXの世界で長期的にトレーダーとして生き残るために、私【異国の戦士】が「10年以上のFXトレード経験で得た6つの教訓」を共有していきます。
⑥つの教訓から長期的に勝ち続けるFXトレーダーになるヒントを得ていただければと思います。
特にFXをこれから始めたいという方や始めたての初心者の方には非常に役に立つ教訓だと思っておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
教訓その① 「買われすぎ・売られすぎ」は信用しない!
RSIやストキャスティクスなど0~100の間を行ったり来たりするインジケーターの使い方を調べてみると
- 30以下になったら売られすぎ=買いのサイン!
- 70以上になったら買われすぎ=売りのサイン!
といった「買われすぎ」「売られすぎ」を使った手法が多く紹介されているとおもいますが経験上この手法は信用できません!
例えば以下の相場を見てください。RSIをチャートに入れて買われすぎと言われている70以上のエリアの部分がどうなっているのか検証しています。
本来であれば買われすぎといわれている数値の70以上になれば売りをしかけるのがセオリーですが、画像の赤枠のところを見てみると価格はさらに上昇を続けています。買われすぎのエリアで売りを仕掛けてしまうとことごとく負けてしまうことがお判りだと思います。
また、売られすぎの場合も同じです。
30以下になった時に多少上昇はするものの、下降トレンドは止まらずにどんどんど下落していっています。このように30以下の売られすぎエリアでも、買いのエントリーを仕掛けるのは賢い選択ではないということがお判りいただけるかと思います。
買われすぎ・売られすぎのタイミングの問題
買われすぎエリアである70以上になったら売るというトレードすることを想定した場合に「どのタイミングでエントリーすればよいのか?」という問題があります。
例えばRSIが70以上になった瞬間にエントリーしても、その後RSIが75、85と上がっていくこともしばしばあります。
以下の画像の赤枠部分がRSIが70以上になった瞬間ですが、セオリー通りにこの瞬間売りのエントリーをしてもさらに上昇してしまい損切になってしまうことが多いでしょう。
しかしながら、初心者の頃は私もRSIの買われすぎ・売られすぎのトレードに注目していました。
当時の私は以下のチャートの様にRSIが30以下になったら買い、70以上で売りをすれば勝てると思っていました。
一見するとかなり良い手法の様に見えるのですが「良い手法にみえるだけ」で、実際に検証してみると…
上記の様に天井と底を命中させているのは7回中3回。勝率に換算すると42%程度になり、信用性が低い手法と言えると思います。
逆にトレンドが出ている時は買われすぎで買いのエントリー、売られすぎで売りのエントリーを入れる方が勝率があがりますので、「買われすぎ」「売られすぎ」は信用しないというのが教訓になりました。
教訓その② 移動平均線は迷ったら200EMAを使う!
SMAやEMAといった様々な種類の移動平均線があり、どの期間のどの種類の移動平均線を使ったらよいのか迷うことがあります。
初心者の頃はこの移動平均線一つをとっても様々な情報が溢れており、どの移動平均線を使っていいのかわからずに混乱していた時期がありました。
移動平均線は「21SMA」が良いとか「14SMA」が良いとか様々な情報がWeb上には溢れていますが、私が10年間以上相場を見てきて一番良いと思うの移動平均線は「200EMA」です。
「200EMA」はファンドや銀行など大口と呼ばれている機関が使っている移動平均線で200EMAをチャートに入れると多くの場面で200EMAが意識されることが分かります。
200EMAはトレンドの判断、押し目買いや戻り売りの判断、エントリーポイントの判断など様々な場面で役に立つ移動平均線ですので一度チャートに入れて検証してみてください。
教訓その③ デモトレードはリアルトレードと全く違う!
資金を溶かすのが怖いので最初はFX証券会社のデモ口座を開設してトレードする方が多いと思いますが、デモ口座で行うトレードと実際に自分の資金で行うリアルトレードは全く違います。
もちろんデモトレードで練習することは悪いことではないのですが、ある程度の期間が過ぎたらマイクロ口座で0.01Lotなどの少額でも良いのでリアルトレードをするのをおすすめします。
デモトレードでは自分が働いて稼いだお金ではないので、リアルトレードで味わう「恐怖心」や「焦り」、「プレッシャー」などメンタル面の部分を体験することが出来ません。
実はリアルトレードではこの「メンタルコントロール」が超重要になってきます。私の経験上、大きく負けたトレードの9割以上が「メンタルの乱れ」が原因でした。
リアルトレードではエントリーする前から「誘惑」と闘わなければいけません。
ここでみなさんにもリアルトレードを疑似体験していただきます。
例えばチャートを開いた瞬間、以下の様な強い上昇トレンドが目に入ったとします。
この時はまだ判断力がある状態なのでトレンドラインを引いてみたりサポート&レジスタンスラインを引いたりと冷静な状態を維持できますが、目の前でどんどんと価格が上昇していくと「買いのエントリーチャンスを見逃している」と感じてきます。
更に価格が以下の様にどんどんと上昇していくと「強い焦り」と同時に「買いのポジションを入れておけばよかった」と「後悔」を味わいます。
この様なメンタルの状態になると正常な判断をすることができなくなってきます。この強い「焦り」と「後悔」を感じたまま更に価格が上昇するとついに我慢できずに以下の様な場所で「買のエントリー」をしてしまうのです。
もうこの時点では時間をかけて分析をした「トレンドライン」や「サポート&レジスタンス」等はどうでも良くなっています。
そして、残念ながら買いのエントリー後どんどん価格は下落していきます。目の前で自分の資産が減っていくので今度は「恐怖心」が襲ってくるのですが、同時に「損をしたくない」という感情が芽生えてきます。
この「損をしたくない」という感情が損切を遅らせて「買った時のエントリーポジションに価格が戻るまで待つ」という選択をしてしまいます。
しかし、その後ラッキーなことに価格はエントリーした場所へ向かって勢いをつけて上昇します。
この時は「あともう少しでプラマイゼロだ!」と思っているので、この時点で損切はできません。
その後、残念ながら更に価格は下落し結局ロスカットされます。
もしこの疑似体験を通じて「こんなトレードしないでしょ?」と思った人ほどリアルトレードを経験していない証拠です。
長く相場で戦ってきたトレーダーでもこのように誘惑やプレッシャーに負けてしまうことは常にあります。
だからこそ、少額でも良いのでリアルトレードをして「メンタルコントロールの難しさや重要性」を理解してほしいのです。
一番危険なのはデモトレードで資産を何倍も増やして自信満々になり、リアルトレードで大きく資産を突っ込み溶かしてしまうパターンです。
ですので、デモトレードでうまくトレードができるようになったら、少額でも良いのでなるべく実際の資金でリアルトレードを始めることをおすすめします。
教訓その④ 負けることは良いこと!
トレードで負けることは辛い経験であることは間違えありません。
多くのトレーダーは負けないように様々な方法を駆使して必死になりますが、実は負けることは良いことです!負けトレードから多くのことを学ぶことができます。
トレードは経験から学ぶことで成長します。
負けることと引き換えに経験を得て、二度と同じ過ちを繰り返さないようになるのです。
そもそも常に勝ち続けるトレーダーはこの世の中に存在しません。
大きな負けトレードを経験した後は、自分の失敗パターンに気づきメンタルコントロールを学ぶ機会になります。
例えば
- 冷静をキープする大切さ
- 絶好のチャンスが来るまで待つ辛抱強さ
- 間違えを認めて改善していくという姿勢
などトレードに必要なマインドセットを文章ではなく経験を通して得ることが出来るので、成長につながります。
本やブログを読んで得る知識と経験を通して学ぶことは雲泥の差です。
私の経験上「トレードする前にどのようなマインドセットを持てばいいのか」そして「損失を出した後はどの様に対処したらよいのか」を頭では理解しているのですが、結局「負けトレード」を経験するまでは身に付きませんでした。
もし負けトレードを経験した時でも「負けることは良い経験なんだ!」と心の準備をしておけば、負けた後も気分に惑わされることはなく多くのことを学ぶきっかけになるでしょう!
しかし「負けトレード」を経験した後に立ち直れず落ち込んでばかりで、「なぜ負けトレードになったのか」ということを分析せず現実逃避をしたままでは成長することができないので、また同じ経験を繰り返す可能性が高いです。
繰り返しになりますが…
負けることは良いことです!このマインドセットを持っていれば負けた時でも気持ちの切り替えが早くなります。
そしてこのマインドセットを持っていれば「負けトレード→悪いこと→落ち込む→やる気を失う→やけくそトレード→資産をなくす」という最悪のシナリオを回避することができ
「負けトレード→良いこと→原因の分析→精神的な成長→トレードの勝率があがる→資産が増える」というサイクルを生み出すことができます。
教訓その⑤ 資産を増やすことより資産を守ることに集中する!
資産を増やすことから守ることへシフトした時にトレードの質が上がります。
「守ることに集中する」と聞くと保守的な印象を受けやすいですが全くの誤解です。
保守的になることが目的ではなく「資産を守ること」に集中することで「リスクを意識して考えるようになる」のが狙いです。
成功しているトレーダーはトレードする前にまず最初にどれくらい損失を許容できるのか考えた後、そのリスクに対してどれくらいの利益を見込めるのかを考えていきますが経験上、資産を増すことを意識しながらトレードをすると「リスク」に対しての意識が薄れてギャンブルトレードを招きます。
なぜなら資産を増やすことに意識を向けると「一回のトレードでどれくらい利益を得ることができるのか」ということに集中するようになり「どれくらいの損失を許容できるのか」ということを考えなくなってしまいます。
まず最初の段階では「どうやってFXで利益を得ることができるのか」ということではなく「どうやって損失を最小限に抑えることができるのか、どうやって1年後、10年後もトレーダーとして生き残ることができるのか」ということを考えながらトレードをするのが良いと思います。
資産を守り損失を最小限に抑えることができれば長い期間トレードができるので、経験から多くのことを学び大きく成長していくことができます。
「資産を増やすこと」に意識するのは「守ること」ができるようになってからです!
焦らず確実に成長していくことが一番の近道です!
教訓その⑥ 信用できる手法&インジケーターは早めに見つける!
「信用できる手法やインジケーターを早めに見つける」これが初心者の方にとって一番重要なことです。
多くのトレードしながら経験して成長するためにお金と時間と労力を使うべきなのに、根拠もない販売目的だけの手法やインジケーターにはまってしまいトレードをする前にお金と時間と労力を消費してしまうのは本末転倒です。
私のお客さんから「色々なFX商材を購入してしまい投資資金が残っていない」という悩みをよく聞きます。
残念なことですがこういった方が非常に多いので注意が必要です。
また、インジケーターや手法を探しているうちに集めることが趣味になってしまう人も多くいます。
なので「信用できる手法やインジケーターを早めに見つける」という意識を持って「トレードすることが一番大事」だということを絶対に忘れないようにしてください。
また、手法やインジケーターなどのFX商材を買う時は必ず開発者のバックグラウンドや商品自体の評判をチェックしてください。
ここで宣伝すると胡散臭い感じに聞こえてしまうのですが
「どの商材を買ってよいのかわからない」
「すでに多くの使えないFX商材を買ってしまった」
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長年の経験から「通貨強弱」という通貨同士の強弱関係を使ってトレードすると飛躍的に勝率を上げられることを学びましたので「異国の通貨強弱システム」ではこの「通過強弱」を使用しています。
「異国の通貨強弱システム」にはこれまでの私の経験が詰まっているインジケーターなので、ぜひ多くの方に使ってほしいと思います。
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