一目均衡表とは?雲を使ったシンプル順張り手法を大公開!

一目均衡表

FXトレーダーのみなさんお世話になっております。

異国の戦士相場分析チームのひらっちです!

今回は、一目均衡表の雲を使ったシンプル手法をご紹介しながら、

本日11/7(火)と明日以降のシナリオ構築、テクニカル分析を行っていきます!

ぜひトレードの参考にしていただければと思います。

動画で見たい方は↓

 

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1.一目均衡表とは?

一目均衡表とは日本発祥のテクニカル指標で、1936年に細田吾一氏(ペンネーム一目仙人)により考案されました。

『相場は買いと売りのバランスが崩れた時に大きく動く』という考えのもとに作られた指標で

日本ではもちろん海外投資家にも支持されており、非常に人気のテクニカル指標のひとつです。


一目均衡表は5本の線で構成されています。

・転換線
過去9本のローソクの最高値と最安値の平均線。転換線が上向きであれば買いが強い。短基線のイメージ。

・基準線
過去26本のローソクの最高値と最安値の平均線。基準線が上向きであれば買いが強い。中期線のイメージ。

・遅行線
直近のローソクの終値を26本前に遅れて表示させた線。遅行線がローソク足よりも上に表示されていれば買いが強い。

・先行スパン(2本)
先行スパン1は転換線と基準線の平均値をローソク足26本先にずらして表示させた線。先行スパン2は過去52本のローソクの最高値と最安値の平均値を26本先にずらして表示させた線。未来の動きを予想するのに役立つ。

そして2本の先行スパンで囲まれたゾーンとことを『雲』と呼びます。

この雲は抵抗帯として機能し、

価格が雲の上にいれば買いが強い相場
価格が雲の下にいれば売りが強い相場

このように、相場の状況をで一目で判断できます。


基本的な見方としましては、

『買いのサイン』
①転換線が基準線を下から上にクロスした時
②遅行線が価格を下から上にクロスした時
③価格が雲を下から上にクロスし

主に3種類の買いサインがあり、3種類すべてを満たした場合には三役好転という非常に強い買いシグナルとなります。

『売りのサイン』
①転換線が基準線を上から下にクロスした時
②遅行線が価格を上から下にクロスした時
③価格が雲を上から下にクロスした時

売りも主に3種類のサインがあり、こちらが全て揃った時は三役逆転と呼ばれ、こちらも非常に強い売りシグナルとなります。

一目均衡表は他のテクニカル指標に比べて線の種類、数が多く、苦手意識を持っている方も多いかもしれません。

ですので今回は、一目均衡表の雲のみを使用した超シンプル手法をご紹介します。

2.雲を使ったシンプル順張り手法!

今回の手法では雲以外の線は使用しないので、雲のみを表示させます。

雲には分厚い雲と薄い雲が存在し、分厚ければ強い抵抗帯薄ければ弱い抵抗帯と判断できます。

また、雲がねじれて陰陽が逆転しそうなタイミングは、それまでのトレンドが弱まり、相場の転換の目安とされています。

今回ご紹介する手法は、その雲の特性を生かした押し目買いor戻り売り手法です。

・上昇トレンド中に雲まで落ちてきたら買いエントリー
・下降トレンド中に雲まで上がってきたら売りエントリー

パット見て相場の状況を判断でき、雲自体がレジサポゾーンとして機能するので、FX初心者の方にも非常におすすめです。

さらに、テクニカル分析の基本であるトレンドライン、レジサポゾーン、チャートパターンの概念を組み合わせて、エントリーの根拠を増やしていくとGoodです。

レジサポゾーンとは馴染みのない方もいるかもしれませんが、一般的には価格が反発しそうなところに水平線を引き、レジサポラインとして使用しますが、実際にトレードで使おうとすると、中々引いたラインまで価格が来なくてエントリーできなかったり、買いエントリーしたもののラインを下抜けてしまい損切りしたら、その後すぐに上がってきたりなど、こういう経験がある方も多いのではないでしょうか?

これは、チャートというものは、世界中の投資家たちが各々水平線を引いて分析しているので、一人の個人トレーダーが引いたラインでぴったり反転するなどということは現実的ではなく、ブレがあって当然なので、起こる現象なのです。

ですので、異国の戦士の相場分析ではサポート&レジスタンスをラインではなく、ゾーンとしてとらえることで、エントリーや決済をしやすくしています。ぜひラインからゾーンとしての認識に変えてみると、トレードがしやすくなると思います。

ではこの手法を軸に、ドル円、ポンド円、ユーロ米ドルの3通貨ペアの、本日と明日以降のエントリーポイントを探っていきたいと思います。

3.ドル円のエントリーポイント

日足と1時間足で分析していきます。

『日足』
大きな上昇トレンド①を継続中、またその中でも一回り小さな上昇トレンド②のラインも引くことができます。

『1時間足』
直近では日足上昇トレンドライン②でサポートされ、1時間足下降トレンドラインと陰の雲を上抜いてきた状況。

ドル円は現時点で今すぐエントリーは難しい状況ですが、日足で上昇トレンド中、1時間足でも下降トレンドラインと陰の雲を突き破って上昇してきたと考えると、ドル円は上目線で押し目買いを狙っていきたいところです。

現在150.500付近のレジスタンスゾーン①で止められているので、このゾーンを上抜けてからサポレジ転換してロールリバーサル、そしてその時には一目均衡表の陽の雲が下に広がっていて同じく良いサポートゾーンになると考えられますので、このポイントは良いロングのエントリーポイントであると考えます。

しかし、レジスタンスゾーン①を上抜けずに再度下がってきた場合は、雲も陰と陽が混ざり合い、一旦もみ合いに入る可能性があります。

いずれにしてもドル円は今は様子見、レジスタンスゾーン①を上抜けてきてからの押し目買いを狙っていきましょう。

【今後の値動きシナリオ】
①レジスタンスゾーンを上抜いてからローリバ&雲で反発押し目買い!
②薄い雲を下抜けでレンジ相場入り

4.ポンド円のエントリーポイント

日足と1時間足で分析していきます。

『日足』
大きなヘッド&ショルダーを形成中でしたが、左肩部分のレジスタンスゾーンを上抜けて上昇中。

『1時間足』
直近ではレジスタンスゾーンであった184.000付近を上抜いて勢い良く上昇後、186.000付近に到達。一旦調整の動き中。

ポンド円は日足で強いレジスタンスゾーンを上抜いた、1時間足でも上昇トレンドラインが引け、一目均衡表の分厚い雲の上に位置していると考えると、ポンド円は上目線で押し目買いを狙っていきたいところです。

1時間足の上昇トレンドライン下限と雲の重なるポイントが、複数根拠のある良いロングのエントリーポイントです。

エントリーした場合の決済ポイントですが、利確は直近高値である186.000付近のゾーン。1時間足上昇トレンドライン下限と雲を共に下抜けてしまった場合には売りが強まる可能性がありますので損切りが無難です。

【今後の値動きシナリオ】
①雲と1時間足上昇トレンド下限の根拠の重なるポイントで押し目買い!
②雲と1時間足上昇トレンドラインを共に下抜け

5.ユーロ米ドルのエントリーポイント

日足と1時間足で分析していきます。

『日足』
長い下降トレンドを終え上昇トレンド中。

『1時間足』
直近ではレジスタンスであった1.07000付近を勢いよく上抜けて上昇後、再び1.07000付近まで押してきた状況。

ユーロ米ドルは日足では上昇トレンド中、1時間足でももみ合いを抜けて大きく上昇した、そして一目均衡表の分厚い雲の上に位置していると考えると、ユーロ米ドルは上目線で押し目買いを狙っていきたいところです。

現在がちょうどサポートゾーン①のロールリバーサルポイントと陽の雲が重なる良いロングのエントリーポイントです。利確目標は直近の高値である1.07500付近。二つの根拠を共に下抜いてしまった場合には損切りと考えます。

【今後の値動きシナリオ】
①雲とサポートゾーンでのローリバで押し目買い!
②雲とサポートゾーンを下抜け

6.まとめ

以上で一目均衡表の雲を使ったシンプル手法の解説と、本日と明日以降のシナリオ構築となります。一目均衡表の線の中でも雲はシンプルで初心者の方にもも見易く、損切りポイントも分かりやすいので、しっかりと根拠のあるトレードができると思います。特にサポレジゾーンの考え方との組み合わせは強力ですので、ぜひ普段のトレードの参考にしていただければと思います。

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