FXのダイバージェンスとは?見つけ方や手法をFX初心者にも分かりやすく解説!
本記事では、ダイバージェンスの概要から見つけ方、手法などFX初心者にも分かりやすく解説します。
以前、2つの種類のダイバージェンスについて解説をした記事を投稿いたしました。
レギュラーダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンスについてです。
この2つのダイバージェンスは非常によく使われている手法で、RSIなどのオシレーター系のインジケーターと組み合わせて使うことが出来るので、非常におすすめな手法です。
※まだお読みになっていない方は以下の記事をお読みください!
動画でも解説しております。
ダイバージェンスとは
正式名所は「Exaggerated Divergence」といい日本語の発音だとエグザチュレイティドダイバージェンスという呼び方になると思います。
日本語だと非常に呼びにくい為に、ここではエグザダイバージェンスと呼ぶことに致します。
エグザダイバージェンスは価格がダブルトップやダブルボトムを形成した時にも、オシレーター系のインジケーターを使ってダイバージェンスが確認できるので、ダブルトップやダブルボトムの根拠を高めることにも使えます!
ダブルトップ・ダブルボトムについてまだ分からない方は、以下の記事で解説しているのでチェックしてください!
以下の表を御覧ください。表ではRSIをダイバージェンスの判断として使用しております。
売りの場合はチャートが一度高値をつけてからもう一度、その高値をブレイクしようと試しますが、結局高値を更新すうことが出来なく、ダブルトップを形成。
ダブルトップを形成する際の2つの高値のRSIの箇所に注目してみると、2つめの山を形成した時に、RSIは1つ目の山を形成した時に比べると右肩下がりになっているのがわかるかと思います。
買いの場合はこの逆なので割愛いたしますが、このような状態になっている時がエグザダイバージェンスと呼ばれる現象です。
実際にエグザダイバージェンスが発生しているチャート画像を見てみましょう。
売りのエグザダイバージェンス発生チャート
買いのエグザダイバージェンス発生チャート
なかなか綺麗に形成されているダブルトップやダブルボトムは見つけにくいかとは思いますが、エグザダイバージェンスが発生していることがあります。
ちなみに以下のチャートではエグザダイバージェンスは成立していません。
価格は同じ価格帯でダブルトップのようになっていますが、RSIを見てみると右肩上がりになっています。
ダブルトップが発生しているときは、オシレーター系のインジケーターは右肩下がりになっていないとエグザダイバージェンスではありません。
ダブルトップやダブルボトムが綺麗に形成されていない場所でも、どの場面で価格が動くのかエグザダイバージェンスを使って目安にすることも出来ます。
例えば以下のチャートを御覧ください。
エグザダイバージェンスは2つの山の部分を使ってみるダイバージェンスですので、まず上記のチャートの最初の赤丸と2つ目の赤丸の部分でエグザダイバージェンスが発生しているかどうか、見てみてください。
最初と2つ目の赤丸を比較の部分のRSIを見てみると、右肩上がりになっているので、エグザダイバージェンスが成立していません。
次に2つ目と3つ目の赤丸を比較してみましょう。
そうすると、RSIは右肩下がりになっており、エグザダイバージェンスの表で見ると、売りのエグザダイバージェンスが発生していることが分かります。その後価格は下落しています。
エグザダイバージェンスを使った手法
エグザダイバージェンスを使って、どの様にエントリーすればいいのか、そしてどのあたりで損切りをしたらいいのかおすすめの手法を紹介していきます。
以下のチャートでは、買いのエグザダイバージェンスが発生しています。
ダブルボトムやダブルトップのエントリーポイントと同じく、山が形成されているネックラインにラインを引きます。
その後、エントリーのポイントは2箇所存在します。どちらのエントリーポイントを選ぶかは、リスクのとり方によって変わってきますが、まずチャートの①の部分は、エグザダイバージェンスが発生した後にネックラインをブレイクした時にエントリーする方法です。
一番早いエントリーポイントになりますが、その後価格が伸びにくく戻ってしまうと場合があるリスクもあります。ブレイクした瞬間にエントリーするとそれが騙しになってしまうパターンです。以下のチャートがその例です。
②の場所はネックラインを一度ブレイクした後に、もう一度ネックラインに価格が戻ったところです。
これは、ダブルボトム・ダブルトップが形成された後ネックラインがレジスタンスラインとなり、一度レジスタンスラインをブレイクした後、ネックラインがサポートラインに変わったところです。
※レジスタンスラインやサポートラインがまだ曖昧な方は以下の記事で解説をしております!
この②の部分では一度ネックラインをブレイクしたことを確認した後にエントリーが出来るので、有利かと思われますが、ブレイクした後に勢いが強くネックラインまで戻らない時があります。その場合には無理をせずに、見逃したほうが無難です。
損切りのポイント
損切りのポイントは、ダブルトップ・ダブルボトムの解説にあるように、ダブルトップ・ダブルボトムを形成した時の高値や安値の部分から少し余裕をもたせたところに、損切りのポイントを設定するのがおすすめです。
ダブルトップ形成時の損切りポイント
ダブルボトム形成時の損切りポイント
今回のエグザダイバージェンスの解説は以上になります。
過去チャートで、しっかりと検証してエグザダイバージェンスをマスターしてみてください!
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